追証を防ぐためのポイント

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追証を防ぐために気をつける3つのポイント

追証は現物取引にはない、信用取引独自の制度です。信用取引の魅力は少額の資金で効率的に収益を上げることが期待できる点にあります。しかし、この資金効率のよさをもたらすレバレッジ効果は損失にも表れます。大きなリターンが期待できる反面、それに見合ったリスクを想定しておかなければなりません。そこで重要になるのは、追証が発生しないような先手を打っておくことです。

限度枠ギリギリの取引をしない

信用取引は保証金の約3倍の取引をすることができます。ただし、これはあくまで最高限度です。もっと低い倍率で取引をするか、あるいは多めに保証金を入れておけば、その分だけ追証の発生する可能性が低くなります。保証金限度枠いっぱいの取引をするのでなく、ある程度のゆとりを保っておくことが大切です。

限度枠ギリギリの取引をしない 限度枠ギリギリの取引をしない

  • 売買手数料や買方金利等の取引コストは考慮していません。

保証金はできるだけ現金で委託する

代用有価証券を委託すると、その銘柄の株価の下落は保証金の評価額の目減りに直結します。それだけに、追証の発生を防ぐには保証金をできるだけ現金で委託することも重要です。 100%現金で委託すれば、保証金の目減りは信用取引をしている銘柄の含み損だけになります。

損切りは素早く実行する

株式は時として急騰、急落することがあります。信用取引をしている銘柄が予想と反対方向に急激に動いた場合は、すぐに追証が発生することも考えられます。そうした事態に対処するためには、損切りを素早く実行することが大切。この取引は失敗したと思ったら、直ちに返済注文を出したほうが無難でしょう。

追証リスクの管理に便利な「逆指値」を活用する

「逆指値」とは…

「○円まで上がったら買い」「○円まで下がったら売り」という注文方法が「逆指値」です。「○円まで上がったら売り」「○円まで下がったら買い」という通常の指値注文とは逆の注文内容であるため、こう呼ばれます。指値注文は株式を安く買って高く売ることを念頭に置いています。それに対し、例えば下降局面を的確に捉えていち早く損切りするなど、リスク管理に有効な注文方法が逆指値です。しかも、損切りの水準を自分で自由に設定しておけるので、相場を常にウオッチする必要もありません。忙しいビジネスマンなどには打って付けでしょう。逆指値はそのほか、利益を確定したいときなどにも活用できます。なお、逆指値の注文の出し方にも「指値」と「成行」がありますが、損切りや利益確定に使う場合は取引の確実性が重要になりますから、「成行」で注文を出すほうがいいでしょう。

逆指値の活用例 ~その1
追証が発生する前に損切りをする~

「800円で信用買いした銘柄が750円まで値下がりしてしまった。このままでは追証が発生する710円を割り込む可能性が高いが、反発する可能性にもかけてみたい。しかし、720円まで下げたら損失が出ても売ってしまいたい」。このような状態では、720円で逆指値の売り注文を出します。

逆指値の活用例 ~その1 追証が発生する前に損切りをする~

逆指値の活用例 ~その2
相場の反転に備えて利益を確定する~

「800円で信用売りをした銘柄が750円まで値下がりして、含み益が出ている。まだ下がりそうな気もするが、大きく値上がりすることも考えられる。相場が反転しても、最低5%の利益は確保したい」。こんな時は760円で逆指値の買い注文を出します。

逆指値の活用例 ~その2 相場の反転に備えて利益を確定する~

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