[ドル・円東京市場概況]
*12:17JST ドル・円は弱含み、株高を意識した円売りは一巡
8日午前の東京外為市場では、ドル・円はもみあい。朝方発表された日本の7-9月期国
内総生産(GDP)改定値の下方修正が一時材料視された。
7-9月期のGDP改定値は前期比年率+1.3%となり予想の+2.3%、1次速報の+2.2%を下
回った。これを受け日銀の緩和への思惑から円安に振れ、ドルは113円86銭まで上昇
する場面がみられた。
ただ、日経平均株価の伸び悩みでドル買い・円売りがやや弱まったほか、引き続き
114円付近には売り圧力が強く、ドルを押し下げる要因となった。ドルは113円31銭ま
で下落。
一方で、ランチタイムの日経平均先物の堅調地合いが続いており、目先も株高継続を
にらんだ買いが見込まれドルの下値は堅そうだ。このため、ドル・円は目先も方向感
の乏しい展開となりそうだ。
ここまでのドル・円の取引レンジは113円31銭から113円86銭、ユーロ・円は122円12
銭から122円45銭、ユーロ・ドルは1.0749ドルから1.0781ドルで推移した。
【経済指標】
・7-9月期GDP2次速報:前期比年率+1.3%(予想:+2.3%、1次速報:+2.2%)
・10月経常収支:+1兆7199億円(予想:+1兆5450億円、9月:+1兆8210億円)
・豪・10月貿易収支:-14.51億豪ドル(予想:-6.10億豪ドル、9月:-12.27億豪ド
ル)
《MK》
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