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2016年03月29日

第321回 今週も、週末に日銀短観やアメリカ雇用統計を控え17,000円をはさんだもみあい

連休明け大幅上昇となり、その後は17,000円をはさんだもみあい

先週の予測では、連休明け後の上昇のあとは薄商いの中をもみあいとなって個別物色相場になるとし、17,000円をはさんだ±200円のレンジを想定しました。結局、連休明けの22日(火)は△323円の17,048円となり、23日に17,142円まで上昇したあとは17,000円の攻防となり、24日(木)は16,843円まで下げて17,000円を割り込み、週末の25日(金)は円安を好感して17,002円と17,000円を回復して引けました。

3連休明けの22日(火)は、NYダウの7日続伸、原油価格の回復、円高一服、中国株式のフシ目の3,000Pを2カ月ぶりに回復など良好な相場環境から全面高となって△323円の17,048円となりました。しかし23日(水)は17,142円まで上昇したあとは、前日にベルギーでの連続テロでNYダウが小幅反落となっていたこともあり、利益確定優勢となって▼47円の17,000円で引けました。24日(木)はアメリカ株安、原油安を受けて、一時▼186円の16,843円まで下落し、▼108円の16,892円の続落となりました。しかし、週末の25日(金)はアメリカ市場でセントルイス連銀総裁や、アトランタ連銀総裁などの早期利上げの発言もあり、又、原油安の進行で円が113円台となってきたことで日経平均は輸出関連株中心に買い戻され△110円の17,002円と17,000円台を回復して引けました。しかし商いは今年の最低水準で推移しており上値を目指せる市場ボリュームにはなっていません。

25日(金)の欧米市場は、祝日で休場のためアメリカ市場では24日(木)のNYダウ△13ドルの17,515ドルが週末の終値となり、シカゴの日経先物は△50円の16,770円となりました。

なぜ110円台にのせる円高基調となっているのか

3月18日(金)には、為替は1ドル=110.82円の円高進行となりました。その背景には16日(水)のFOMCで2016年の金利見通しを大幅下方修正したことで、12月時点での年4回の利上げが2回程度に半減するとの見通しとなり、ドル売りが加速したためと言われています。しかし、基本的にはスピードがどうであれ利上げの流れは変わらず、日米金利差はいずれ拡大していくと思われるのに、急速な円高となった動きがこれだけでは説明ができません。たとえば日本の国債はマイナス金利導入のため利回りはマイナスですが、アメリカの国債利回りは1.9%です、常識的にはドルが買われて、ドル高・円安の方向になるはずです。

現時点では、イギリスのEUからの離脱懸念で、欧州からのリスク回避の円買いとなっているようです。イギリスが離脱となるとギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペインなのどの離脱懸念も高まり、再び債務問題が再燃してユーロの政治経済の混乱が予想されます。そこでリスク回避の円買いが進行しているといえます。であればイギリスの離脱問題が解決すれば逆の動きとなって円売り・ドル買いに転換することになると思われます。アメリカでは、16日のFOMC以降、FRBの多くのメンバーからは、早ければ4月にも利上げが正当化される可能性(アトランタ連銀総裁、サンフランシスコ連銀総裁)がコメントされています。アメリカ株式は、利上げ後退を材料に上昇してきましたので、アメリカ株式がどう反応するのか、又、日米金利差期待から円安がどこまで戻れるのか注目となります。 当面は110~115円のレンジが想定されます。

今週は、先週に引き続き17,000円をはさんだもみあい

今週も、基本的には先週に引き続き17,000円をはさんだもみあいとなり、3月14日の高値17,291円を終値で上回ると上放れでもう一段高、逆に3月18日の16,613円を下回ると下放れとなって3月9日の16,494円を試す動きとなります。

今週は、期末の動きが気になるところで、29日(火)は権利落ち日で配当落ちが約130円といわれていますので、配当落ちを埋めて17,100円を突破するようなら上への期待がもてます。逆に16,900円を下回るようだと相場は弱いことになります。

それは、過去の価格帯の出来高をみると16,900~17,100円がフシになっているからです。4月1日(金)は日銀短観の3月調査、アメリカでは3月の雇用統計があり、内容によって神経質な動きとなりそうです。これに原油動向、アメリカの利上げ動向、為替の動きにも影響されることになります。結果的には強弱感が対立して17,000円をはさんだもみあいとなりそうです。 今週は別としても上放れしてくるようですと参議院選挙を控え好材料がでやすいので18,000円まで上昇する可能性はあります。

その理由の1つは、テクニカル的には16,600円台の25日移動平均線と17,300円台の75日移動平均線の中での値動きが続いており、まだ上向きである25日移動平均線を上回って推移しているので、流れとしては現時点では上昇基調を維持しているといえるからです。

