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NISA活用法② DINKSから子育て夫婦まで、今から始める教育費や資産形成のためのNISA徹底活用法

NISA活用法② DINKSから子育て夫婦まで、今から始める教育費や資産形成のためのNISA徹底活用法

更新日:2024年12月19日
掲載日:2023年7月14日

いつかは子供が欲しいと考えているDINKS(子供のいない共働き夫婦)の方から、すでに子育てをしているご夫婦の方まで、お子様がいる場合のお金といえば教育資金が1つの大きなテーマです。今回は、NISAを活用しながら教育費を準備していく方法について考えてみたいと思います。

要約すると
  • パターン別!NISAを活用した教育費の準備プランをご紹介
  • 月々の教育費の負担額と将来の教育資金評価額が具体的にイメージできます
  • ライフイベントやご自身の予算に応じた教育資金準備方法を検討するのに役立ちます

人生三大資金の1つ、子どもの教育費はいくら必要?

まずお子様一人あたり、教育費はどのくらいかかるのか、確認しておきましょう。幼稚園から大学まで一般的な教育費は次のようになります。

(万円) 公立 私立 差額
(=私立・公立)
幼稚園(3年) 47 92 45
小学校 211 999 788
中学校 161 430 269
高校(全日制) 154 315 161
大学 243 573 330
合計 816 2,409 1,593

幼稚園から大学までの公立・私立別教育費
(出所)幼稚園から高校:文部科学省「子供の学習費調査」(令和3年度)
大学:文部科学省令による標準額および文部科学省「令和5年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額」私立大学は、理系4年の場合。文系4年の場合は441万円

すべて公立の場合は約816万円、すべて私立の場合は約2,409万円、その差は約1,593万円となっています。

幼稚園(4~6歳)を私立、小学校から高校を公立、大学を私立理系として、1年ごとの教育費をグラフにすると次のようになります。

(出所)文部科学省「子供の学習費調査」(令和3年度)、
文部科学省「令和5年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額」

横軸はお子様の年齢ですが、幼稚園から高校卒業までは平均で年間40万円程度となっています。しかし、大学で私立に行く場合には年間130万円を超えており、さらに自宅外で一人暮らしをする場合には生活費分も上乗せとなりますので、計画的な準備が大切になってきます。お子様が生まれた時から高校を卒業する頃までは、毎年の収入から出す形でも大丈夫かもしれませんが、大学での教育費は長期的に準備していく必要があるわけです。

お子様が1人の場合は上の通りですが、2人いて、年の差が3歳の場合について同様にグラフにすると次のようになります。

もちろん2人とも私立理系に進むとは限りませんが、お子様が2人とも大学生の時期があると、年間300万円近くになる年も出てきます。高校までは公立を前提としていましたが、高校まででも私立に行かれる場合はさらに負担が大きくなります。

NISAを活用して大学の教育費を18年間かけて準備するプラン3つ

第一子が生まれた時からNISA活用による積立投資で、18年後に600万円程度準備していくことを想定し、次の3つのプランを考えてみたいと思います。

  • プランA:18年間かけて毎月積立投資を行う場合
  • プランB:9年間で積立を完了し、後半9年間は継続保有する場合
  • プランC:3年間で積立を完了し、その後15年間は継続保有する場合

プランAは、18年間同じペースで積立を継続するものです。

プランBは、お子様が9歳頃までに積立を完了し、その後は追加積立せずに保有を継続するイメージです。中学受験をされる方の場合、小4~小6の頃には学習塾代が年間100万円を超える場合もあります。そして、そのまま私立中学に進学すると中学以降の教育費は高額になる可能性が高くなります。そういった意味で、9歳頃までに大学資金の積立は完了してしまうというプランになります。

最後に、プランCは、手元にある程度まとまった資金がある場合など、短期間で投資資金を投入するイメージになります。同じ金額を準備するとしても、できるだけ早いタイミングで資金を投資することで、元手が少なくても済むことが確認できるかと思います。

では具体的にそれぞれのプランを見ていきましょう。

プランA:18年間かけて毎月積立投資を行う場合

まずお子様が大学に入学されるタイミングをイメージして18年後に向けて毎月一定金額の積立をおこなっていくプランです。投資元本と、将来時点の評価額イメージは次のようになります。

運用利回りが5%の場合に、ちょうど600万円程度になる積立金額を逆算すると、月々17,000円となりますので、ここでは17,000円を18年間積立投資する場合で試算してみます。18年間で投資元本合計は367万2,000円となります。

このような前提で、利回りが0%、3%、5%、7%の場合に18年後にいくらになるかを計算すると次のようになります。

利回り 18年後評価額 18年後含み益
0% 約367万円 0万円
3% 約484万円 約117万円
5% 約586万円 約219万円
7% 約715万円 約348万円

※ 本試算での評価額や含み益は、利回りが確定しているものとして計算しています。
実際の値動きには価格変動リスクがあることにご留意ください。

利回り5%の場合で、約586万円と私立理系4年間の学費に近い金額となります。3%だったとしても約484万円と、117万円ほどの利益になりそうです。利回り0%ですと約367万円ですから、18年間という時間を味方につける効果は大きいですね。

