PTS信用取引開始のご案内(2020年1月20日~)

2019年11月15日

2020年1月20日から、国内株式の信用取引において、私設取引システムの「チャイエックス・ジャパンPTS(以下、Chi-X)」と「SBIジャパンネクストPTS(以下、JNX)」での信用取引を開始いたします。また、これら2つの市場と東京証券取引所(以下、東証)の株価を自動比較し、より有利な価格で発注できる「SOR注文」もご利用いただけます。

楽天証券では、制度信用取引、一般信用取引どちらでも取引できます。今回の対応に伴い、各種書面の閲覧が必要になります。

PTS信用取引に対応している取引チャネルは、ウェブページ、マーケットスピード II 、マーケットスピード for Mac、iSPEEDです。マーケットスピードは対象外となり、これまで通り東証に発注されます。

PTS信用取引の取引時間は、日本証券業協会の規則により9:00~11:30、12:30~15:00と規定されております。そのため、PTS現物取引の取引時間とは異なります。夜間取引(17:00~23:59)等、PTS信用では取引できない時間がございますのでご注意下さい。

要約すると
  • Chi-X、JNXの2つのPTSで信用取引が可能!
  • 97%のお客様にご利用いただいているSOR注文が、信用取引にも対応!
  • 対象銘柄であれば、制度信用取引でも一般信用取引でもご利用可能!
  • 2017年12月25日~2019年10月28日の期間でSOR注文を利用された方の人数割合

Chi-X、JNXの2つのPTSで信用取引が可能

従来までの東証での信用取引に加えて、Chi-X、JNXでも信用取引が可能になります。

楽天証券で取引可能な「PTS」の特徴

呼び値の刻みが細かいので、少しでもお得に取引するチャンスがある

東京証券取引所で1円刻みの銘柄であってもPTSでは0.1円刻みのものが多数あり、取引所の最良気配より有利な価格で取引できるチャンスがあります。

2つのPTSに接続するため、価格改善のチャンスが豊富

楽天証券のPTS信用取引は、「チャイエックス・ジャパンPTS(Chi-X)」と「SBIジャパンネクストPTS(JNX)」に接続します。そのため、1つのPTSしか接続していない証券会社よりも価格改善のチャンスが豊富となります。

取引時間は東証と同じでわかりやすい

PTS信用取引の取引時間は、日本証券業協会の規則により、東証の取引時間と同じく9:00~11:30、12:30~15:00と規定されております。そのため、今まで信用取引をされていたお客様にとってもシンプルでわかりやすくなっています。

  • PTS信用取引は、夜間取引(17:00~23:59)には対応しておりません。
  • PTS(Chi-XもしくはJNX)を指定して、前場(または後場)に発注された未約定の指値注文は、前場終了時(または後場終了時)にPTSにて取り消され失効します。後場(12:30~15:00)にPTSを指定して発注されたい場合は、再発注が必要です。

97%のお客様にご利用いただいているSOR注文が、信用取引にも対応!

2017年12月から取扱い開始しているPTSの現物取引では、より有利な価格で発注できるSOR注文を97.1%※1のお客様がご利用いただき、総額10億円※2の価格改善効果を実現しています。PTS信用取引でも、このSOR注文をご利用いただくことができます。

  • 2017年12月25日~2019年10月28日の期間でSOR注文を利用された方の人数割合
  • 2017年12月25日~2019年10月28日の期間でSOR注文を通してPTSで約定した価格改善効果を集計

SOR注文の特徴

3つの市場から自動で有利な価格で取引が可能!

楽天証券のSOR注文は、東証、PTSの価格を自動で比較し、お客様にとって最も有利な価格で取引ができるよう注文を執行します。

使い方は簡単!

特別な設置は不要、注文画面にある「SOR有効」にチェックを入れるだけ!

追加の手数料はなし!価格改善はすべてお客様に還元!

