楽天証券「中の人」が解説!『いくら投資にまわすべき!?』問題

皆さんは金融資産のうち、どのくらいを投資に
まわしているでしょうか?
積極派の人も、おそるおそる派の人もそれぞれ
考えを持っているかもしれませんね。

ここでは「資産のうちどのくらいの割合を投資
にまわすべきか」という疑問について、
楽天証券の各年代の社員がそれぞれの立場と
視点で解説していきます。

そもそも日本人は投資割合が圧倒的に低い?

日本の家計が投資にまわしている平均は金融資産の13%、対してアメリカでは約半分もの割合を株式や
投資信託で運用しているというデータがあります。
これには、米国株の歴史的な高パフォーマンスや、かつての日本の高預金金利時代など様々な背景はありますが「お金に働いてもらう」という意識の違いにはかなり顕著な差があるようですね。
日本人もアメリカ人のように、もっと積極的に投資割合を増やすべきなのでしょうか?

楽天証券の社員が考え、実践する投資にまわす割合の決め方とは?

当然、「投資にどれだけ回すべきなのか」という答えはその人の価値観はもちろん、環境や人生における
ステージによっても大きく変わってきます。
そこで、年代も立場も異なる楽天証券の社員が、それぞれの考えと実際の自分の投資割合について解説します。

こだわりポイントを見る

現金保有額は「月収の3ヶ月分」を目安にしているので、今後さらに投資比率は増えていく予定です。内訳はETFや投資信託で、米国株をメインとした株式型のものが中心ですが、REITなどへの分散も心掛けています。
独身ということもあり、今はリスク資産の比率を高めてよいと考えています。NISA・iDeCOでの積立が中心ですが、勉強のために生活に支障のない範囲で高リスクの商品を取引することもあります。
投資以外にも資産形成の手段として固定費(スマホ代、月額サービスなど)の見直しやふるさと納税の活用には積極的に取り組んでいます。
お酒の収集が趣味なので、楽天市場でのSPUやポイントを活用してお得に買い物が出来るよう情報収集も日ごろから欠かせません。

こだわりポイントを見る

NISAとiDeCoでの投信積立が中心です。ファンドは株式型のものを中心に地域の分散を意識して複数選定しています。
入社してから投資を開始しましたが、今後はさらに米国株式(個別銘柄)など資産の幅を広げて最終的には資産の60%くらいを投資にまわせるように徐々に増やしています。
普段は洋服や美容室などおしゃれへの出費がありますが、毎月上限を決めて一定の範囲の中で楽しむように心がけています。また、こうした出費も楽天市場や楽天ペイなどを活用して少しでもお得に出来るよう工夫しています。
投資や買い物で貯まったポイントを使って大きな買い物をするのが楽しみです!

こだわりポイントを見る

「現金が遊んでいる状態」がもったいないと感じるので、基本的に生活費以外はなんらかに投資して「お金が働いている状態」を意識しています。投資信託(先進国・新興国株)と米国個別株が半分ずつくらいですね。
資産運用としては全部投資信託やETFでも良いと思いますが、個別株は動きが大きいので楽しみとして持っています。
NISAやiDeCo、楽天キャッシュ(電子マネー)や楽天カード決済などの節税・お得系サービスはもちろん枠を最大までフル活用しています。
趣味の旅行や引っ越しなど、大きな出費があれば臨機応変に資産の売却も行います。(売却するのはもちろんNISAではなく特定口座から)

こだわりポイントを見る

資産の半分くらいは投資にまわしています。割合に対するこだわりはないのですが、iDeCoやNISAを活用してプラスアルファ「儲かりそう!」と思った株を時々買っていたらこのくらいの割合になっていたという感じですね。
為替でのリターンや金利に魅力を感じるので外貨預金にも一部資産を置いています。
子供の教育費や住宅ローンもあるので、投資額をどんどん増やすというよりは今ある資産をどううまく活用するかという考え方が中心ですね。
子育てが忙しく、趣味という趣味はないのですが、そんな生活のなかで投資資産の変動を眺めるのが趣味になっているといえるかもしれません。

こだわりポイントを見る

妻と共働きですが、子供の教育費や習い事などで出ていくお金も多いのである程度の預金は確保しておくようにしています。
とはいえ、相場が下がった時など「買い時!」と思ったときには預金を使って株式を買い増すことも多いです。
資産の約半分くらいは投資商品として保有しており、内訳としては国内株(ETF含む)が多いです。NISA・iDeCoも活用しているので、投資信託(米国株中心)も積み上がっていくようになっています。
毎月、収入の3割以上は預金や投資にまわしていることが多いですが、家族旅行などの大型出費も定期的にあるので預金を切り崩すことも割と頻繁にあります。
今くらいの預金額さえ確保していれば生活は問題ないと考えているので、今後は投資にまわす割合がどんどん増えていくことになると思います。

資産の額にかかわらず積極派が多数社員は「持たざるリスク」を特に意識していた

日々、相場や投資サービスに向き合っている楽天証券の社員はやはり、平均と比べると年齢や資産の額にかかわらず、
かなり投資には積極的といえる結果となりました。
特にNISAやiDeCoなどの節税制度、楽天キャッシュ(電子マネー)や楽天カード決済といった
サービスの活用度合いは高く「使えるのに使わない」
「預金でお金を寝かせてしまっている」という状況を機会損失ととらえて最低限の資金は投資にまわしているようです。

まず目指すべきは?他の投資家の投資割合を参考に目標を持とう!

とはいえ、毎日相場に向き合っていてサービスも熟知している楽天証券の社員ほど積極的に投資してもいいのだろうか
・・・と不安に思うかもしれませんね。
楽天証券のアンケートによると、資産の10%以上を投資にまわしているお客様の割合は62.2%、そのうち30%以上を投資にまわしているお客様は34.2%いらっしゃることが分かりました。

まずは10%の資産を投資することで上位3分の2である「多数派」の投資家となり、さらに30%を超える資産を投資に
まわせば上位3分の1の「積極派」の投資家に仲間入りすることになります。
「10%」という割合についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
まずはこういった数字を目安に、自分の「投資割合」を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?

あわせて読みたい人気ページ