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第155回 本物の投資をしよう

2013年3月18日

儲けよう儲けようでガツガツしたところで

一般的に投資というと、お金にはじまって、お金で終る人がほとんど。「儲けたい」とか「損したくない」から、「この相場いつまで続くのか」まで、どれもこれもお金のことばかり。

そういった人々の大半が、毎日の生活では地道に暮らしている。まじめに働いては、得た収入で日々の生計をたてている。世の中に、パッパッと収入が得られるような「うまい話」など、あるはずがないと決して浮つくことはない。地道に働いて生きていこうとすることが、まともな人生と信じてなんの疑いも持たない。

ところが、そういった人たちが投資といった瞬間に、人が変って銭ゲバになってしまう。より正確にいうと、人が変わるのではない。投資に対する考え方そのものを、自分の生き方とは切り離してしまうのだ。投資は別なんだと。

ここに、大きな間違いがある。もっとも、投資はバクチと割り切って、自分のまじめな生き様とは別だと考えるのは、その人の自由。好きにやればいい。

しかし、投資も経済活動のひとつだということを忘れてはいけない。どんな経済活動においても、相手というものがある。自分だけ儲かる、パッパッと儲かるなどといった、自分の都合ばかりを押し通せるはずがない。

そんな当り前のことを、いざ投資となると皆どこかへ放り投げてしまう。上手く儲けよう、損はしたくない、そればっかり。だから、いくら頑張ってもなかなか儲けられないのだ。

考え方を変えよう。どんな商売でも、相手つまりお客様に喜んでもらって、はじめて報酬を手にできる。先ずは、こちらからモノでもサービスでも提供することだ。その対価として、収入が後からついてくる。

投資も経済活動である。儲けよう自分だけ儲けようとかの考えは横へ置いて、先ずはともあれ、お金に働いてもらおう。それも、世の人々に喜んでもらう方向で働いてもらうのだ。

とにかく世のお役に立って、はじめて投資収益も期待できる。それが、経済の大原則である。

投資のリターンは後からついてくるもの

そうはいうものの、たとえば株を買っても、そのお金は売った人の手に移るだけ。経済の拡大発展に、なんの貢献もしないではないか? 人々の生活を良くするわけでもない。そう考えたくもなる。

たしかに、マーケットでの売買、お金のやり取りだけを考えると、そういう面が強い。だから、多くの投資家は「儲かった」「損した」で、眼をひきつらせた売買を延々と繰り返すのだ。

考え方を変えよう。経済の大原則に沿って、自分のお金にも働いてもらう方向で、投資というものを考えてみよう。これまでとは、まったく違った行動となるはず。

たとえば、経済情勢が悪化しマーケットでは売りたい人であふれ返っている相場暴落時に、買いの資金が入ってくるとどうなるだろう? 先ず、売り逃げたい人が現金を手にできて、次の行動に移れる。

また、買いが入ってきた分だけは確実に売り圧力を吸収し、それだけマーケットの立ち直りを早める。結果として、経済活動の収縮に歯止めをかけることになる。つまり、売り一色のマーケットに落ち着きを与え、経済の拡大発展に大きく貢献する。

この一連の作業を、リスクマネーの供給という。投資で一番大事な役割である。皆が売りたがっている時に、どうぞと資金を提供してやることで、皆に喜んでもらえる。

それどころか、経済の縮小傾向にブレーキをかけ、むしろ拡大の方向へもっていくことができる。経済が拡大に転じれば、リスクマネーとして投入した資金が大きく実ってくる。これが投資のリターンである。儲けようとガツガツはしないが、結果として大きく儲かってしまうわけだ。

そんな、まどろっこしいことやってはおれない? どんな作物もある程度の時間の経過を経て実るもの。農作業では誰もまどろっこしいとはいわない。どうして、投資となるとそうも利益を急ぐのか?

とはいえ、長期投資は意外と短期で勝負がつくことが多い。暴落相場をしっかり買っておけば、半年とか1年もしないうちに「どこで売っても利益が得られる」水準に戻ってしまうもの。しばらくは低迷相場が続いたところで、安い間に買ったのは事実で、景気回復とともに大きな投資収益となる。

(2013年2月20日記)

本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。


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