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2014年8月21日

第248回 「売買技術」の重要性(その2)~下落相場で明らかになる実力の差

下落相場こそ個人投資家の実力の差が如実に表れる

前回のコラムにて、上昇相場では投資家の実力の差が投資成績にそれほど反映されないと申し上げました。では、個人投資家の実力の差が如実に表れるのはどんな時でしょうか。それは「下落相場」のときです。

下落相場では、しばしば理屈では説明できないような理不尽な株価の大きな下落がしばしば起こります。ファンダメンタルでみて明らかに割安であろうとも、PERが1桁台に低下しようとも、好調な業績が続いていようとも、「株」であるならば何でも下がる、という状況が訪れることもあるのです。

このような状況になったとき、まさに「売買技術」がものをいうのです。

もし、売買技術が身についておらず、企業業績などファンダメンタルを過信している個人投資家であれば、例えばファンダメンタル面からみて明らかに割安な銘柄を買ったものの、相場全体の下落に引きずられて株価が下がっても、「割安な状態」から「さらに割安な状態」になるわけですから持ち株を売却しようとは思わず、そのまま持ち続けるでしょう。中には「安く買えるチャンス」とばかりに、買い増しをする人も現れるでしょう。

売買技術があれば下落相場も難なく乗り越えられる

しかし、相場というものはある日突然個人投資家に牙を向けてくるのです。誰がどうみても割安であるはずの銘柄であっても、株価の下落がいつまでも止まらないのです。

こうなると、売買技術の乏しい個人投資家は、あきらめて持ち株を塩漬け状態で放置したり、ナンピン買いを繰り返して含み損が雪だるま式に膨れ上がったり、最悪の場合は株価が下がりきったところで恐怖心から投げ売りをしてしまうことになります。

でも、例えば筆者が実践しているように、例えファンダメンタルからみて割安な銘柄であっても、株価のトレンドが下降トレンドに転じたら一旦売却し、再度上昇トレンドに復帰したら買い直すという売買技術を用いれば、下落相場を難なく乗り切ることができるのです。

売買技術の有無で投資成績にどれだけの差がつくのか?

本格的な下落相場に突入すると、1年~数年の間株価の下落が続きます。この間、保有株をそのまま持ち続けた場合とトレンド転換で一旦売却した場合とでは、投資成績に大きく差が生じるのです。

例えば、P株を1株10,000円で100株買ったEさんとAさんのケースで考えてみましょう。なお、EさんとAさんは、前回(247回)のコラムで登場したのと同じ人です。これを踏まえて以下をお読みください。

EさんとAさんがP株を買った後、全体相場が軟調になるのにしたがってP株の株価も下がりました。上昇トレンドだったP株は株価9,200円で下降トレンドに転換、その後もダラダラと長期間にわたり株価は下げ続け、最終的には株価は2,000円にまで下がってしまいました。そこからは反発に転じ、株価2,800円の時点で上昇トレンドに転換、現在は株価が11,000円にまで上昇しました。

ファンダメンタル重視で売買技術に乏しいEさんは、割安な状態の銘柄を安い株価で売却する理由はファンダメンタルの面からみてないため、そのまま保有を続けていました。

一方、ファンダメンタルを重視するものの株価のトレンドも同様に重視するAさんは、下降トレンド入りして間もなく株価9,000円の時に損切りをしました。そして、再度上昇トレンドに転換した直後の株価3,000円の時に、損切りにより現金化した際の資金を使って300株買い直しました。

上のような経過をたどった場合、EさんとAさんの利益(含み益)はどうなっているでしょうか。

「損切り→買い直し」ができるかどうかでこんなにも投資成績に差が!

どうでしょうか。ファンダメンタルに固執して保有を続けた場合と、ファンダメンタルを重視しつつも株価のトレンドに逆らわずに売買を行った場合とで、これほど大きな差が生じるのです。これは机上の空論ではなく、例えば2011年ごろ新規買い→アベノミクス相場直前まで大きく下がる→アベノミクス相場による株価上昇で2011年ごろの株価を上回る、という最近では非常にありふれたケースを取り上げています。

上のケースは幸いにも最終的に株価が当初の買値を上回りましたから、持ち株の保有を続けても利益を得ることができましたが、いつまでたっても買値を上回らないというケースも頻繁に生じます。そうなれば、売買技術を身につけているAさんのような個人投資家は傷も浅く済みますし、売却・損切りで得た資金を他の有望な銘柄に振り向けることもできますが、売買技術の乏しいEさんのような個人投資家はいつまでも含み損に苦しんでしまいます。

