日経225マイクロ先物 ビギナーズガイド:注文方法

指値注文(さしねちゅうもん)

『指値』注文とは、株式の世界では、スタンダードな注文方法のひとつです。希望価格を指定して注文を出すことをいい、買い注文であれば指値以下、売り注文であれば指値以上での約定となります。いくら以下で買いたい、またはいくら以上で売りたい時に使う注文です。(マーケットの動きで約定しない場合もあります。)

39,230円以下で買いたい場合は、39,230円の指値の買い注文を出します。33,270円の買数量(219枚)に注文を出した枚数が加算されます。この時点ではまだ約定はしていません。
39,270円以上で売りたい場合は、39,270円の指値の売り注文を出します。39,270円の売数量(106枚)に注文を出した枚数が加算されます。この時点ではまだ約定はしていません。

  • 注文板状況は瞬時に変化する場合もありますので、ご注意ください。

成行注文(なりゆきちゅうもん)

『成行』注文も、株式の世界では、『指値』と並んで、スタンダードな注文方法の一つです。希望の価格を指定せずに発注し、市場の成行(なりゆき)任せに約定いたします。
現在の価格帯ですぐに買いたい、または売りたい時に使う注文です。(ストップ高やストップ安等の特別気配時を除き、すぐに注文が成立します。

この板状況で1枚の成行の買い注文を入れた場合、最良の売り注文(33,290円の34枚)と対当するため33,290円で買い注文が成立することになります。
この板状況で1枚の成行の売り注文を入れた場合、最良の買い注文(33,285円の235枚)と対当するため33,285円で売り注文が成立することになります。

  • 注文板状況は瞬時に変化する場合もありますので、ご注意ください。

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

通常の指値注文は、買いの場合「ある価格以下になったら買い」、売りは「ある価格以上になったら売り」という注文ですが、逆指値注文は、文字通りその逆で、買いの場合は「ある価格以上なら買い」、売りの場合は「ある価格以下になったら売り」という注文です。
下値支持線を割り込めば大きく下がりそうな場面や、上値抵抗線を突き抜ければ大きく上昇しそうな場面で使われます。
損失を一定の幅で食い止めるストップロスを目的とした逆指値注文も人気です。

33,250円に大きな買枚数もあり、チャートも33,250円を下値支持線として何度か切り返しているが、このラインを割り込めば大きく下振れしそうな場面で逆指値注文の売り(33,245円)を使います。

逆指値注文を選び、新規注文の場合は売建、決済注文の場合は転売とし、33,245円以下なら成行(指値も可能です)で執行する。市場価格が33,250円を割り込み33,245円がついた時点で成行の売り注文が執行されます。

逆指値付通常注文(ぎゃくさしねつきつうじょうちゅうもん)

『逆指値付通常』注文は、通常の指値注文と、逆指値注文を組み合わせて執行する注文方法です。 指値注文と逆指値注文の2つの指値を指定することで、まず通常の指値注文が市場に発注されますが、指値が成立前に逆指値で指定した条件(逆指値価格)にヒットすると、指値注文は逆指値で指定した価格に訂正される注文機能です。
OCO注文と同じで目標価格での利食いの指値注文と損失を限定させる損切りの逆指値注文を同時に入れることで、市場から離れた時もタイミングを逃すことなく取引することが可能です。
『逆指値付通常』注文は、以下のようなケースで活用することができます。

損失限定条件付き利食い狙い

保有する建玉について、相場が思惑と反対に動いた場合、損失の拡大を防ぐことができます。

転売/買戻の決済画面で逆指値付通常注文を選びます。通常指値は利食い目標価格の33,500円とし、執行条件は決済されるまで有効となるように取引最終日とし、逆指値は損切りラインの33,245円以下になった場合に通常指値注文を33,245円に訂正します。

※逆指値の33,245円がヒットして売り指値が33,245円に変更されたとしても、そのまま大きく下落した場合は33,245円の指値が売れないまま市場に残る場合がありますので、逆指値ヒット時の指値変更は甘めの指値(例えば100円程度下の33,145円)などとする方法をお勧めします。

