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第131回 ユーロは催促相場へ

2010年4月23日

昨日、EU統計局が2009年のギリシャ財政赤字を12.7%から13.6%に上方修正し、ムーディーズがギリシャを格下げしたことで、ギリシャ国債の金利が急騰している。これに便乗して、投機筋は国債売りをPIGSに波及させている。

ギリシャ10年国債利回り(週足)


(出所:石原順)

現在の市場はギリシャのディフォルトの催促相場となっており、<売り>(値幅が出て勝負が早い)の好きなヘッジファンドと名の付く連中は、ユーロ売り相場に“全員集合”という状況にある。ユーロの下げを加速させているのは、ロボット・トレーディングといわれる「自動売買」である。この売買手法には値頃感も感情もないので相場を暴走させやすい。そこに投機筋が提灯をつけてくるので、現在、値頃感でユーロを買うのはリスキーな状況にある。

ユーロ/ドル相場は昨日レンジを下にブレイクしており、14日ADXや26日標準偏差ボラティリティも低い位置から上昇をうかがう形状となっている。大きなトレンドに発展する可能性があり、日足の14日ADXの動きを注視したい。

ユーロ/ドル(日足)

上段:14日ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:21日ボリンジャーバンド1σとレンジブレイク


(出所:石原順)

一方、円相場の方は、英米系格付け会社フィッチが「政府債務の増加によって日本のソブリン信用力はリスクにさらされる」と指摘したことで、外人の円売りが出ている。筆者は財政破綻とか国家破綻というものの定義を良く知らないが、相場の実践的立場から言うと、ソブリン・リスクの相場は、まず国債や株が売られて、通貨は最後に売られる。日本の国債の金利をみてみると、現状では日本の財政破綻をまったく反映していない。歴史的に日本の徳政令は“ある日突然”なので、今後、国家破綻のリスクがないわけではないが、日本の政府債務の増加を根拠とする円売りは10年国債の金利が2.5%超にならないと材料になりにくい。

日本10年国債金利(日足)

なぜ、金利が上がらないのか不思議ではあるが……


(出所:石原順)

ドル/円相場は筆者がみるところ、日足ベースでは調整中である。200日移動平均線の手前でサポートされたドル円相場の大きな流れは円安だと筆者は考えているが、現在の金融市場がややリスク回避に傾いているため、円買い圧力も強い。短期的には93円80銭を明確に上抜いてくるとドル/円は一段高となりやすいが、果たしてどうだろうか? 来週のFOMC(4月27日・28日)で文言変更があれば、ドル/円は上昇に向かうと市場は観ているようである。

ドル/円(日足)

上段:14日ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:21日ボリンジャーバンド1σ


(出所:石原順)

筆者は、日足の相場が調整中は<1時間足>のほうで収益機会を狙っている。筆者の個人的な感触では、「ドル売りはユーロで、円売りは豪ドル」で行うのが比較的トレンドを読みやすい。

ユーロ/ドルの1時間足(左)と豪ドル/円の1時間足(右)

21時間ボリンジャーバンド1σの飛び出し+14時間ADXの上昇局面=黄色の部分


(出所:楽天FXウェブログイン)

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