本コラムの連載を読み返していただいたり、拙著をお読みいただければ、筆者なりの売買技術は理解していただけると思います。売買技術は色々ありますので、無理に筆者の方法を実践する必要もありませんが、ファンダメンタルのみ・長期保有のみの株式投資に限界を感じている方は、本格的な株価下落の場面が訪れる前に、できるだけ早く売買技術をマスターされることを強くお勧めいたします。

本資料は情報提供を目的としており、投資等の勧誘目的で作成したものではありません。お客様ご自身で投資の最終決定をおこなってください。本資料の内容は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手・編集したものですが、その情報源の確実性まで保証するものではありません。なお、本資料の内容は、予告なしに変更することがあります。

足立武志

知って納得!株式投資で負けないための実践的基礎知識

株式投資がうまくいかない、という個人投資家の皆様へ。実践をベースにした「すぐに役立つ真の基礎知識」は、お客様の株式投資戦略に新たなヒントを提供。負けない、失敗しないためにはどのように行動すべきか、これから「株式投資」を始めようと考えている方、必見です。

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国内株式のリスクと費用について

■国内株式 国内ETF/ETN 上場新株予約権証券(ライツ)

【株式等のお取引にかかるリスク】

株式等は株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等、上場投資証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等、ライツは転換後の価格や評価額の変動等により、損失が生じるおそれがあります。※ライツは上場および行使期間に定めがあり、当該期間内に行使しない場合には、投資金額を全額失うことがあります。

レバレッジ型、インバース型ETF及びETNのお取引にあたっての留意点

上場有価証券等のうち、レバレッジ型、インバース型のETF及びETN(※)のお取引にあたっては、以下の点にご留意ください。

  • レバレッジ型、インバース型のETF及びETNの価額の上昇率・下落率は、2営業日以上の期間の場合、同期間の原指数の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じたものとは通常一致せず、それが長期にわたり継続することにより、期待した投資成果が得られないおそれがあります。
  • 上記の理由から、レバレッジ型、インバース型のETF及びETNは、中長期間的な投資の目的に適合しない場合があります。
  • レバレッジ型、インバース型のETF及びETNは、投資対象物や投資手法により銘柄固有のリスクが存在する場合があります。詳しくは別途銘柄ごとに作成された資料等でご確認いただく、またはコールセンターにてお尋ねください。

※「上場有価証券等」には、特定の指標(以下、「原指数」といいます。)の日々の上昇率・下落率に連動し1日に一度価額が算出される上場投資信託(以下「ETF」といいます。)及び指数連動証券(以下、「ETN」といいます。)が含まれ、ETF及びETNの中には、原指数の日々の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じて算出された数値を対象指数とするものがあります。このうち、倍率が+(プラス)1を超えるものを「レバレッジ型」といい、-(マイナス)のもの(マイナス1倍以内のものを含みます)を「インバース型」といいます。

【信用取引にかかるリスク】

信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。

【株式等のお取引にかかる費用】

国内株式の委託手数料は「超割コース」「いちにち定額コース」の2コースから選択することができます。
〔超割コース(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
5万円まで 55円(税込)
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 115円(税込)
50万円まで 275円(税込)
100万円まで535円(税込)
150万円まで640円(税込)
3,000万円まで1,013円(税込)
3,000万円超 1,070円(税込)

〔超割コース(信用取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 148円(税込)
50万円まで 198円(税込)
50万円超 385円(税込)

超割コース大口優遇の判定条件を達成すると、以下の優遇手数料が適用されます。大口優遇は一度条件を達成すると、3ヶ月間適用になります。詳しくは当社ウェブページをご参照ください。
〔超割コース 大口優遇(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 0円
20万円まで110円(税込)
50万円まで 261円(税込)
100万円まで 468円(税込)
150万円まで559円(税込)
3,000万円まで 886円(税込)
3,000万円超936円(税込)

〔超割コース 大口優遇(信用取引)〕
約定金額にかかわらず取引手数料は0円です。

〔いちにち定額コース〕
1日の取引金額合計(現物取引と信用取引合計)で手数料が決まります。
1日の取引金額合計 取引手数料
100万円まで0円
200万円まで 2,200円(税込)
300万円まで 3,300円(税込)
以降、100万円増えるごとに1,100円(税込)追加。
※1日の取引金額合計は、前営業日の夜間取引と当日の日中取引を合算して計算いたします。
※一般信用取引における返済期日が当日の「いちにち信用取引」、および当社が別途指定する銘柄の手数料は0円です。これらのお取引は、いちにち定額コースの取引金額合計に含まれません。

