会場:ベルサール新宿セントラルパーク
2016年4月23日(土)

2016年4月23日(土)、第1回「楽天証券ファンドアワード」を東京・ベルサール新宿セントラルパークで開催いたしました。
 今回のアワードは、投資信託の販売会社が主体となり選出する初のファンドアワードです。「個人投資家の視点」で優れたファンドをご紹介することで、個人投資家の資産形成を支援させていただくことを目的としております。
 
 楽天証券が取り扱う約2100本超の投資信託の中から、「より効率的な運用実績を残してきた投資信託」を厳選し、2015年7月に導入した定量評価指標「ファンドスコア」を用いて、8つのカテゴリーの表彰部門から各3ファンド、計24ファンドを選出し、さらにそこから個人投資家、FP、楽天証券投信諮問委員会の投票によって表彰部門ごとに1ファンド、計8ファンドが最優秀ファンドとして選出されました。
※ 投信評価諮問委員会は一定の役割を終えましたため2019年6月をもちまして解散いたしました。

 会場となったベルサール新宿は、都営地下鉄大江戸線都庁前駅から徒歩4分に位置する新宿エリアの大型イベントホール。当日は晴天となり、12時30分の受付開始前から熱心な個人投資家の皆様が会場前におこしいただきました。

 「開会のごあいさつ」は弊社代表取締役の楠雄治が登壇しました。今年は設立17年目となり、ネット上の様々なサービスが出てくる中で弊社が取り扱う投資信託の数も設立当初の23本から約2100本まで増加したことをお話しました。また、「資産形成として株やFXはもちろんですが、長期での資産運用を考えると中核になるのは投資信託である」として、参加者に本イベントを通じて投資信託について御興味と知識をつけていただき、資産形成に積極して活用していただきたいとお話しました。

続いて、「どうなる世界経済?マイナス金利時代の投資戦略」と題して、楽天証券経済研究所兼チーフ・ストラテジストの窪田真之が近年の世界情勢について解説しました。日本ではマイナス金利の関係で、国内で金利を目当てに投資することは難しいと語り、「メリット、デメリットはあるものの、海外にも日本よりもよいファンドはたくさんあるので、世界に分散投資をしましょう」と海外の運用商品の利用も選択肢にすることを話しました。

表彰式では弊社社長の楠から各最優秀ファンドに選出された各運用会社様にトロフィーが渡され、代表者の方々よりお言葉をいただきました。各代表者の方々からお礼のお言葉とともに、個人投資家やFPを交えた投票で優秀なファンドを決める弊社のファンドアワードは透明性が高く、選出方法もわかりやすいため、実際に運用をしているプロでもいいファンドを選ぶのは難しい中、貴重な判断材料になると評価していただきました。

【受賞ファンド一覧】
 国内株式部門   〔スパークス・新・国際優良日本株ファンド〕
・スパークス・アセット・マネジメント 取締役CIO 藤村 忠弘氏

 海外株式部門   〔SMT グローバル株式インデックス・オープン〕
 海外不動産(リート)部門   〔SMT グローバルREITインデックス・オープン〕
・三井住友トラスト・アセットマネジメント 取締役常務執行役員 上澤 秀仁氏 

 国内債券部門   〔DLIBJ公社債オープン(中期コース)〕
 バランス(可変配分)部門   〔DIAMパッシブ資産分散ファンド〕
・アセットマネジメントOne(旧DIAMアセットマネジメント) 代表取締役社長 西 惠正氏

 海外債券部門   〔三井住友・DC外国債券インデックスファンド〕
 バランス(固定配分)部門   〔三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)〕
・三井住友アセットマネジメント 執行役員 上山 修氏

 国内不動産(リート)部門   〔フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド〕
・フィデリティ投信 執行役運用本部長 丸山 隆志氏

休憩をはさみ、「アナリストが解説する優秀ファンドとその活用方法について」と題して楽天証券経済研究所ファンドアナリストである吉井崇裕と篠田尚子が受賞したファンドについて解説を行いました。数多くのファンドの中から、どの商品を選択するか、特に初心者には判断が難しい中で、篠田は「選出されたファンドを組み合わせるだけでも、簡単にポートフォリオが組める」と選出されたファンドについてお話しました。
そして解説の後、楽天証券ファンドアワード特別賞も発表されました。

※ DIAMアセットマネジメント、みずほ投信投資顧問、新光投信は、2016年10月1日より、アセットマネジメントOneとなりました。

続いての「日本株優秀ファンド3社によるパネルディスカッション」ではモデレーターを務めたナビゲータープラットフォーム取締役アナリスト兼Longine編集委員長の泉田良輔氏を中心に、これからの投資信託のあり方について議論が交わされました。パネリストとしてはアセットマネジメントOne(旧DIAMアセットマネジメント)株式運用部ファンドマネージャー酒井義隆氏、スパークス・アセット・マネジメントのファンドマネージャー清水裕氏、日興アセットマネジメントのリテール事業本部戦略担当の森口雅文氏が御登壇されました。

最後に「投資信託の利用法、7つの大間違い」と題して楽天証券経済研究所客員研究員の山崎元が投資信託を始める上で注意すべき7つのポイントをわかりやすく解説しました。また、資産運用の目的は「お金を増やすこと」だけであると話し、先々の不安や難しい事が考えずに自分自身が受け入れられる適切なリスクで、最も効率の良い運用をしていくことの大切さを話しました。

会場に隣接した運用会社のブースでは、来場者がスタッフに投資信託についての質問を投げかけるなど、コミュニケーションを交わす姿が多く見られました。
 
「楽天証券ファンドアワード」がこれまでのファンドアワードと異なる点は、個人投資家の目線(投票)で選出されていることです。NISAやジュニアNISAという制度が導入され、貯蓄から投資への流れが意識される中、初心者に対しても本アワードが購入判断の際の御参考になります。
 
「楽天証券ファンドアワード」が投資信託の販売会社として中立性や客観性を保った上で、今後も長年にわたり、お客様に愛され信頼されていくことを目指し、定期的に開催する予定です。
 楽天証券は引き続き、お客様のニーズに即したサービスや商品を提供することで、さらなるお客様の信頼獲得に務めてまいります。

ページの先頭へ