現在地
ホーム > 特集 > ザ・バンガード・グループ・インク ジム・ノリス×新井党 対談

ザ・バンガード・グループ・インク ジム・ノリス×新井党 対談

2010年から実施している「楽天証券 海外ETFオブ ザ イヤ―」。2011年の米国ETF預かり資産残高部門は、「バンガード・MSCI・エマージング・マーケットETF(VWO)」が第1位となりました。受賞を記念して、ザ・バンガード・グループ・インク インターナショナル部門マネージング・ディレクターのジム M.ノリス氏と楽天証券の新井党が、「バンガード・MSCI・エマージング・マーケットETF(VWO)」の人気の理由とバンガードのETF戦略について語り合いました。

世界的に注目される新興諸国に分散投資

新井
楽天証券は、2006年にETFの取扱をスタートしました。
当初6銘柄でしたが現在は147銘柄となり、ETF預かり資産残高も順調に増えています。
特にリーマン・ショック以降、預かり資産残高は従来の3倍になりました。この人気を背景に、2010年から『楽天証券 海外ETFオブ ザ イヤー』を選定しています。
米国ETF預かり残高部門では、「バンガード・MSCI・エマージング・マーケットETF(VWO)(以下「VWO」)」が、2010年の第2位から2011年には第1位に躍進しました。まずは、おめでとうございます。
ノリス
ありがとうございます。エマージング諸国への投資は、世界的に伸びています。なかでもバンガードのETFが支持されており、日本でもそうした結果が出たことを誇りに思います。バンガードのETFは米国でも高く評価されていて、「2011年 米国籍ETF純資産流入額(プロバイダー別)(推計、下図参照)」では、他社を抑え第1位となりました。
新井
VWOは、1本で新興国に幅広く分散投資できる商品性が高く評価されています。それにしても、まだまだ日本では米国ほどETFが浸透していないようです。
ノリス
米国のETFのスタートは1993年ですが、多くの個人投資家が投資するようになったのは、ここ2~3年のことです。機関投資家から大口投資家、そして個人投資家へと、長い時間をかけて浸透したわけです。バンガードはETFでは後発で、先行する会社がETFのブランドを確立してくれたことに感謝すべきかもしれません。
  • 2012年2月15日現在

2011年 米国籍ETF純資産流入額(プロバイダー別)

  ETFプロバイダー 2011年純資金流入額
(推計)
1 Vanguard 36,160,358,359
2 iShares 29,515,685,917
3 State Street Global Advisors 16,049,772,910
4 Van Eck 9,375,191,737
5 ProShares 5,911,893,355
6 PowerShares 5,034,808,609
7 WisdomTree 3,944,661,198
8 Direxion Funds 2,751,302,338
9 Schwab Funds 2,604,294,285
10 PIMCO 1,720,086,406

出典:Morningstar

他の追随を許さない低コストが人気のカギ

新井
後発ともいえるバンガードが、多くの投資家の支持を集めているのはなぜですか。
ノリス
2つの理由があります。ひとつは、バンガードが個人投資家にすでに知られていたことです。世界で初めてインデックス・ファンドを個人投資家に提供し、今や世界最大級の投信会社に成長しています。そのバンガードが提供するETFとして、投資家の皆様に信頼されているのです。もうひとつは、圧倒的なコストパフォーマンスでしょう。
新井
確かに低コストの魅力は大きいですね。
ノリス
低コストというより、経費をかけない実費ベースでの運用と申し上げたいですね。バンガードでは、同じアセットに投資するインデックス・ファンドとETFを合同運用しています。このため経費を分散でき、効率的で安定した運用が可能になります。バンガード独自のしくみで、米国でビジネス特許を取得しています。
新井
楽天証券では、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」も人気です。2011年12月にベンチマークが変更されましたね。
ノリス
新たに採用した「FTSE® Global All Cap Index」は、47ヵ国、約7,400銘柄で構成されるベンチマークです。従来のベンチマークの「FTSE®オール・ワールド・インデックス」が約2,900銘柄だったのに比べ、小型株も含めたより広範な分散投資が可能になりました。
新井
投資銘柄が増えた分、コストが大きくなるのではという心配もありますが…。
ノリス
バンガードでは、どのファンドやETFも定期的にポートフォリオを再構築しています。こうした実績から、銘柄を効率的に入れ替えるテクニックに熟練しているのです。今回のベンチマーク変更に伴うポートフォリオの変更も、コストを上げることなくスムーズに行われています。むしろコストが下がるかもしれませんよ。

アジアのハブ市場・香港から新ETFを上場予定

新井
日本の個人投資家は、金などのコモディティや単一国に投資するETFへの関心を高めています。そうしたETFをリリースしませんか。
ノリス
残念ながら、答えはNOです。バンガードは、個人投資家の皆様には長期的な分散投資によって安定した資産運用を行っていただきたいと考えています。インデックス・ファンドの提供はこうした投資哲学に基づくもので、透明性を保ち、経費をできるだけかけずに運用して、その利益を投資家の皆様に還元する商品を開発してきました。ETFでも姿勢を変えることはありません。

