オプション取引、はじめに読むべきキソのキソ

オプション初心者向け戦略

オプション取引について、世の中には山ほど学習コンテンツがあります。
しかし読んでみた方の多くが、わかった気がするものの、取引に進めないのはなぜでしょうか。
それはややこしい言葉ばかりだから。ならば、細かい用語や商品設計はできるだけ後回し!

まずこのページで、オプション取引のイメージをざっくりつかみましょう!
利益へのステップが一度見えれば、自然と興味がわいてくるはずです。

そもそもオプションってなに? ~シンプルに考える~

日経225オプションは日経平均株価(日経225)の将来の価格を予想し、予想通りに動けば利益、反対に行けば損失という商品です(※)。
要は上がるか下がるか、予想するのです。イベントや決算前には多くの人が日経平均がどちらに動くか考えますよね。とすると、現物株や先物取引と根本はそんなに変わらないんです。
ではなぜむずかしくなってしまうのか、それはオプションにたくさんの種類があるからでしょう。
その中からきちんと選べば、【損失限定で利益は無限大!】という魅力的なポートフォリオを組むことができます。
このページではその鍵となる、オプションの選び方まで簡単に解説します。

  • オプションの市場価格は、必ずしも日経平均株価(日経225)に連動するとは限りません。予想通りに動いたとしても、購入価格や様々な要因により利益が得られない場合があります。

なんとなくでいい ~2種類のオプションを覚えよう~

予想はできましたか?まずは上がるか下がるか、それだけで大丈夫です。
オプションには二つの商品「コール」と「プット」があります。

上がると思ったら「コールの買い」、下がると思ったら「プットの買い」、この2つだけとりあえず頭にいれておきましょう。

まずはイメージ ~簡単3ステップ~

買ったら売る、売ったら買う、オプションも株式や先物と同じです。
ここでは、買いから入ることを想定します。
まず下の図で、「予想→購入→売却」の流れをつかみましょう(※)。

予想と真逆に行った場合、値下がりしているので、そこで返済すれば損失となります。
相場が戻る可能性にかけて、返済をせずに、買ったオプションをそのまま持ち続けることもできます。
結局逆に行ったまま戻らなかった場合も、最初の投資元本以上の損失がないのがこの戦略の特徴です。
【損失限定で利益は無限大!】と言われるのはこのことです。

  • 上の図は損益関係をシンプルに示した一例であり、思惑通りに相場が動いたとしても必ず利益になることを保証するものではありません。
  • 通常、オプションのコールもプットも基本的に時間の経過に伴い時間的価値が徐々に減少し、オプション価格は下落していきます。従って、日経平均株価(日経225)が思惑通りに動いたとしても、時間価値の減少による価格の下落幅が大きければ損失となる可能性があります。
  • 日経平均株価(日経225)のボラティリティの大幅な変動等により、全価格帯のコール/プットが急落し、損失が生じる可能性があります。
  • オプション取引には別途手数料がかかります。

利益は?リスクは? ~買いから入る~

先ほど、商品をしっかり選べば損失限定の魅力的なポートフォリオを組めると言いました。
それは、上がると思っても「買い」、下がると思っても「買い」という戦略です。
オプションは先物のその先にある商品、と思われ敬遠されがちですが、「買い」から入れば初期投資分以上失うことはありません。

買うには株でも先物でもまず支払いをしますよね。オプションでも同様です。
購入する際に支払う代金を「プレミアム」と呼び、1単位あたり1円から値段がついています。そしてオプションは1,000単位から取引が可能です。
つまり、実際には最低でも1,000単位購入することとなるので、1円のオプションの場合、支払は1,000円となります。

実際の板で見てみましょう。原資産である日経平均株価(日経225)が23,887円のときの、オプションのプレミアムはいくらでしょうか。
オプション価格は125円刻み、一番近い価格の欄を探します。今回、一番近いのは真ん中の23,875円となります。
行使価格の欄が、いわば予想価格です。上がると思ったらコールの欄、下がると思ったらプットの欄を見ます。
仮に、以下の2パターンで値動きを予想したとしましょう。

  • 2018年9月21日時点の10月限、残存日数20日の板情報

~ご参考~ 上昇相場でプレミアムはどう動いたのか
短期で返済したとしましょう。
3営業日で、日経平均株価(日経225)が24,033円まで値上がりしました。
行使価格の欄で日経平均株価(日経225)の現在値と一番近いのは、中央に囲った24,000円となります。

  • 2018年9月27日時点の10月限、残存日数14日の板情報

(①下落予想の場合)
110円だった23,125円のプットのプレミアムが、56円になっています。
プット買いでは、(56-110)×1,000=▲54,000円の損失となっています。
(②上昇予想の場合)
一方で、24,625円のコールのプレミアムが、57円から70円まで値上がりしています。
コールの買い戦略では、(70-57)×1,000=13,000円の利益が出そうです。
購入したコールオプションの行使価格である24,625円にタッチはしていないものの、この時点で売れれば利益が出るのが、オプション取引のおもしろいところです。
このケースでは、はじめの図の通り“上昇前のコール買い”でシンプルに利益が出ています。

