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債券担当者による 債券のいろは

第8回 債券の格付け

今回のトピックは「債券の格付け」です。信用力の格付けの基本を紹介いたします。

格付け順位と定義

「格付け」とは、債券を発行する企業や国(債務者)の利金や償還金の支払い能力(信用力)をランク分けしたものです。
「格付け」は、債務者の事業環境や財務状況などを格付け業者が分析して公表する、今後の債務支払いの確実性に関しての総合的な意見です。その結果として「格付け」が付与されますが、その段階分けや定義は概ね以下の通り統一されています。

格付け符号 副符号 定義
投資適格 Aaa 設定無し 信用力が最も高いと判断され、信用リスクが最低水準にある債務に対する格付。
Aa 1,2,3 信用力が高いと判断され、信用リスクが極めて低い債務に対する格付。
A 1,2,3 中級の上位と判断され、信用リスクが低い債務に対する格付。
Baa 1,2,3 中級と判断され、信用リスクが中程度であるがゆえ、一定の投機的な要素を含みうる債務に対する格付。
非投資適格(投機的) Ba 1,2,3 投機的と判断され、相当の信用リスクがある債務に対する格付。
B 1,2,3 投機的とみなされ、信用リスクが高いと判断される債務に対する格付。
Caa 1,2,3 投機的で安全性が低いとみなされ、信用リスクが極めて高い債務に対する格付。
Ca 1,2,3 非常に投機的であり、デフォルトに陥っているか、あるいはそれに近い状態にあるが、一定の元利の回収が見込める債務に対する格付。
C 1,2,3 最も格付が低く、通常、デフォルトに陥っており、元利の回収の見込みも極めて薄い債務に対する格付。

ムーディーズ長期発行体格付け (出所:ムーディーズSFジャパン)

下記は、格付け符号の表記が業者により違うことがあるので、その代表例の対照表です。

ムーディーズ スタンダード&プアーズ
Aaa 設定無し AAA 設定無し
Aa 1,2,3 AA +,無し,-
A 1,2,3 A +,無し,-
Baa 1,2,3 BBB +,無し,-
Ba 1,2,3 BB +,無し,-
B 1,2,3 B +,無し,-
Caa 1,2,3 CCC +,無し,-
Ca 1,2,3 CC +,無し,-
C 1,2,3 C +,無し,-

格付け業者

業者名 格付け総数 割合
S&P 1,146,932 49%
ムーディーズ 802,482 34%
日本格付研究所 3,484 0.1%
その他7社 381,702 16%
合計 2,334,600 100%

「米国で認知された統計的格付け機関」の格付け総数 (2015年末時点)

世界中の格付け業務の大半は、ムーディーズとスタンダード&プアーズ(「S&P」)の米国系の大手2社で占められています。債券市場の規模がダントツに大きい米国の当局である米国証券取引委員会が登録を認定している格付け業者10社の格付け総数の公表データ(右記]参照)からも上記2社の存在感が見て取れます。

格付け業務が大手に集中する理由はいくつか考えられますが、利用者の観点からは信用格付け数の多さが挙げられます。一格付け業者の同じ尺度で、多くの債務者の信用力が比較できるので便利なのです。

「無登録格付け」とは

金融庁に登録していない格付け業者の格付けを指し、通常参照される「ムーディーズ」と「S&P」の格付けは、登録していない海外拠点から発信されるので、無登録格付けとなります。一方、国内の2大格付け業者の「格付投資情報センター(“R&I”)」と「日本格付研究所(“JCR”)」は登録されていますが、格付けしている海外の債務者数が少ないため、利用頻度は限定的となっています。

最後に、各社に格付け基準の差があることや、あくまでも「意見」であることから業者により格付けが相違することも散見されます。
また、将来を的確に表すものでもありません。目安として銘柄選びの参考にしてください。

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国内債券のリスクと費用について

国内債券の取引にかかるリスク
債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。
国内債券の取引にかかる費用
国内債券を、楽天証券との相対取引によって購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。

外国債券のリスクと費用について

外国債券の取引にかかるリスク
債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けたりするおそれがあります。
外国債券の取引にかかる費用
外国債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。また、売買における売付け適用為替レートと買付け適用為替レートの差(スプレッド)は債券の起債通貨によって異なります。

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