新井
今後、新たなETF上場の予定はありますか。
ノリス
じつは香港籍のETFを計画中です。当局の認可を得れば、できるだけ早く上場させるつもりです。成長著しいアジアのハブとして、香港市場は適地だと考えているからです。日本でアクセスできるバンガードのETF9本で全世界をほぼカバーできますが、債券についてはカバーしきれていない部分があります。これを補完するETFを提供したいですね。
新井
今後、ETFへの投資に関して、ウェブサイトでセミナーを開講するなど、投資家が勉強できる機会をもっと増やしたいと考えています。ぜひご協力いただければと思います。本日はありがとうございました。

撮影=澁谷高晴
テキスト構成 米田真理子

  ティッカーコード 名称 ベンチマーク 信託報酬 マーケット
情報
注文 VWO バンガード・MSCI・エマージング・マーケットETF MSCIエマージング・マーケット・インデックス 0.22%
  • 株価
  • 企業情報
  • チャート

プロフィール

ザ・バンガード・グループ・インク インターナショナル部門 マネージング・ディレクター
ジム M. ノリス

1987年にバンガード入社以来、会長のアシスタント職ほか、コーポレート部門及びインスティテューショナル部門などにおいて責任ある役職を歴任。
現在、米国を除く世界80カ国以上の機関投資家および個人投資家の資産運用サービスを統括している。
バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社取締役。
セント・ジョセフ大学卒。ペンシルベニア大学ウォートンスクール MBA 。

楽天証券 外国株式事業部長 新井 党

1991年に大和証券に入社。3年間の支店営業経験後、北京に1年、香港に3年駐在し、大和証券香港では、アジア株式中心に支店リテール、機関投資家向けに販売プロモーションを行う。帰国後、米国株式中心に国内の事業法人、機関投資家向けに販売プロモーションを行うなど外国株式に精通している。2004年楽天証券に転籍後、米国株、ADR、香港株に対する商品企画に従事。2006年に、大手ネット証券で初めて取扱を開始した海外ETFは業界最多の取扱本数を誇っている。また、新たな海外ビジネス開拓に向けて、現地調査等を行う。

バンガードについて

バンガード
© 2011 The Vanguard Group, Inc. All rights reserved.

バンガードは米国ミューチュアルファンド業界においてインデックスファンドシェアNo.1(注1)、約1兆8,600億ドル(注2)を運用する世界最大級の投信会社です。バンガードETFはインデックスファンドをリードするバンガードの専門知識を活かした低コストの上場投資信託です。バンガードETFの平均経費率は、0.17%と業界平均0.53%(注3)と比べ、約3分の1のコストを実現しています。

  • 出所:注1 Strategic Insight 2010年12月末現在、注2 Vanguard 2011年3月末現在、注3 Lipper 2010年12月末現在

楽天IDでかんたん口座開設

口座開設

海外株式・ETFのリスクと費用について

外国株式等の取引にかかるリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は、連動を目指す株価指数等の変動等により損失が生じるおそれがあります。
米国株式等の取引にかかる費用
米国株式等の委託手数料は、25米ドル(税込27米ドル)/1回(1,000株まで)がかかります。1回の取引が1,000株超の場合は1株ごとに2.0米セント(税込2.16米セント)追加されます。売却時は通常の手数料に加え、SEC Fee(米国現地証券取引所手数料)が約定代金1米ドルあたり0.0000218米ドル(米セント未満切り上げ)。
中国株式等の取引にかかる費用
中国株式等の委託手数料は、約定代金の0.5%(税込0.54%)/1回がかかります(ただし、最低手数料500円(税込540円)/1回、手数料上限5,000円(税込5,400円)/1回)。カスタマーサービスセンターのオペレーター取次ぎによる委託手数料は、通常の手数料に2,000円(税込2,160円)追加されます。
アセアン株式等の取引にかかる費用
アセアン株式等の委託手数料は約定代金の1.0%(税込1.08%)/1回がかかります(ただし、最低手数料500円(税込540円)/1回)。カスタマーサービスセンターのオペレーター取次ぎによる委託手数料は、通常の手数料に2,000円(税込2,160円)追加されます。

楽ラップ

口座をお持ちでない方へ

まずは無料で口座開設

口座開設

口座開設中のお客様

クイック口座開設手続き中のお客様

システム関連のお知らせ

よくあるご質問

お問い合わせランキング

Marketspeedダウンロード

Marketspeed for Macダウンロード

MarketspeedFXダウンロード

 お友達紹介プログラム

お客様の声をカタチに

楽天証券へ資料請求して、今すぐご利用いただけます。

楽天証券資料請求はこちら

「ログイン前の登録銘柄と同期する」設定をしていただくことでご利用いただけます。

設定はこちらから

上記より楽天会員にログインしてください。

ポートフォリオ機能とは?

お気に入り登録機能とは?