●経済は右肩上がり

ところで、20年どころじゃない長い世界経済の歩みに想いを馳せてみて思うのは、経済はずっと成長してきたという事実。
投信を使った資産形成って、この経済成長の力を賢く活かす試みだと思うんだけど、その前提として求められるのが「経済は右肩上がりだったし、今後もそうに違いない」という信念だと思う。

一人ひとりの投資がどうなるかは結果論でしかないわけだけど、経済自体は、そしてそれを反映する株式市場自体は、色んな「ショック」を結局は克服して、さらなる成長をしてきたよね。

それはなぜなんだろう。

僕らの欲には際限がないからだと思う。
昨日より貧しくなってもいいんだ、って人ばかりだと経済は成長しないだろうし、世界中が社会主義経済を唱え始めて、個々人がより良い暮らしを自分でつくりたいと努力しなくなったら、世界経済は成長しないと思う。

でも欲深い僕らはもっといいモノやサービスが欲しいし、それをビジネスチャンスととらえて企業は毎年新製品出すし、その背景には日進月歩の技術進化があって、欲しくなるモノはきっとこれからも、どんどん出てくる。

君らの会社の社長さんだって、「今年の我が社の目標は現状維持です。頑張らなくていいです!」なんて言わないよね。
企業は毎年売り上げや利益を増やしていこうとするし、僕らは去年よりも給料が上がって欲しいと頑張る。

こういうことの集まりが経済だから、やっぱり全体としては右肩上がりで、だから株式市場も右肩上がりなんだよね。

日興アセットが10年以上前から使っているグラフがある。これ。

面グラフが世界のGDP、まぁ経済規模の総額で、線が世界株式指数という世界全部の株式市場を指数化したもの。
これを重ねてみたわけ。もう明らかでしょ。
つまり経済規模はずーっと右肩上がりで増えているし、株価はそれとリンクして同じように動いてきた。
これ以上シンプルな関係性はないよね。

もちろん、僕の積立が苦境に陥ったスタート直後の2000年頃やリーマン・ショックの2008年頃は面グラフ自体が落ち込んでいるのがわかる。
そして株価も落ち込んでいるよね。
でも世界経済は苦境を克服して前進し、株価もそれに先行するようにして上昇していった。

この面グラフは今後の経済成長の予想値まで入ってて、今後も経済は右肩上がりだと予想されている。
先進国はもちろん、中国を筆頭とした新興国たちがより成長すると予想されている。
株価の線はもちろん足もとで止まっているけど、経済が成長していくと予想されるなら株価だって一緒に右肩上がりだと予想するのは、そう間違っていないと思う。

短期的には色んなニュースでアップダウンはあっても“ボーっと”放っておけばいいじゃん、って僕が思えてきたのには、こういう理解が腹の中にあったから。そしてもうひとつは、しつこいけど「下がっても嬉しい」という積立の仕組みへの理解。

でも一番大きかったのは、僕が本当に楽観主義者で、細かいようでいて面倒なことは嫌いな大雑把な性格だったからかもしれない。
積立の損益を毎日チェックしたり、下がった時に気に病んで何かアクションしようとしなかったのは、単に僕のズボラな性格のおかげかもしれない。

今さら僕の性格なんか言わなくても、十分わかってるか。じゃ、また次回。

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