現在地
ホーム > マーケット情報 > フィスコ為替ニュース

フィスコ為替ニュース

ドル・円は底堅い展開か、ユーロ安・ドル高の流れでドル買い戻しも/ドル・円週間見通し

2018/01/19

[為替週間見通し]
*14:59JST ドル・円は底堅い展開か、ユーロ安・ドル高の流れでドル買い戻しも

 来週のドル・円は底堅い展開か。ドイツ政局や欧州中銀(ECB)の政策転換への思惑が広
がるなか、ユーロ・ドルの値動きに左右される展開となりそうだ。トランプ政策への期待
でドルが買い戻される可能性もあろう。ドイツのメルケル首相は、自身が所属するキリス
ト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)との大連立による政権の発
足に向け協議を進めている。SPDは21日の党大会で反対派を抑え、連立参加を決定すればユ
ーロ買いが強まる見通し。

 また、ECBが先週11日に公表した昨年12月の理事会議事要旨には、年明け以降に資産買入
れガイダンスの段階的な縮小を検討する可能性があるとの記述が含まれていた。25日開催
の理事会で現行の緩和的な政策を段階的に縮小するとの方針が決定された場合、ユーロ買
いが再び強まる展開もあり得る。しかし、ECB理事会には慎重な意見も根強く、今回はハト
派寄りの政策決定となる可能性がやや高い。その場合はユーロ売りが強まり、相対的にド
ルが買われる展開となりそうだ。

 ドル・円は、日銀の緩和政策縮小の見方が出始めたが、22-23日開催の金融政策決定会合
で「異次元緩和」の方針が堅持された場合、ドル買い・円売りが広がる見通し。また、ト
ランプ米大統領は一般教書演説に向け、大統領選の公約としていた1兆ドル規模のインフラ
整備計画を発表するとみられている。政策期待を手がかりに米国株が堅調に推移し、米長
期金利が上昇した場合、ドルの押し上げ要因となるだろう。

【日本銀行金融政策決定会合/総裁会見】(22-23日開催予定)
 日銀は22-23日に金融政策決定会合を開催し、終了後に黒田東彦総裁が記者会見する。金
融政策は据え置きの公算。近い将来における金融緩和策縮小の思惑が浮上しているが、現
行の金融緩和策を当面維持する方針が示された場合、投機的な円買いは後退する可能性が
高い。

【米・10-12月期国内総生産(GDP)速報値】(26日発表予定)
 26日22時半発表の10-12月期国内総生産(GDP)速報値は、回復基調の持続が期待され
る。7-9月期の確定値は前年比+3.2%と、改定値の+3.3%から下方修正された。米経済の下
振れ懸念が広がればドル売りにつながろう。


・1月22日-26日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 23日(火)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は、金融政策の現状維持
 2%の物価安定の目標に向けたモメンタムは維持されていること、マクロ的な需給ギャッ
プは着実に改善していくとの判断を維持していること、原油価格は1バレル=60ドルを超え
る水準で推移している。これらの要因は当面の物価動向に影響を与える可能性があるが、
日本銀行は現行の金融緩和策の枠組みを維持する見込み。2018年度の成長見通しを引き上
げる可能性はあるが、この変更が金融政策の見直しなどに直結する可能性は低いとみられ
る。

○(欧)1月ユーロ圏マークイット製造業PMI 24日(水)午後6時発表予定
・予想は、60.3
 参考となる12月実績は60.6。2カ月連続で60を上回った。ユーロ圏経済の持続的な成長が
期待されていることから、製造業活動は拡大している。1月については12月実績をやや下回
る見通しだが、3カ月連続で60を上回った場合、金融緩和策の早期縮小への思惑が広がり、
ユーロ買い材料になるとみられる。

○(欧)欧州中央銀行理事会 25日(木)午後9時45分結果発表
・予想は、金融政策の現状維持
 昨年12月開催の欧州中央銀行(ECB)理事会の議事要旨は、「金融政策姿勢や、政策方針
のさまざまな次元に関わる文言について、2018年初めに再検討を加える可能性がある」と
指摘していた。12月以降に発表された経済指標はまずまず良好だが、ユーロ相場の急速な
上昇を考慮して、今回の理事会ではフォワードガイダンスが変更されることはないと予想
される。

○(米)10-12月期国内総生産速報値 26日(金)午後10時30分発表予定
・予想は前期比年率+3.3%
 参考となるアトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」は、前期比年率+3.3%と予
想している。昨年10-12月期は個人消費が順調であること、製造業活動の拡大、堅調な建設
関連投資が経済成長に寄与したとみられる。

○主な経済指標の発表予定は、22日(月):(米)12月シカゴ連銀全米活動指数、24日
(水):(日)12月貿易収支、(欧)ユーロ圏1月マークイット製造業・サービス業・総合
PMI、(米)1月マークイット製造業・サービス業PMI、12月中古住宅販売件数、25日
(木):(米)12月新築住宅販売件数、12月景気先行指数、26日(金):(日)12月全国
消費者物価指数、(米)12月耐久財受注速報値


[予想レンジ]
・109円00銭−113円00銭
《MK》





【株式会社フィスコ】

※上記のニュースは、フィスコ社により提供されております。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではなく、これらの情報によって生じたいかなる損害についても楽天証券およびフィスコ社は一切の責任を負いません。上記のニュースに表示されている事項は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でなさるようお願いいたします。


楽らくサポート

個人確定拠出年金iDeCo

口座をお持ちでない方へ

まずは無料でかんたん

口座開設

口座開設中のお客様

クイック口座開設手続き中のお客様

楽天証券へ資料請求して、今すぐご利用いただけます。

楽天証券資料請求はこちら

今すぐご利用いただけます。

ポートフォリオ一覧を表示

楽天証券にログインしてご利用ください。

楽天証券へログイン

上記より楽天会員にログインしてください。

ポートフォリオ機能とは?

マーケットスピード IIダウンロード

Marketspeedダウンロード

Marketspeed for Macダウンロード

MarketspeedFXダウンロード

投資情報メールサービス「マーケットアロー」

 お友達紹介プログラム

お客様の声をカタチに

[PR]

ご質問は
ありませんか?