第十三話 ずっと使える株式の知識(前編)

ずっと使える株式の知識(前編)

では少し照れるが今日も始めますか。投資信託の仕事で32年目の僕が、父親の最後のアドバイスとして結婚した娘とその夫2人にこんな話ができるのは、まぁありがたいことだよね。

●物事はシンプルに

しばらく投信の知識の話ばっかりしちゃったので、今日はちょっと元に戻して、投資の考え方の「原理原則」の話をしていこうと思う。原理原則だなんて難しく思うかもしれないけど、そんなことはないから安心して。

シンプル化された本質的な理解があれば、色んなモヤモヤが吹っ切れて、多少のマーケット変動が気にならなくなるよ、っていう話なの。僕はもうかなり前にその境地にイッちゃった(笑)おかげで、20年以上ずっと投資を続けられ、結果成功している―― 、少なくとも自分ではそう思えているのは、そんな原理原則の知識があったからだと自己評価しているわけ。それを是非伝えたい。

ここ数年、米国株がとても好調だった。その結果、何だか積立投資が「神格化」された、って言うと少し大袈裟だけど「米国株か全世界株にインデックス投資していれば必ず報われる」みたいな、少し宗教っぽいものになっている気がする。

元本が保証されていないものに大事なお金を託す投資は、大きな意味で宗教的な部分がすごく大事だと僕自身も思っているものの、訳も分からず「〇〇に投資さえしてれば大丈夫」とか、逆に「それ以外は邪道だ」などという人が多いなら、それは少し怖い。

そうではなく、原理原則の理解をベースに、自分なりに腹落ち、納得をしておきたいんだよね。そうでないと僕みたいに20年以上続けることは、きっとできないと思う。

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