銀の特長

銀は、金と同じように宝飾品の材料や通貨の代替手段として古くから利用されてきました。近代以降は、加工のしやすさや熱伝導率の高さなどから工業品としても数多く利用されており、かつては特にフィルムの材料としても知られます。金に比べると取引や保有の規制が緩いことなどから、しばしば投機マネーの買い占めの対象などにもなっており、投資商品としても長年高い人気を持っています。

銀の用途

銀は古代から人々に親しまれてきた金属であり、現在でも宝飾品や食器、通貨などの材料として広く利用されています。熱伝導率が高い、加工がしやすいといった特徴から工業用の需要も高く、現在生産される銀の6割は工業品として使われています。かつては写真フィルムの材料として大きな需要を抱えていましたが、近年この需要は大きく減っており、代わりにプラズマテレビなどのエレクトロニクス産業、太陽光パネルや電池、化学触媒、抗菌性を活用できる医療などの分野で確実に重要を伸ばしています。

銀の取引要綱

取引の種類 現物先物取引
限月 新甫発会日の属する月の翌月から起算した12月以内の各偶数限月
当月限納会日 受渡日から起算して4営業日前に当たる日。
市場取引時間
  • 日中取引:8:45~15:15
  • 夜間取引:16:30~翌6:00
取引単位 10,000g(1枚)
呼値とその値段 1g当たり0.1円刻み
  • 0.1円の値動きで1,000円の差損益になります。

工業品としての銀(シルバー)

一方で、銀は20年以上も産業用としての需要が右肩上がりです。

すべての金属のなかでも最高の電気と熱の伝導性を持ち、いろいろな電気関係製品に使われます。 耐熱性も高く自動車の窓のシールドや、接点の接着剤にも使われています。 このため、景気動向に値動きを左右されやすい銘柄と言えます。

銀と金の関係

銀と金を比較した場合、金の価格に比べて割安だと買われ、割高だと売られる傾向にあります。

非鉄金属相場との関係

銀の採掘の多くが、非鉄金属など(亜鉛やニッケルなど)の採掘とともに付属的に取れるもので、その割合はおよそ6割といわれています。そのため、非鉄金属相場や他の貴金属の影響を受けやすく、たとえば亜鉛やニッケルが多く採掘されれば、それだけ多くの銀も採掘されるため、価格は押し下げられる傾向にあります。

また、CO2排出量取引でも注目されていますが、太陽光電池での利用は爆発的に伸びています。 太陽光から電流を取り出し、それを電線に送る上で銀が広く利用されています。 太陽光電池のようなクリーンエネルギーに対する需要は高まる一方です。 原油価格の高騰もあり、成長が期待されています。

  • ※総合口座をお持ちであることが必要です。

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総合口座をお持ちでない方

先物・オプション取引のリスクと費用について

先物・オプション取引にかかるリスク

先物・オプションの価格は、対象とする株価指数や商品市場の相場の変動等により上下しますので、これにより損失が生じるおそれがあります。また、先物取引は、少額の証拠金で当該証拠金の額を上回る額の取引をおこなうことができ、大きな損失が発生する可能性があります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。大阪取引所において、同一の先物・オプション口座で指数先物取引以外の先物取引又はオプション取引(商品先物取引、オプション取引)を取引する場合、当該先物・オプション取引口座内での取引の証拠金は一体として計算・管理されるため、指数先物取引以外の取引において相場の変動により証拠金が不足し、証拠金の追加差入れ又は追加預託が必要になる場合があります。また、所定の時限までに証拠金を差し入れ又は預託しない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利益の喪失の事由に該当した場合には、それが対象の先物取引に関して発生したものでなくても、その他の先物・オプション取引の建玉が決済される場合もあります。更にこの場合、その決済で生じた損失についても責任を負うことになります。オプション取引はオプションを行使できる期間には制限があります。また、オプションの市場価格は、現実の株価指数の変動等に連動するとは限りません。価格の変動率は現実の株価指数の変動率に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失が発生する可能性があります。

オプション取引における買方特有のリスク

オプションは期限商品であり、買方が期日までに権利行使または転売をおこなわない場合には権利は消滅し、買方は投資資金の全額を失うことになります。

オプション取引における売方特有のリスク

売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、売方は、オプション取引が成立したときは、証拠金を差し入れまたは預託しなければなりません。大阪取引所において、同一の先物・オプション口座でオプション取引以外の先物取引(指数先物取引、商品先物取引)を取引する場合、当該先物・オプション取引口座内での取引の証拠金は一体として計算・管理されるため、オプション取引以外の取引において相場の変動により証拠金が不足し、証拠金の追加差入れ又は追加預託が必要になる場合があります。また、所定の時限までに証拠金を差し入れ又は預託しない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利益の喪失の事由に該当した場合には、それが対象のオプション取引に関して発生したものでなくても、その他の先物・オプション取引の建玉が決済される場合もあります。更にこの場合、その決済で生じた損失についても責任を負うことになります。売方は、権利行使の割当てを受けた際には必ずこれに応じる義務があり、権利行使価格と最終清算指数(SQ値)の差額を支払う必要があります。

先物取引にかかる費用

1枚あたり以下の取引手数料がかかります。
銘柄名 取引手数料
日経225先物取引 275円(税込)/枚
日経225ミニ先物取引 38.5円(税込)/枚(1円未満切捨)
日経225マイクロ先物取引 11円(税込)/枚
東証グロース市場250指数先物取引 41.8円(税込)/枚(1円未満切捨)
金先物・白金先物・銀先物・パラジウム先物・ゴム先物・とうもろこし先物・大豆先物・小豆先物取引 275円(税込)/枚
金ミニ先物・白金ミニ先物・金スポット・白金スポット取引 77円(税込)/枚

オプション取引にかかる費用

日経225オプション取引は1取引あたり、日経225ミニオプションは1枚あたり以下の手数料がかかります。
銘柄名 取引手数料
日経225オプション取引 売買代金の0.198%(税込)最低手数料198円(税込)(1円未満切捨)
日経225ミニオプション取引 19.8円(税込)/枚(1円未満切捨)

委託証拠金等について

先物・オプション取引をおこなうには、委託証拠金の差し入れが必要です。必要委託証拠金はVaR方式(特定のポジションを一定期間保有すると仮定した場合において、将来の価格変動により一定の確率の範囲内で予想される損失をカバーする額を計算する方法)によって計算され、「(取引所証拠金額×当社が定める証拠金掛目)-ネット・オプション価値総額+先物両建て証拠金」となります。

※先物両建て証拠金=銘柄ごとの両建て枚数×両建てにかかる限月の中で最も高い1枚あたりの取引所証拠金額×当社が定める証拠金掛目
※先物両建て証拠金は、価格の変動に損益が連動しない建玉(両建玉)を保有している場合であっても、上記算出式に基づく証拠金額が必要です。
※両建て取引は経済合理性に欠くおそれがあり、費用も二重にかかることをご理解のうえで、お取引ください。

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