Vol.13 日本株と新興国株の比較

1.日本と新興国の現状

今回は、日本株と新興国株の比較と題して次の一手をご紹介します。
では、足元の市場環境を見てみましょう。

新興国は先進国と比べ高い経済成長が期待されており、IMF(国際通貨基金)の世界経済見通し(World Economic Outlook)(2019年4月版)によると、2019年は先進国の実質GDP成長率が1.8%に対し、新興国は4.4%と2倍以上の経済成長が期待されています。長期的な視点では、株価は経済成長に比例するといわれており、新興国株式に投資を行うのは理にかなった投資行動といえます。

しかし、新興国は社会基盤、政治体制等が先進国と比べ未成熟なことから、外部要因の影響を受けやすい側面もあります。足元の新興国の状況を見ると、先進国経済や中国経済の景気後退が新興国経済へも悪影響を及ぼしています。また、原油価格の上昇によるインフレ懸念や一部新興国における政治・地政学リスクの高まりも新興国経済の懸念材料となります。

よって、新興国株投資は、「長期的な成長の果実を獲得する」という観点で投資を行うことが必要です。
日本はどうかというと、米中貿易戦争や中国経済の減速に対する懸念、消費税増税などリスク要因はありますが、企業業績は比較的堅調に推移していることから、投資妙味は依然あると思われます。

2.日本株と新興国株の状況

次に株価の状況を見てみましょう。
以下のグラフは、2014年3月から2019年3月までの日本株と日本中小型株、新興国株の株価指数の推移(円ベース)です。円ベースでは新興国株に比べ日本株や日本中小型株は良好な状況だったことがお分かりいただけると思います。

  • Bloombergのデータを基に楽天証券作成。2014年3月29日を100として指数化
  • 日本株:TOPIX(東証株価指数)(配当込み)、日本中小型株:JASDAQ指数、新興国株:MSCIエマージング(配当込み、円ベース)
  • 上記は過去の実績を基に作成したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。市場動向等によっては上記のようにならない場合があります。

最後に、実際に投資した場合の投資成果はどうだったのでしょうか?
以下のグラフは、日本株と日本中小型株、新興国株にそれぞれ5年間投資した場合の投資成果(年率)になります。
グラフをご覧いただくとお分かりの通り、5年間保有していると、すべての期間でプラスとなりました。そのため、この観点ではそれぞれの資産への投資魅力はあるといえます。しかし、リターンの幅で見ると日本株、日本中小型株の方が新興国株より年率ベースのリターンが高かったのがお分かりいただけると思います。新興国は前述の通り、経済基盤が未成熟のため、先進国経済の影響をより受けやすく、それは株価だけでなく、為替にも影響を与えたためと考えられます。

【下記グラフの見方】
各資産を5年間保有した場合のリターン(年換算)の推移を表示。例えば、横軸の日付が2019年3月のグラフは、2014年3月末に投資を始めて、5年後の2019年3月に投資を終了した場合のリターンを表示しています。

日本株を5年間保有した場合の投資リターン(2009年3月~2019年3月、年率)

  • Bloombergのデータを基に楽天証券作成。
  • 日本株:TOPIX(東証株価指数)(配当込み)
  • 上記は過去の実績を基に作成したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。市場動向等によっては上記のようにならない場合があります。

日本中小型株を5年間保有した場合の投資リターン(2009年3月~2019年3月、年率)

  • Bloombergのデータを基に楽天証券作成。
  • 日本中小型株:JASDAQ指数
  • 上記は過去の実績を基に作成したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。市場動向等によっては上記のようにならない場合があります。

新興国株を5年間保有した場合の投資リターン(2009年3月~2019年3月、年率)

  • Bloombergのデータを基に楽天証券作成。
  • 欧州株:MSCIエマージング(配当込み、円ベース)
  • 上記は過去の実績を基に作成したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。市場動向等によっては上記のようにならない場合があります。

すでに新興国株ファンドに投資を行っている方は、新興国と同様に高成長が期待され、かつ為替変動リスクのない日本中小型株ファンドを組み合わせた投資を検討いただくのはいかがでしょうか?また、これから新興国株に投資をお考えの方は、日本株や日本中小型株との組み合わせという方法もあります。
いずれにしても、新興国株や日本株、日本中小型株投資は長期投資が重要な観点となります。
ぜひ今後の投資のご参考にしていただければと思います。

  • 上記は投資における考え方の一例をご紹介するものであり、異なる投資手法もあります。また、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。投資に当たってはお客様ご自身でご判断いただきますようお願いします。

楽天証券なら、100円から投資が可能です。(一部ファンドを除く)。
また、楽天スーパーポイントでの投資、積立投資など様々な投資の方法が可能です。

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3.組み合わせファンドの一例

下記は、楽天証券の取扱ファンドのうち、日本中小型株ファンド、新興国株ファンド(インデックス型を除く)の一部を紹介するものであり、ファンドの購入を推奨するものではありません。投資に当たっては、ファンドの中身を十分ご理解のうえ、ご投資いただきますようお願いします。

日興グローイング・ベンチャーファンド
運用会社 日興アセットマネジメント

「グローイング・ベンチャーマザーファンド」への投資を通じて、主として、公開後5年以内の国内の金融商品取引所上場株式の中から、革新的な高成長新興企業(=グローイング・ベンチャー)に分散投資を行ない、中長期的な信託財産の成長を目指す。

注文 積立

SBI小型成長株ファンド ジェイクール
運用会社 SBIアセットマネジメント

主に「小型成長株・マザーファンド」を通じ、原則公開後3年以内の企業に投資。徹底した企業訪問を実施し、新規公開を契機に新たに成長を加速する、企業家精神に溢れた企業を厳選。革新的な高成長企業群の銘柄数を限定(銘柄分散)、一度に組入れずに徐々に投資(時間分散)する。エンジェルジャパン・アセットマネジメントより投資に関する助言を受けて運用する。

注文

企業価値成長小型株ファンド
運用会社 アセットマネジメントOne

主に「企業価値成長小型株マザーファンド」を通じ、国内の小型株(市場第一部または第二部上場の小型株、ジャスダック、東証マザーズなどの新興市場上場株式)に投資。原則、第一部上場の小型株については、取得時においてTOPIX SmallまたはRussell/Nomura Small Cap インデックスに属する銘柄とする。利益成長による将来のROE水準やその改善に着目し銘柄を選定。

注文 積立

シュローダーBRICs株式ファンド
運用会社 シュローダー・インベストメント・マネジメント

主として「シュローダーBRICs株式マザーファンド」を通じて、ブラジル、ロシア、インド及び中国の株式に投資する。実質外貨建資産については、為替ヘッジは行わない。株式等の実質組入比率については、原則としてフルインベストメントで積極的な運用を行う。

注文 積立

HSBC BRICs オープン
運用会社 HSBC投信

主に「HSBC グローバル・インベストメント・ファンド BRIC Equity クラスJ1C」の米ドル建て投資信託証券を通じて、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)の証券取引所上場株式(またはそれに準ずる対象)に投資。BRICs諸国の株式を主要投資対象とするETFにも投資する。外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わない。

注文 積立

楽天証券分類「国内株式(中小型)」、「新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し」のうちファンドスコア3年で「5つ星」のファンドのうち、3年の騰落率上位ファンドから抽出(インデックス型ファンド、DC専用ファンドを除く)

  • 上記は2019年4月18日時点の情報を基に作成しております。

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