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ドル・円はもみあいか、日米金融政策の現状維持で小動きが続く可能性/ドル・円週間見通し

2016/03/11

[為替週間見通し]
*15:33JST ドル・円はもみあいか、日米金融政策の現状維持で小動きが続く可能性

 来週のドル・円はもみあいか。14-15日開催の日銀金融政策決定会合と15-16日に開
かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合が注目されるが、いずれも現行の金融政
策を維持する公算。金融政策の現状維持は現在の為替相場にほぼ織り込まれているた
め、ドル・円相場が大きく動く可能性は低いとみられる。

 FOMC声明やイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容が6月利上げの可
能性をやや高める内容であればドル買いが優勢となりそうだが、欧州中央銀行
(ECB)のドラギ総裁は10日に行われた会見で追加緩和について否定的な見解を表明
した。この見解を受けて日本銀行による早期追加緩和への期待はやや後退しており、
リスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる状況ではないとみられる。


【日銀金融政策決定会合】(14-15日開催)
 追加の金融緩和は先送りされる公算。同日夕方の総裁会見で足元の景気認識や物価
見通しに関する発言が注目される。また、今後マイナス金利政策がさらに拡大される
との観測が広がれば、銀行株下落などの影響を嫌気した円買いフローが出る可能性も
ある。

【米連邦公開市場委員会(FOMC)】(15-16日開催)
 金融政策の現状維持が予想されており、市場関係者の多くは追加利上げの時期は早
くても6月以降になると予想している。予想通り、金利据え置きが決まった場合には
イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言や声明内容を点検し、6月利上げの有
無を見極めることになりそうだ。


・3月14日-18日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 15日(火)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は金融政策の現状維持
 前回1月28-29日の金融政策決定会合では、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和
は、3つの次元で追加緩和の余地が十分あることを示す」との見解が示されたが、
「複雑な仕組みは混乱・不安を招くリスクがあり、金融緩和効果を減衰させるおそれ
がある」との反対意見も出された。マイナス金利への反対意見は少なくないことか
ら、今回の会合では金融政策の現状維持が決定される見込み。

○(米)2月小売売上高 15日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比-0.1%
 参考となる1月実績は前月比+0.2%、自動車とガソリンなどを除くコア売上高は同
比+0.6%で12月実績の-0.3%から改善した。1月の小売売上高は順調な結果だった
が、2月については前月に増加した反動で横ばいか、減少となる可能性がある。

○(米)2月消費者物価コア指数 16日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+2.2%
 参考となる1月実績は前年比+2.2%で上昇率は予想を上回った。帰属家賃、衣料、
医療、自動車が上昇したことが要因。2月については、家賃や医療の上昇が予想され
るが、一部の項目は下落するとみられており、コアの物価上昇率は1月実績と同水準
になる見込み。

○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合 16日(水)日本時間17日午前3時結果判明
・予想は、政策金利の据え置き
 前回(1月26-27日開催)のFOMC声明では、エネルギーや輸入価格の下落による一時
的な影響がなくなり、労働市場がさらに強くなれば、インフレ率は中期的に2%に向
かって上昇するとの見解が示された。この見解は今回も維持される見込み。労働市場
の情勢を引き続き観察する必要があることから、政策金利は据え置かれる見込み。
FOMCは世界経済と金融動向を注意深く監視することを当面続けるものとみられる。

○日米の主な経済指標の発表予定は、14日(月):(日)1月機械受注、15日
(火):(米)2月生産者物価指数、(米)1月企業在庫、(米)1月ネット長期TICフ
ロー、16日(水):(米)2月住宅着工件数・住宅建設許可数、(米)2月鉱工業生
産、17日(木):(日)2月貿易収支、(米)10-12月期経常収支、(米)1月JOLT求
人件数、(米)2月景気先行指数、18日(金):(米)3月ミシガン大学消費者信頼感
指数


[予想レンジ]
・112円00銭−115円00銭
《MK》





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