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第12章 インドネシア経済

本章のまとめ

  1. インドネシアはアジア通貨危機以降、真剣に体質改善に取り組んだ

  2. インドネシア中銀は物価安定から経済成長へと舵を切っている

  3. インドネシアは内需比率が高く、その分、外国の不況の影響を受けにくい

  4. インドネシア政府の財政政策は健全

  5. 政府負債の圧縮に成功している

ご注意

新興国投資に際しては市場リスク、信用リスク、流動性リスク、為替リスク、政治リスク、情報リスクなど様々なリスクがあります。

1998年のアジア通貨危機以降、最もファンダメンタルズ改善に努めた国

インドネシアはアジア通貨危機以降、最も真剣に経済の体質改善に取り組んだ国のひとつであると言えます。

その結果、今日のインドネシアは手堅い経済運営がなされているだけでなく、ふんだんな成長機会に恵まれています。

  • ヒント

    インドネシアはアジア通貨危機の反省から最も真剣に経済の体質改善に取り組んだ国と言える。

インドネシアは他のアジア諸国同様、去年まではインフレを如何に喰いとめるかという事が中央銀行の心配事でした。

しかし世界経済の鈍化を受けてアジア全域でインフレ懸念は後退しており、インドネシアの11月の消費者物価指数も3カ月連続で下落し、3.79%となっています。

インドネシア中銀は物価の安定から成長支援へと金利政策の舵を切っており、9月以降、合計75ベーシスポイントの利下げを行ないました。現在の政策金利は過去最低の6%となっています。

  • ヒント

    インドネシア中銀は物価の安定から成長支援へと金利政策の舵を切っている。

インドネシア中銀による2012年のGDP成長予想は最近、これまでの6.5%から6.3%へ下方修正されました。

インドネシアのGDP成長率はリーマンショックの後でもマイナス成長になりませんでした。これはアセアン諸国の中でもたいへん珍しい、良いパフォーマンスだったと言えます。

インドネシアのGDP成長率(%、2010年以降は予想、IMF)

また近年は6%程度のGDP成長率が安定的に出ており、ブレが極めて少ないのが特徴です。

この原因はインドネシアのGDPの7割近くが内需から来ており、欧米をはじめとする諸外国の景気変動の影響から比較的隔離されていることに因ります。このことから今回の欧米における景気鈍化の影響も余り受けないと予想されます。

  • ヒント

    インドネシア経済は内需比率が高いため、欧米の経済の鈍化の影響は比較的軽微だと考えられる。

次のグラフはインドネシアの消費者物価指数です。

インドネシアの消費者物価指数(%、2010年以降は予想、IMF)

インドネシアはアセアン諸国の中では物価が比較的高めです。これは成長率が他国よりも高いことも影響していますがそれと同時にBRICs諸国の台頭などで食品やエネルギーの価格に対するプレッシャーがあり、同国はそれらの影響を比較的受け安い体質にあることが関係しています。

下のグラフはインドネシアの輸出の前年比変化率です。

インドネシアの輸出の前年比変化率(%、数量ベース、2010年以降は予想、IMF)

インドネシアは他のアセアン諸国に比べて輸出への依存度が低く、また輸出の増減の振幅も激しくありません。

次はインドネシアの失業率です。

インドネシアの失業率(%、2010年以降は予想、IMF)

インドネシアはアセアン諸国の中では比較的失業率が高いです。ただトレンドとしては改善基調にあります。

  • ヒント

    インドネシアはアセアン諸国の中では比較的失業率が高いことで知られている。

次は政府の収入と支出です。

インドネシア政府の収入と支出(10億ルピア、2010年以降は予想、IMF)

このところの経済の好調を受けて収入も支出も急速に伸びてきたことがわかります。ただ収入と支出のバランスはしっかり堅持されてきました。インドネシアは最近エネルギーに対する補助金を増やしました。補助金体質の悪化は懸念材料のひとつです。

  • ヒント

    インドネシア政府の収入と支出のバランスは良い。

次はインドネシア政府の負債のグラフです。

インドネシアの負債(GDPの%、グロス・ベース、2010年以降は予想、IMF)

インドネシアはアジア通貨危機の苦い経験から政府負債の圧縮に努めてきました。アセアンのどの国よりも負債の圧縮で進捗が著しいです。なお公的部門の負債圧縮に加えて民間部門も大幅な負債圧縮に成功しています。

  • ヒント

    インドネシアはアジア通貨危機以降、ドラマチックに政府部門の負債の圧縮に成功した。

次はインドネシアの経常収支のグラフです。

インドネシアの経常収支(GDPの%、2010年以降は予想、IMF)

他のアセアン諸国に比べると経常黒字幅も小さいし、トレンドも先細りです。これは懸念すべきトレンドであると言えます。

2010年頃から直接投資ならびにポートフォリオ投資の資金がかなり流入しており国際間の急激な資本の移動の影響を受けやすくなっていることに注意を払う必要があります。

  • ヒント

    最近、インドネシアはポートフォリオ投資先として人気が出てきたので逃げ足の速い資金の影響を受け安くなっている。

インドネシアの外貨準備はGDPの15%程度で、これはタイ(53%)やマレーシア(40%)などの近隣諸国に比べると少ないです。ただインドネシアは外需比率が低いのでそれを考慮すればまず問題ない水準だと思います。

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