上記プットオプションとコールオプションの実際の値動きと差損益をまとめると、下表の通りです。
細かいですが、手数料も忘れずに考えましょう。

日経平均 ①プット ②コール
21日(金)の価格 23,887 110 57
27日(木)の価格 24,033 56 70
手数料(税抜) - 378 360
差損益 146 -54,378 12,640

この損益をグラフでイメージすると下のようになります。

では何を買ったらいいの? ~予想する、資金を確認する~

予想するにあたり、「何月何日の時点」かも大事な要素です。予想のターゲットですね。
オプションには期限があり、毎月の第2週の金曜日が期限です。その金曜日をSQ(えすきゅー)日と呼びます。(※)

  • SQ日とはいわゆる満期日のことです。取引が可能なのは各SQ日の前営業日まで、という点も忘れずに押さえておきましょう。
  • SQ日までオプションを持っていた場合、その日の日経平均株価(日経225)の始値から特別に算出されたSQ値と呼ばれる値で、自動で清算されます。
  • ちなみに日経225先物ラージのSQは毎3,6,9,12月のみなので、オプションと混同しないようにしましょう

そして、呼び方が独特です。11月の第2金曜日がSQのものを11月限(がつぎり)、12月のものを12月限(がつぎり)といいます。
何月限(がつぎり)を売買するのかは、相場観に合わせて選択します。
期限の8ヶ月前からは全銘柄が取引が可能になります。
直近に期限を迎えるものが頻繁に売買されることが多いですが、SQ日が近づくにつれて次の限月に取引の中心が移っていくのも特徴です。

予想は完了、あともうひとつ大事なことは、あなたの取れるリスク量です。
先ほど言ったように、プレミアムの値幅は広いです。
ためしに1,000円投資してみたいのか(※)、利益が得られる確率の高い数万~数十万円ゾーンを狙うのか。

  • 行使価格が不利な方に大きく離れたオプションは、流動性が低く思ったタイミングで売買(返済含む)できない可能性が高いうえ、プレミアムと日経平均株価(日経225)との連動性も下がるため、利益を取りづらく、損失を被る確率が高い傾向にあります。

オプション取引の鍵となる商品選択もそこまでむずかしくなさそうですね。
シンプルに「あなたの予想に投資をする」、それがオプション取引のはじめの一歩です。

オプションの決済方法は2つあります。
SQ日まで持ち続ければ自動決済されますし、途中で売却し利確/損切することも可能なのは必ず押さえておきましょう。

メリットはあるの? ~株や先物とくらべてみる~

もっと詳しく ~大阪取引所特設ページのご案内~

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先物・オプション取引のリスクと費用について

株価指数先物・株価指数オプション取引にかかるリスク

株価指数先物・オプションの価格は、対象とする株価指数の変動等により上下しますので、これにより損失が生じるおそれがあります。また、株価指数先物取引は、少額の証拠金で当該証拠金の額を上回る額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。株価指数オプション取引はオプションを行使できる期間には制限があります。また、株価指数オプションの市場価格は、現実の株価指数の変動等に連動するとは限りません。
価格の変動率は現実の株価指数の変動率に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失が発生する可能性があります。

株価指数オプション取引における買方特有のリスク

株価指数オプションは期限商品であり、買方が期日までに権利行使または転売をおこなわない場合には権利は消滅し、買方は投資資金の全額を失うことになります。

株価指数オプション取引における売方特有のリスク

売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、売方は、株価指数オプション取引が成立したときは、証拠金を差し入れまたは預託しなければなりません。その後、相場の変動により証拠金の額に不足額が発生した場合には、証拠金の追加差入れまたは追加預託が必要となります。所定の時限までに不足額を差し入れない場合等には、建玉の一部または全部を決済・処分させていただく場合もあります。この場合、その決済で生じた実現損失について責任を負う必要があります。
売方は、権利行使の割当てを受けた際には必ずこれに応じる義務があり、権利行使価格と最終清算指数(SQ値)の差額を支払う必要があります。

株価指数先物取引にかかる費用

株価指数先物取引の委託手数料は、250円(税込:270円)/1枚がかかります。日経225ミニ取引の委託手数料は、35円(税込:37.8円)/1枚がかかります。東証マザーズ指数先物取引の委託手数料は、38円(税込:41.04円)/1枚がかかります。

株価指数オプション取引にかかる費用

株価指数オプション取引の委託手数料は、売買代金の0.18%(税込0.1944%)がかかります。
※ただし、最低手数料180円(税込194.4円)がかかります。

委託証拠金等について

株価指数先物・オプション取引をおこなうには、委託証拠金の差し入れが必要です。必要委託証拠金はSPAN(シカゴマーカンタイル取引所が開発した証拠金計算方法)によって計算され、「(SPAN証拠金額×当社が定める証拠金掛目)-ネット・オプション価値総額+先物両建て証拠金」となります。

※先物両建て証拠金=(建玉枚数-ネットデルタの絶対値)×0.5×株価指数先物取引1枚あたりのSPAN証拠金×当社が定める証拠金掛目
※先物両建て証拠金は、価格の変動に損益が連動しない建玉(両建玉)を保有している場合であっても、上記算出式に基づく証拠金額が必要です。
※日経225ミニ取引は、日経225先物取引の1/10の証拠金でお取引が可能です。