28日(月)は、先週末のアメリカ市場は休場でしたが、10~12月期GDP確定値が上方修正となって113円台半ばとなったことで△126円の17,129円で寄り付き、3月期権利付最終売買日などを背景に上値は重いものの堅調な動きとなりました。後場は先物主導で一時17,000円を割り込む場面あるものの、大引けにかけて値を戻し△131円の17,134円で引けました。

(指標)日経平均

今週の予測では、薄商いの中こう着状態となり、期末を控えていることで権利取りを中心に個別物色相場になりそうだとしました。

3連休明けの3月22日(火)はNYダウの7連騰や原油高、さらに円高一服から日経平均は△323円の17,048円と5日ぶりの大幅反発となりました。しかし、ベルギーでの連続テロや原油安を受けてNYダウが反落すると日経平均は3月23日(水)に一時17,142円まで上昇したあと、薄商いの中上値の重い展開となって17,000円をはさんだもみあいとなり、3月24日(木)には16,843円まで下げて17,000円を割り込み3月25日(金)は113円台の円安を受けて△110円の17,002円と3日ぶりに反発して引けました。

今週も17,000円をはさんだもみあいとなりそうです。チャートでは、上値は3月14日の17,291円、下値は3月18日の16,613円のボックス圏の動きとなっています。3月14日の17,291円を上回ると、次は75日移動平均線(25日時点17,372円)、3月18日の16,613円を下回ると3月9日の16,494円が下値抵抗ラインとなります。

28日(月)は、先週末のアメリカのGDPの上方修正を受け、113円台の円安になったことで△126円の17,129円で寄り付き、3月期権利付最終日を背景に上値は重いものの、堅調な動きとなって終値は△131円の17,134円で引けました。

日経平均

(指標)NYダウ

先週の予測では、16日のFOMCの2016年の金利見通しの下方修正を受けて、早期利上げ観測が後退しドル売り・円買いの流れとなって引き続き株式市場のサポート要因になるとしました。但し、17,600ドル台からは上値が重たくなるところですので、高値圏のもみあいになる可能性があるとしました。

3月21日(月)は△21ドルの17,623ドルと7日続伸となりましたが、その後ベルギーでの連続テロや原油安を嫌気して2日続落となり祭日前の3月24日(木)は△13ドルの17,515ドルと小幅反発で引けました。

今週は雇用統計発表が注目となります。3月16日のFOMCで今年の金利見通しが下方修正されて以来、年内の利上げ観測が4回から2回へと半減したとの見通しがでたことで、早期の利上げ観測が後退しドル売り・円買いとなって株価は大きく戻ってきました。しかし先週は複数の連銀総裁による4月利上げを支持する発言から早期利上げ観測が台頭し、ドルは113円台まで買われています。早期利上げ見通しが高まれば株価の上値は重くなり上昇一服となる可能性があります。

NYダウ

(指標)ドル/円

先週は、3月18日に110.82円までの円高になったことで、アメリカの利上げの後退観測が強まればドル売り基調が続き110円を試す場面もあることを想定し110~113円のレンジとしました。

しかし、逆にFRBのメンバーから4月利上げに言及する講演が行われ早期利上げ観測が台頭して113.32円までドルが買われました。3月22日(火)にベルギーで発生した連続爆破テロでリスク回避の円高から111.22円まで円が買われましたが、その後アトランタ連銀総裁などから4月利上げへの言及があり、早期利上げ観測が台頭しました。

今週は早期利上げへの期待で、ドル買いが継続する可能性があります。今週は週末の4月1日(金)に3月の雇用統計を控え、その前に消費者信頼感指数、3月ADP雇用統計、3月ISM製造業景況指数などがあり、それらが堅調で1日(金)の雇用統計が予想を上回れば114円台の円安の可能性があります。レンジは111~115円を想定。

ドル/円

本資料は情報提供を目的としており、投資等の勧誘目的で作成したものではありません。お客様ご自身で投資の最終決定をおこなってください。本資料の内容は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手・編集したものですが、その情報源の確実性まで保証するものではありません。なお、本資料の内容は、予告なしに変更することがあります。

出島昇

柴田罫線実践教室

株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析をおこなってまいります。

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信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。

【株式等のお取引にかかる費用】

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〔超割コース(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
5万円まで 50円(55円)
10万円まで 90円(99円)
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50万円まで 250円(275円)
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150万円まで 582円(640円)
3,000万円まで 921円(1,013円)
3,000万円超 973円(1,070円)
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〔超割コース(信用取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 90円(99円)
20万円まで 135円(148円)
50万円まで 180円(198円)
50万円超 350円(385円)
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〔超割コース 大口優遇(現物取引)〕
1回のお取引金額で手数料が決まります。
取引金額 取引手数料
10万円まで 0円
20万円まで 100円(110円)
50万円まで 238円(261円)
100万円まで 426円(468円)
150万円まで 509円(559円)
3,000万円まで 806円(886円)
3,000万円超 851円(936円)
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〔超割コース 大口優遇(信用取引)〕
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1日の取引金額合計 取引手数料
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300万円まで 3,000円(3,300円)
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