  • カスタマーサービスセンターのオペレーターの取次ぎによる電話注文は、上記いずれのコースかに関わらず、1回のお取引ごとにオペレーター取次ぎによる手数料(最大で4,950円(税込))を頂戴いたします。詳しくは取引説明書等をご確認ください。
  • 信用取引には、上記の売買手数料の他にも各種費用がかかります。詳しくは取引説明書等をご確認ください。
  • 信用取引をおこなうには、委託保証金の差し入れが必要です。最低委託保証金は30万円、委託保証金率は30%、委託保証金最低維持率(追証ライン)が20%です。委託保証金の保証金率が20%未満となった場合、不足額を所定の時限までに当社に差し入れていただき、委託保証金へ振替えていただくか、建玉を決済していただく必要があります。
    レバレッジ型ETF等の一部の銘柄の場合や市場区分、市場の状況等により、30%を上回る委託保証金が必要な場合がありますので、ご注意ください。

【貸株サービス・信用貸株にかかるリスクおよび費用】

(貸株サービスのみ)

リスクについて
貸株サービスの利用に当社とお客様が締結する契約は「消費貸借契約」となります。株券等を貸付いただくにあたり、楽天証券よりお客様へ担保の提供はなされません(無担保取引)。
(信用貸株のみ)
株券等の貸出設定について
信用貸株において、お客様が代用有価証券として当社に差入れている株券等(但し、当社が信用貸株の対象としていない銘柄は除く)のうち、一部の銘柄に限定して貸出すことができますが、各銘柄につき一部の数量のみに限定することはできませんので、ご注意ください。

(貸株サービス・信用貸株共通)

当社の信用リスク
当社がお客様に引渡すべき株券等の引渡しが、履行期日又は両者が合意した日に行われない場合があります。この場合、「株券等貸借取引に関する基本契約書」・「信用取引規定兼株券貸借取引取扱規定第2章」に基づき遅延損害金をお客様にお支払いいたしますが、履行期日又は両者が合意した日に返還を受けていた場合に株主として得られる権利(株主優待、議決権等)は、お客様は取得できません。
投資者保護基金の対象とはなりません
貸付いただいた株券等は、証券会社が自社の資産とお客様の資産を区別して管理する分別保管および投資者保護基金による保護の対象とはなりません。
手数料等諸費用について
お客様は、株券等を貸付いただくにあたり、取引手数料等の費用をお支払いいただく必要はありません。
配当金等、株主の権利・義務について
貸借期間中、株券等は楽天証券名義又は第三者名義等になっており、この期間中において、お客様は株主としての権利義務をすべて喪失します。そのため一定期間株式を所有することで得られる株主提案権等について、貸借期間中はその株式を所有していないこととなりますので、ご注意ください。(但し、信用貸株では貸借期間中の全部又は一部においてお客様名義のままの場合もあり、この場合、お客様は株主としての権利義務の一部又は全部が保持されます。)株式分割等コーポレートアクションが発生した場合、自動的にお客様の口座に対象銘柄を返却することで、株主の権利を獲得します。権利獲得後の貸出設定は、お客様のお取引状況によってお手続きが異なりますのでご注意ください。貸借期間中に権利確定日が到来した場合の配当金については、発行会社より配当の支払いがあった後所定の期日に、所得税相当額を差し引いた配当金相当額が楽天証券からお客様へ支払われます。
株主優待、配当金の情報について
株主優待の情報は、東洋経済新報社から提供されるデータを基にしており、原則として毎月1回の更新となります。更新日から次回更新日までの内容変更、売買単位の変更、分割による株数の変動には対応しておりません。また、貸株サービス・信用貸株内における配当金の情報は、TMI(Tokyo Market Information;東京証券取引所)より提供されるデータを基にしており、原則として毎営業日の更新となります。株主優待・配当金は各企業の判断で廃止・変更になる場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。
大量保有報告(短期大量譲渡に伴う変更報告書)の提出について
楽天証券、または楽天証券と共同保有者(金融商品取引法第27条の23第5項)の関係にある楽天証券グループ会社等が、貸株対象銘柄について変更報告書(同法第27条の25第2項)を提出する場合において、当社がお客様からお借りした同銘柄の株券等を同変更報告書提出義務発生日の直近60日間に、お客様に返還させていただいているときは、お客様の氏名、取引株数、契約の種類(株券消費貸借契約である旨)等、同銘柄についての楽天証券の譲渡の相手方、および対価に関する事項を同変更報告書に記載させていただく場合がございますので、予めご了承ください。
税制について
株券貸借取引で支払われる貸借料及び貸借期間中に権利確定日が到来した場合の配当金相当額は、お客様が個人の場合、一般に雑所得又は事業所得として、総合課税の対象となります。なお、配当金相当額は、配当所得そのものではないため、配当控除は受けられません。また、お客様が法人の場合、一般に法人税に係る所得の計算上、益金の額に算入されます。税制は、お客様によりお取り扱いが異なる場合がありますので、詳しくは、税務署又は税理士等の専門家にご確認ください。

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