金は古くから貨幣としても用いられ、また現代に至っても装飾品などとして、多くの人々に親しまれています。金の特長は腐食や変質がなく、熱伝導の性質を持つことから、宝飾品だけではなく、医療や電子工業用など、さまざまな分野で必要とされ、需要が高い点にあります。
金は鉱石で採掘された後、精製されて「金地金」が作られます。日本では純度が1000分の995以上のものと法定されていますが、実際には999.9のものが作られ、流通しています。ちなみに欧米では995以上、香港などでは990以上のものが流通しています。
金含有率(%) | 99.99 | 91.5 | 83.5 | 75.0 | 62.5 | 58.5 | 50.0 | 41.7 | 37.5 |
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区分表示 | K24 | K22 | K20 | K18 | K15 | K14 | K12 | K10 | K9 |
金はインフレヘッジ機能を持つといわれ、インフレ率が高まるとその需要が増え、低くなると需要が抑えられる傾向にあります。また、国際情勢に敏感に反応し、各国の株式市場の大暴落などが起こると、現物資産である金へ資金がシフトされる傾向もあります。
金は世界の主軸となるドル通貨と密接な関係にあり、ドル建ての金はドルの上昇傾向においては下落し、逆にドルの下落傾向においては上昇します。日本は輸入国ですから、金の価格は、円安では高値に、円高では価格の安値につながります。
取引の種類 | 現物先物取引 |
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限月 | 新甫発会日の属する月の翌月から起算した12ヶ月以内の各偶数限月 |
市場取引時間 |
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取引単位 | 1000g(1枚) |
呼値とその値段 | 1g当たり1円刻み
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清算値 | 終値 |
取引の種類 | 現金決済先物取引
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限月 | 標準取引と同様 |
市場取引時間 |
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取引単位 | 100g(1枚) |
呼値とその値段 |
1g当たり0.5円刻み
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清算値 | 金(標準)の終値 |
取引の種類 | 限日現金決済先物取引 |
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限月 | なし |
市場取引時間 |
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取引単位 | 100g(1枚) |
呼値とその値段 | 1g当たり1円刻み
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清算値 | 理論現物価格(清算値が終値と乖離する場合があります。) |
金(標準) | 金ミニ | 金スポット | |
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取引の種類 | 現物先物取引 | 現金決済先物取引 | 限日現金決済先物取引 |
取引単位 | 1,000g | 100g | 100g |
最終決済価格 | - | 標準取引の日中立合の始値 | - |
限月 | 新甫発会日の属する月の翌月から起算した12か月以内の各偶数限月 | 新甫発会日の属する月の翌月から起算した12か月以内の各偶数限月 | 取引制限なし |
清算値 | 終値 | 金(標準)の終値 | 理論現物価格(清算値が終値と乖離する場合があります。) |
建玉を保有しつづける上で期間に期限がありません。
通常、先物取引は建玉(ポジション)を保有し続けることができる期間に期限があります(最長1年間)。しかしこの金限日(げんにち)取引は、期限がありません。
長期投資が可能な先物銘柄です。
比較的少額(19,200円)で取引できます。
通常、商品先物取引では1枚(最低取引単位)の取引をする上で10万円~20万円前後の資金が必要です。しかし、この金限日取引は、さらに少額の19,200円程度で取引が可能です。
およそ40倍のレバレッジが効いています。
レバレッジ効果(総代金÷証拠金)はおよそ40倍です。最低単位のである1枚の取引を行うことは、19,200円の証拠金でおよそ80万円の資金を動かしている計算です。(総代金は、価格(1グラムあたり)×取引単位