●コストによる「乗り換え」?

前に僕の20年を見せたじゃない。あの時に「日本株でなければ...」なんて後悔話をしたと思うけど、同じこと。僕はあの時、一番身近な自社ファンドの、一番売れているものにしてしまった。お世辞にも将来に思いをはせて深く考えたとは言えない。

僕が君たちに今、避けてほしいと思うのは、「よっしゃ。最初はインデックスファンドがいいって聞くし、これが人気みたいだから〇〇インデックスファンドで決まりだな!」と安易に決めたり、「コストが大事なんだから信託報酬の最安ファンドを探さなきゃ」とそこだけに血道をあげたり、結果としてそのうち「あ、もっと低い信託報酬のが出てきたぞ!乗り換えなきゃ」なんてなったりすること。

「乗り換え」っていうのは、持っているものを売って、そのお金で次のものを買うことなんだけど、結構落とし穴があるんだよね。売ったものに利益が出ていたら利益分に約2割の税金がかかるとか、売ったものが現金になるまでに4日も5日もかかったりする。そして次のものを買うにも、申込日の翌日の基準価額とかになるのも多いわけじゃない。

つまり乗り換え作業の間には結構なラグが生じるんだよね。そうした数日の間にも当然株式市場は動いているから、新しいものを買う前に大きな上昇を逃してしまうかもしれない。僕が20年以上前に読んだ本の有名な言葉に、「稲妻が光る瞬間に市場にいないのは長期投資家にとっての極めて大きなリスクだ」というのがあるんだけど、日興アセットも以前から「THINK BIG, Stay Invested」って言い続けてるんだ。「細かいこと考えず大きく考え、投資をずっと続けていようね」って意味かな。

ごめん。今日はしんどかったでしょ。すまん。次回はもちょっとライトに行きますわ。僕も疲れた。

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