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先物・オプション取引のリスクと費用について

先物・オプション取引にかかるリスク

先物・オプションの価格は、対象とする株価指数や商品市場の相場の変動等により上下しますので、これにより損失が生じるおそれがあります。また、先物取引は、少額の証拠金で当該証拠金の額を上回る額の取引をおこなうことができ、大きな損失が発生する可能性があります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。大阪取引所において、同一の先物・オプション口座で指数先物取引以外の先物取引又はオプション取引(商品先物取引、オプション取引)を取引する場合、当該先物・オプション取引口座内での取引の証拠金は一体として計算・管理されるため、指数先物取引以外の取引において相場の変動により証拠金が不足し、証拠金の追加差入れ又は追加預託が必要になる場合があります。また、所定の時限までに証拠金を差し入れ又は預託しない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利益の喪失の事由に該当した場合には、それが対象の先物取引に関して発生したものでなくても、その他の先物・オプション取引の建玉が決済される場合もあります。更にこの場合、その決済で生じた損失についても責任を負うことになります。オプション取引はオプションを行使できる期間には制限があります。また、オプションの市場価格は、現実の株価指数の変動等に連動するとは限りません。価格の変動率は現実の株価指数の変動率に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失が発生する可能性があります。

オプション取引における買方特有のリスク

オプションは期限商品であり、買方が期日までに権利行使または転売をおこなわない場合には権利は消滅し、買方は投資資金の全額を失うことになります。

オプション取引における売方特有のリスク

売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、売方は、オプション取引が成立したときは、証拠金を差し入れまたは預託しなければなりません。大阪取引所において、同一の先物・オプション口座でオプション取引以外の先物取引(指数先物取引、商品先物取引)を取引する場合、当該先物・オプション取引口座内での取引の証拠金は一体として計算・管理されるため、オプション取引以外の取引において相場の変動により証拠金が不足し、証拠金の追加差入れ又は追加預託が必要になる場合があります。また、所定の時限までに証拠金を差し入れ又は預託しない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利益の喪失の事由に該当した場合には、それが対象のオプション取引に関して発生したものでなくても、その他の先物・オプション取引の建玉が決済される場合もあります。更にこの場合、その決済で生じた損失についても責任を負うことになります。売方は、権利行使の割当てを受けた際には必ずこれに応じる義務があり、権利行使価格と最終清算指数(SQ値)の差額を支払う必要があります。

先物取引にかかる費用

1枚あたり以下の取引手数料がかかります。
銘柄名 取引手数料
日経225先物取引 275円(税込)/枚
日経225ミニ先物取引 38.5円(税込)/枚(1円未満切捨)
日経225マイクロ先物取引 11円(税込)/枚
東証グロース市場250指数先物取引 41.8円(税込)/枚(1円未満切捨)
金先物・白金先物・銀先物・パラジウム先物・ゴム先物・とうもろこし先物・大豆先物・小豆先物取引 275円(税込)/枚
金ミニ先物・白金ミニ先物・金スポット・白金スポット取引 77円(税込)/枚

オプション取引にかかる費用

日経225オプション取引は1取引あたり、日経225ミニオプションは1枚あたり以下の手数料がかかります。
銘柄名 取引手数料
日経225オプション取引 売買代金の0.198%(税込)最低手数料198円(税込)(1円未満切捨)
日経225ミニオプション取引 19.8円(税込)/枚(1円未満切捨)

委託証拠金等について

先物・オプション取引をおこなうには、委託証拠金の差し入れが必要です。必要委託証拠金はVaR方式(特定のポジションを一定期間保有すると仮定した場合において、将来の価格変動により一定の確率の範囲内で予想される損失をカバーする額を計算する方法)によって計算され、「(取引所証拠金額×当社が定める証拠金掛目)-ネット・オプション価値総額+先物両建て証拠金」となります。

※先物両建て証拠金=銘柄ごとの両建て枚数×両建てにかかる限月の中で最も高い1枚あたりの取引所証拠金額×当社が定める証拠金掛目
※先物両建て証拠金は、価格の変動に損益が連動しない建玉(両建玉)を保有している場合であっても、上記算出式に基づく証拠金額が必要です。
※両建て取引は経済合理性に欠くおそれがあり、費用も二重にかかることをご理解のうえで、お取引ください。

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