(3) ストキャスティックス

ストキャスティックスは、米国のチャート分析家ジョージ・レーンが考案したモメンタム系オシレーター分析で、価格の終値の位置が、定められた日数の価格レンジのなかで、相対的にどのレベルにあるかを判断する指標です。 縦軸に百分率(%)を取り、その水準によって買われすぎ、売られすぎを判断します。

ストキャスティックスチャートの見方

  • 150%を中心にして上下に警戒区域を設け、70%(80%でも良い)以上を買われすぎ、30%(20%でも良い)以下を売られすぎと判断します。
  • 2上昇相場で、価格が新高値をつけているにもかかわらず、ストキャスティックスがその動きに追従せず、しかも直近のストキャスティックスのボトムを割り込んで下降し始めた場合は、買われすぎと判断します。
  • 3下降相場で、価格が新安値をつけているにもかかわらず、ストキャスティックスがその動きに追従せず、しかも直近のストキャスティックスのトップを超えて上昇し始めた場合は、売られすぎと判断します。
  • 42本のストキャスティックスのライン(%Kと%D)のクロスを転換のサインとする。70%以上の警戒区域において、%Kが%Dをクロスした後に右下方に向かって下降し始めた場合は、買われすぎと判断し、30%以下の警戒区域において、%Kが%Dをクロスした後に右上方に向かって上昇し始めた場合は、売られすぎと判断します。

上記のストキャスティックスは通常、ノーマルストキャスティックスと呼ばれ反応が敏感であるため、より信頼度を高めるためにスローストキャスティックス(『%D』と『SLOW%D)を用いることもあります。

計算式

  • 1%K=[(C-Ln)/(Hn-Ln)]×100
    (ただし、C=直近終値、Ln=過去n日間の安値、Hn=過去n日間の高値)
  • 2%D=(H3/L3)×100
    (ただし、H3=(C-Ln)の過去3日間の合計、L3=(Hn-Ln)の過去3日間の合計)

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