ETFのパイオニア 「ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ」

要約すると
  • SPDRはETFの流動性シェアNo.1。ETFの保有コストは経費率のみにあらず
  • SPDRポートフォリオ・シリーズは長期保有向けの超低コストETF
  • 小口化、低コスト化した新しい金ETF「GLDM」

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズとは

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、3.05兆米ドル(約329兆円、2020年6月末時点)の運用総資産額を有する世界第3位の運用会社です。米国で初めてのETF「SPDR S&P 500 ETF(ティッカー:SPY)」を設定したETF界のパイオニアであり、SPDR(スパイダー)ブランドで幅広い資産クラスのETFを提供しています。

  • 出所:ペンションズ・アンド・インベストメンツ/ウィリス・タワーズワトソン『グローバル500調査』、2018年12月末時点
  • ETFの流動性?
  • SPDRの低コストETF
  • GLDMとは

ETFのコストは経費率だけじゃない?流動性シェアNo.1のSPDR

ETFの保有コストに関しては「総経費率」だけを確認する方が多いと思いますが、「流動性」も重要なポイントであることを忘れてはいけません。純資産総額ではシェア3位のSPDR ETFですが、流動性においては1位であることはご存じでしたでしょうか?下のグラフは2020年1月から5月末までの米国上場ETFの出来高を運用会社別に集計したものですが、SPDRは全出来高の約4割を占めており、流動性に関して言えば、残高シェア上位2社の合計よりも多いのがSPDRの特徴といえます。

米国ETFの出来高シェア(2020年1月~5月)

出所:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ、ブルームバーグ、2020年5月末時点。

流動性は出来高の多寡だけでなく、「ビッド・アスク・スプレッド」でも測ることができます。「ビッド・アスク・スプレッド」とは、ある時点における買い気配値と売り気配値の差のことをいい、この差が小さいほど流動性が高いと考えることができます。

次の表は、SPDR ETFの平均的なビッド・アスク・スプレッドを業界全体のデータと比較したものになります。2020年3月にも見られたように、ビッド・アスク・スプレッドは市場の急落局面などにおいては拡大する(=流動性が低下する)傾向がありますが、SPDR ETFは相対的にタイトなスプレッドで投資家に売買機会を提供できていたことを示しています。

米国上場ETFのビッド・アスク・スプレッド

2019年の平均 2020年3月
SPDR ETF 0.14% 0.37%
ETF全体 0.37% 1.09%

出所:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ、ブルームバーグ

残高が多く、人気が高いETFはスプレッドが小さい傾向にあるものの、経費率のみでコストの大きさを判断するのは正しくないことがお分かりいただけるかと思います。特に、短期間で売買を繰り返す投資スタイルの場合、経費率以上にスプレッドによるコストを負担することになりますので、銘柄選びの際には、ぜひ流動性にも注目してください。

ステート・ストリートの低コストETF - SPDRポートフォリオ・シリーズ

特定のETFを数年単位の長期で保有し続ける場合は、「流動性」よりも「経費率」の方がコストとしての比重は高くなると考えられます。そのような長期投資家に対し、ポートフォリオの中核として利用していただくことを目的として経費率を低く抑えたETFが「SPDRポートフォリオ・シリーズ」です。

「SPDRポートフォリオ・シリーズ」では、2020年7月時点で16本のETFを国内で届出をしています。特にSPLGは、2020年1月にベンチマーク変更を実施したことで、経費率(年率0.03%)においても競争力のあるS&P500指数連動型の商品となっています。

ティッカー ファンド名 ベンチマーク 総経費率
SPLG SPDRポートフォリオ S&P500 ETF S&P 500指数 0.03%
SPMD SPDRポートフォリオ S&P400中型株式 ETF S&P中型株400指数 0.05%
SPSM SPDRポートフォリオ S&P600 小型株式ETF S&P小型株600指数 0.05%
SPTM SPDRポートフォリオ S&P1500コンポジット・ストック・マーケットETF S&Pコンポジット1500 指数 0.03%
SPYG SPDRポートフォリオS&P500グロース株式ETF S&P 500グロース指数 0.04%
SPYV SPDRポートフォリオS&P500バリュー株式ETF S&P 500バリュー指数 0.04%
SPYD SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF S&P 500高配当指数 0.07%
SPDW SPDRポートフォリオ先進国株式(除く米国)ETF S&P先進国(除く米国)BMI指数 0.04%
SPEM SPDRポートフォリオ新興国株式ETF S&PエマージングBMI指数 0.11%
SPAB SPDRポートフォリオ米国総合債券ETF BB USアグリゲート指数 0.04%
SPSB SPDRポートフォリオ米国短期社債ETF BB 米国社債1-3年指数 0.07%
SPIB SPDRポートフォリオ米国中期社債ETF BB 米国社債中期指数 0.07%
SPLB SPDRポートフォリオ米国長期社債ETF BB 米国社債長期指数 0.07%
SPTS SPDRポートフォリオ米国短期国債ETF BB 米国国債1-3年指数 0.06%
SPTI SPDRポートフォリオ米国中期国債ETF BB 米国国債3-10年指数 0.06%
SPTL SPDRポートフォリオ米国長期国債ETF BB 米国国債長期指数 0.06%
  • ブルームバーグ・バークレイズ

金ETFにも低コスト版をラインナップに追加

金現物を裏付けとするETFを米国で初めて設定したステート・ストリート。2019年10月より、小口でのアクセスと低コストを両立した「SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)」を国内投資家向けの商品ラインナップに追加しています。金ETFとして世界最大の残高(2020年6月末時点)があり、かつ流動性に優れるGLDは市場で機動的に売買を行うための手段として、経費率(年率0.18%)の低いGLDMは長期で保有するコア・ポートフォリオの一部として、投資目的に応じた使い分けが可能になりました。

ファンド名 ティッカー 基準通貨 指数 経費率
SPDRゴールド・シェア GLD 米ドル LBMA午後金価格 0.40%
SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト GLDM 米ドル LBMA午後金価格 0.18%

金は消費財である一方、投資対象としても人気があります。金ETFは、金融市場の混乱時の逃避先資産としてのみならず、他資産との低相関性からポートフォリオのリスク分散手段としても幅広く利用されています。一方、意外にも見逃されているのが、金単体で見ても長期にわたって優れたリターンをあげてきた事実です。投資対象としての金についての詳細はSPDRの特設ページをご覧ください。

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