不透明な市場環境こそが「航路を守る」べきとき

2020年7月3日

「楽天・バンガード・ファンド」シリーズは、2017年9月に設定以降、多くのお客様のご支持をいただき、この6月で純資産総額が累計1,500億円を超えました。また、5月には、主力ファンドの一つである「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の純資産総額が1,000億円を突破し、6月には「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の純資産総額も400億円を突破しました。

今回、この記念すべきマイルストーンの突破を記念に、バンガード・インベストメンツ・ジャパン(以下:バンガード・ジャパン)の代表取締役社長の小林賢氏と、楽天投信投資顧問(以下:楽天投信)代表取締役社長の東眞之が対談を行いました

東:

まず、最初に、今年2020年にバンガード・グループは創業45周年、日本支社は設立20周年を迎えられましたね。まことにおめでとうございます。

小林氏:

ありがとうございます。グループとして45年、そしてバンガード・ジャパンとして20年を迎えられたことを心より嬉しく思います。また、改めて投資家の皆さまのご愛顧に感謝申し上げます。45年前、「インデックス・ファンドの父」として知られるジョン・ボーグルは個人投資家の資産形成を支援したいという熱い信念のもと、従来とは違った形での新たな運用会社の創造を目指し、バンガードを創業しました。ボーグルは昨年の1月に他界しましたが、彼の信念に基づき、今後も御社と共に多くの日本の投資家に最良な投資の機会を提供し続けることに全力で努めてまいります。

1,500億円の突破と「航路を守る」重要性

東:

新型コロナウィルスの世界的な拡大により、不透明な市場環境が続いておりましたが、 そんな中、バンガードさんと協働で提供している「楽天・バンガード・ファンド」シリーズの純資産総額はこの6月時点で1,500億円を超えました。設定から3年も経たずにこのマイルストーンを迎えられるとは本当に嬉しい限りです。

小林氏:

本当にありがたいことです。バンガードでは、創業者のジョン・ボーグルが掲げたある言葉があります。「航路を守る」(Stay the course)という言葉ですが、決まった航路に沿ってぶれることなく進む、という意味を持ち、バンガードの投資に対する基礎的な考えです。実際、過去にも、ITバブルが弾けた後、リーマンショック後も、多くのバンガードの投資家は航路を守り、投資を続けてきて、結果として長期投資に成功しております。今回のコロナウィルスにより始まった不透明な市場環境が何か月も続いていますが、楽天・バンガード・ファンドがこのような節目を迎えられたのは、投資家の皆さまが市場の乱高下に惑わされず「航路を守る」を実践しているからだと思っています。改めましてありがとうございます。

東:

このシリーズに対する投資家の皆さまからの期待が年々高まっていると感じています。1,500億円を1つの通過点として、今後は次のマイルストーンに向かっていきたいですね。

創業当初からの使命である、経費率の引き下げ

小林氏:

バンガードでは今年2月にVT※1(全世界)とVWO※2(新興国)のETFの経費率(運用コストの比率)※3の引き下げを発表しました。このバンガードETFのコストダウンに伴い、「楽天・バンガード・ファンド」シリーズで投資家の方にご負担いただく費用等を定期的に引き下げることを実現できています。

東:

資産残高の増加によって利益が出たら経費率を下げ、投資家に利益を還元するというバンガードさんの方針は、価格競争の中で勝つためのコストダウンとは異なり、投資家に貢献したいという本質的な動機があって、素晴らしいですよね。その誠実な姿勢と独特な投資家との向き合い方を、米国のみならず日本でも適用されていること、非常に珍しいと思います。そして日本の投資家へのコミット度の高さが伝わってきます。

小林氏:

ありがとうございます。年明け早々に新型コロナウィルスが世界を取り巻き、今年に入ってから市場は乱高下していますが、我々のミッションおよび使命は変わっておりません。全ての投資家と公平に向き合い、投資の最良の機会を提供するという理念のもと、今後も経費率を引き下げていく努力をし、投資家の皆さまの投資目標達成に専念していきたいと考えています。

「楽天・全米株式」は1,000億円を、「楽天・全世界株式」は400億円を突破

東:

おかげさまで販売が好調な「楽天・バンガード・ファンド」シリーズですが、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は5月末で純資産総額が1,000億円に到達しました。個人投資家の皆様の中でも「米国株式」を中心とされている方が増えているように感じます。当ファンドですと「米国市場」全体に丸ごと投資ができるというのが大きなポイントですよね。

小林氏:

米国株の約3,500銘柄を投資対象とするVTIは、今年の4月末時点でETFの純資産総額は約1,327億⽶ドル(約14兆円)でした。様々な業界の大型株、中型株、小型株に幅広く分散されているETFなので、大型株中心のS&P500指数や30銘柄に絞ったダウ平均指数に比べて、よりアメリカ全体に投資をすることができるのが特徴です。

東:

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、6月に400億円を突破しましたが、こちらのファンドは全世界の投資可能な株式約98%にあたる約8000銘柄の先進国市場と新興国市場の大型株、中型株、小型株を投資対象としていますね。幅広く分散投資をしていることから、バンガードさんの投資哲学がまさに反映されている商品だと言えると思います。

小林氏:

あ2020年に入り、楽天証券さんの口座数はすごい勢いで伸びていますよね。これも、楽天さんの組織としての力の現れです。こういうときだからこそ口座開設をし、少しずつでも投資をし始める方が増えていることは非常に嬉しいですね。特に楽天グループは、楽天経済圏がありますので、取得したポイントを楽天市場、クレジットカード、楽天証券で共通して使えます。証券口座を開設するハードルが高いと以前は感じていた若い層を含め、幅広い年齢層の方が口座開設されていると聞きます。

東:

おっしゃる通りですね。楽天グループ内で、楽天ポイントやクレジットカードを使った投資もできますし、100円から投資が可能であるとか、気軽にポイントで投資をお試しいただけるアプリが揃っていることなどが、今まで投資を始めたいと思っていたけど始める機会やきっかけがなかった方にとってはいいモチベーションになると思います。そこから慣れて行って、積立投資も継続していただけると大変嬉しいですね。
これからも御社と一緒にお客様の資産形成のお役にたてる商品をご提供できるとよいですね。次のマイルストーンに向かって今後ともよろしくお願いします。

小林氏:

こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

  • VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
  • VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF
  • 経費率とは、ファンドの平均資産残高に対する運用その他の経費の比率(%)です。運用資産残高や運用コスト、キャッシュフローの変化に応じて変動します。

「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ8本

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世界最大級の資産運用会社「バンガード」

バンガードは、1975年に米国ペンシルベニア州バレーフォージで創業しました。「全ての投資家の皆さまと公平に向き合い、投資目標達成のための最良の機会をご提供します」という使命のもと、世界各地にある19の拠点を通じて、3,000万人を超える投資家の皆さまに400本以上のファンドを提供し、5.7兆米ドル(約610兆円)の資産を市場で運用しています(2020年4月30日現在)。

「Vanguard」(日本語での「バンガード」を含む)および「tall ship logo」商標は、The Vanguard Group, Inc.が有し、楽天投信投資顧問株式会社および承認された販売会社にのみ使用許諾されたものです。また、当ファンドは、The Vanguard Group, Inc.およびVanguard Investments Japan Ltdより提供、保証または販売されるものではなく、また投資に関する助言を受けていることを表すものでもありません。したがって、The Vanguard Group, Inc.およびVanguard Investments Japan Ltdは当ファンドの発行または売買に起因するいかなる損害に対しても、責任を有しません。

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