安く買えた分、高く売れた分の利益はすべてお客様に還元!
手数料は、現在お客様が選択されている国内株式の手数料コースの手数料体系が適用されます。

「いちにち定額コース」の場合、PTS夜間取引の手数料は翌営業日の日中取引と合わせて算出されます。

  • 価格改善効果の確認方法(Webのみ)
    「ログイン」>「口座管理」>「取引履歴(国内株式)」>期間指定後、右下「SOR価格改善」から、ご確認いただけます。SOR注文により東証の最良気配よりも有利な価格での取引がある場合、「SOR価格改善」をクリックすると、その価格改善効果及び内訳が表示されます。(なお有利な価格で取引できなかった場合には何も表示されませんのでご注意下さい。)

対象銘柄であれば、制度信用取引でも一般信用取引でもご利用可能!

楽天証券のPTS信用取引では、制度信用取引はもちろん、期限を気にせず取引できる一般信用取引「無期限」、優待つなぎ売りに活用できる一般信用取引「短期」、デイトレ専用の信用取引である一般信用取引「いちにち信用」などのすべての一般信用取引すべてに対応しております。

取引可能なチャネル

  • ウェブページ
  • マーケットスピード II :2020年1月にバージョンアップ予定
  • マーケットスピード for Mac:2020年1月にバージョンアップ予定
  • iSPEED:2020年1月にバージョンアップ予定
  • iSPEED for iPad:2020年1月にバージョンアップ予定
  • マーケットスピードは対象外です。

PTS信用取引についてよくあるご質問

QPTS信用取引をはじめるのに、必要な手続きを教えてください。
APTS信用取引を始めるには、信用口座の開設が必要です。また、2019年11月15日以前に、信用取引口座を開設されているお客様は、PTS信用取引開始に伴う各種書面等の閲覧、同意が必要です。
QPTS信用取引、SOR注文の手数料はいくらですか?
A現在、お客様が選択されている手数料コースの手数料体系が適用され、追加の手数料はかかりません。
東証での約定と、PTS信用取引で約定が分かれた際は、他の信用取引を利用した売買を含めて合算して計算されます。
なお、金利、貸株料は通常の信用取引と同様です。

例)超割コースにて、PTS信用取引で株価100円、株数9,000株の買い注文が約定し、東証で101円、株数1,000株の買い注文が約定した場合の、約定代金、手数料の計算方法は以下の通り。

  • PTSでの約定代金:100円×9,000株=900,000円・・・・①
  • 東証での約定代金:101円×1,000株=101,000円・・・・②

合計の約定代金:①+②=1,001,000円
手数料:350円+消費税(超割コースの場合)

Qマーケットスピードを利用していますが、PTS信用取引およびSOR注文を利用できますか?
APTS信用取引およびSOR注文はマーケットスピードは対象外です。
マーケットスピード II 、もしくはウェブ、iSPEEDなど対応している取引チャネルでお取引ください。
対応している取引チャネルでPTS信用取引で建てた建玉については、マーケットスピードでは市場が東証として表示されます。
なお、上記建玉について、通常通り東証にて返済いただくことは可能です。
Q前場中に市場をPTS(Chi-XもしくはJNX)に指定して発注しました。11:30に「出来ず」として注文が失効されました、なぜですか?
APTS信用取引にて、PTS(Chi-XもしくはJNX)を指定して、前場(または後場)に発注された未約定の指値注文は、前場終了時(または後場終了時)にPTSによって取り消しされます。そのため、当社では「出来ず」として注文を処理させていただきます。
後場(12:30~15:00)にPTSを指定して指値注文を発注されたい場合は、12:30以降に再発注をお願いします。
QPTS信用取引の取引時間外に、市場をPTS(Chi-XもしくはJNX)にして注文できますか?
APTS信用取引の取引時間外に、市場をPTS(Chi-XもしくはJNX)を指定して注文を受け付けておりません。
QPTS信用取引の取引時間外に、SOR注文を発注したらどうなりますか?
A取引時間外にSOR注文を発注いただいた場合、東証での取引開始時間に通常の注文として発注されます。
現物取引のSOR注文と同様に、SOR注文は対象外となります。なお、ウェブの「注文照会・訂正・取消」→「詳細」画面には「SOR対象外(SORサービス時間外)」と記載されます。