プランB:9年間で積立を完了し、後半9年間は継続保有する場合

続いて最初の9年間で積立を完了し、その後は保有を継続していくプランです。

この場合は、毎月28,000円を9年間積み立てることになり、投資元本合計は302万4000円となります。10年目から18年目は追加の投資は行わず、保有を継続するのみとして、利回りが0%、3%、5%、7%の場合に9年後、18年後にいくらになるかを計算すると次のようになります。

利回り 9年後評価額 18年後評価額 18年後含み益
0% 約302万円 約302万円 0万円
3% 約346万円 約451万円 約149万円
5% 約378万円 約587万円 約285万円
7% 約415万円 約763万円 約461万円

※ 本試算での評価額や含み益は、利回りが確定しているものとして計算しています。
実際の値動きには価格変動リスクがあることにご留意ください。

今回も利回り5%の場合に、18年後に約587万円となります。18年間一定のペースで積み立てるプランAと比べると、こちらは資金を投じるタイミングが早くなっているため、投資元本は65万円ほど少なくてすみ、含み益が76万円(219万円→295万円)ほど増えていることが確認できます。

プランC:3年間で積立を完了し、後半15年間は継続保有する場合

最後に、一括投資に近いイメージとなる、3年間で積立を終えてしまうプランを確認してみましょう。4年目以降18年目まではそのまま継続保有する形になります。

この場合は毎月の積立額は74,000円となりますが、投資元本合計は約266万円と3つのプランの中でも最も少なくなります。まさに時間を最大限味方につけるイメージですね。

3年後、18年後の評価額は次のようになり、利回り5%の場合で18年後に約595万円となります。

利回り 3年後評価額 18年後評価額 18年後含み益
0% 約266万円 約266万円 0万円
3% 約278万円 約433万円 約167万円
5% 約286万円 約595万円 約329万円
7% 約294万円 約812万円 約546万円

※ 本試算での評価額や含み益は、利回りが確定しているものとして計算しています。
実際の値動きには価格変動リスクがあることにご留意ください。

実際の利回りは最後までわかりませんが、少し保守的に3~5%程度の利回りをイメージして積立金額を設定していくとよいのではないかと思います。もし想定よりも高い利回りが実現した場合には、ライフプランを考えながら、旅行などの楽しみに使うのもいいでしょうし、老後資金の一部にするというのもいいでしょう。

3つのプランで必要となる元本は100万円以上の差に?!

3つのプランで結果を比較すると次のようになります。積立金額については、利回り5%の場合で18年後に600万円くらいになるような金額で設定しています。

利回り パターンA
18年積立
(1.7万円/月)
積立継続
パターンB
9年積立
(2.8万円/月)
9年継続保有
パターンC
3年積立
(7.4万円/月)
15年継続保有
0% 約367万円 約302万円 約266万円
3% 約484万円 約451万円 約433万円
5% 約586万円 約587万円 約595万円
7% 約715万円 約763万円 約812万円

投資元本合計は、プランAで約367万円、プランBで約302万円、プランCで約266万円と、最大100万円もの差になっています。できるだけ早めに投資を完了できると、複利の効果で大きく増やせることがわかりますね。

最後に

お子様の教育費をイメージして、NISAを利用して準備していくプラン例をご紹介しました。私立理系の4年間、お子様一人分のイメージで計算していますが、大学院まで視野に入れる場合、お子様二人分、三人分といった場合にはそれに応じて金額を増やしていく必要があります。

また、教育費と同時に老後資金も準備したい場合には、NISAの2つの枠、つみたて投資枠と成長投資枠を、教育費用、老後資金用と使い分けることも考えられます。

今回の試算ではNISAを活用して、主に世界の幅広い株式を対象としたインデックスファンドを利用して積み立て投資していくイメージで考えています。18年間程度の期間であれば、結果的に損失になってしまう可能性は低いと思いますが、実際にお子様が大学に入学する前のタイミングで大幅に急落してしまうという可能性は否定できません。

プランA~Cなどどのように準備していくかにもよりますが、大学入学の3年前くらいからは、ある程度利益が乗っているなら、早めに売却して利益確定し、預貯金などの元本確保型に切り替えておくことも検討していただければと思います。

大切なお子様の教育費です。いざ使おうという時に大幅に減ってしまったということがないよう、ご注意いただければと思います。

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筆者の紹介

横田 健一

ファイナンシャルプランナー 株式会社ウェルスペント 代表取締役

大手証券会社にてデリバティブ商品の開発やトレーディング、フィンテックの企画・調査などを経験後、2018年1月に独立し、株式会社ウェルスペントを設立。社名の「ウェルスペント」(英語でwell spent)は、直訳すると「有益に使った」「有意義に過ごした」の意味。より多くの方が、貴重なお金や時間を“ウェルスペント”し、より幸せな人生を送っていただけるようサポートしたい、という思いが込められている。独立系FPとして家計相談やライフプランシミュレーションを行っている。

「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」を運営。2023年6月、初の著書「新しいNISA かんたん最強のお金づくり」(河出書房新社)を発売。「ファイナンシャル・ウェルビーイング検定」監修

2025年4月30日に新著「増やしながらしっかり使う 60歳からの賢い『お金の回し方』」が発売!

YouTube:資産形成ハンドブック

X(旧Twitter):@ken1yokota

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