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第147回 もうふっきれよう、そして行動しよう

2012年6月18日

この1年、なにを学んだのか

あの大震災と原発事故で、国の当事者能力の欠如ぶりがさらけ出た。もちろん、自衛隊はじめ現場レベルでは多くの方々が立派に公務を果たしてくれた。それでも、企業の迅速果敢な行動と比べるに、政治の鈍感さと対応不足にはうんざりさせられた。それがいまになっても、電力不足問題など次々と表面化している。

ちょうど昨年のいま頃だろう、もう国に頼ってはおれないといった「ふっきれ感」が、国民の間で急速に高まった。そのふっきれ感だが、1年たった現在どうなっているのだろう?

時間の経過とともに、いつの間にか「国はなにしているのだ。どうして、まともな政策を打ち出せないのか」と、不満を募らせるだけに戻ってはいないだろうか? せっかく、自助意識を高めて生きていこうと、ふっきれたはずなのに。

政治家は相変わらず政争と、票集めの予算バラ撒きに明け暮れている。官庁は国益そっちのけで、省益の追求しか眼中にない。その間にも、国の借金はどんどん膨れ上がっている。

このままだと、国民それぞれが巨額のツケを払わざるを得ない。状況は時々刻々と悪化するばかり。みなそれは薄々と感じている。なのに、国民ひとりひとりどれだけの覚悟と準備ができているのか?

われわれ一般生活者は相当に厳しい現実に直面しているのだ。それに対し、どうひいきめにみても、日本の指導層は当てにできそうにない。せいぜい、あらゆる選挙に出かけて、すこしでもまともな政策を訴える政治家に投票することで、政治家の顔ぶれを変えていくしかないだろう。

とはいえ、これは民主政治の一番つらいところではあるが、選挙民それぞれが自分の利益を代弁してくれる政治家に投票するのは避けられない。つまりは、利権や既得権擁護の政治が続くわけだ。かくして、国民の多くが痛みをともなうような抜本的な改革を断行するような政治家の登場は、なかなか望めない。

となると、いまや待ったなしといわれて久しい行財政改革や年金など社会福祉関連負担への対応も、一挙に政治解決するのは夢物語なのかもしれない。その間にも、将来のツケは着々と積み上がっていく。

やっぱり、国民ひとりひとりがふっきれて、自助の行動を加速させるしかない。その先で、政治がまともになってくれたら儲けとしよう。

どんなツケがまわってくるのか?

大きくは、税の支払い負担増加と、インフレによる財産の目減りだろう。

どう生活防衛していくか? 消費税など、これから増えるであろう税金の支払い能力を高める、それには収入を増やすか節約するしかない。

財産の目減りは、どう防衛するか? インフレに強い資産構成にシフトするだけのこと。具体的には、インフレが到来しても物価上昇分は販売価格に転嫁していける企業の株を買っておくことだ。インフレに乗ってしまえばよい。

逆に、預貯金や国債などは可能な限り減らしておきたい。どちらも、これまでのデフレ経済では輝いていたかもしれないが、インフレにはからきし弱い。せっかくの財産をわざわざ目減りさせることはない。

いうまでもないことだが、物価が上昇する分だけ預貯金は価値が下がる。また、インフレになれば長期金利の上昇は避けられず、国債価格は大きく値崩れする。国債を大量保有している金融機関の経営が揺らぐ。

とはいえ、インフレは好調な経済活動の最終局面近くにドドッとやってくるもの。その前に国民の所得は増加しており、いろいろ対応できる。困るのは年金生活者と預金オンリーの人達だけだ。

嫌なのは、インフレよりもスタグフレーションである。スタグフレーションとなると、いまのジリ貧経済に物価高や金利上昇だけが乗っかってくるから、めんどうである。国民の所得は増えるどころか減り気味のところへ、物価上昇がのしかかってくるのだ。多くの人々の生活を窮乏化に向わせてしまう。

また、スタグフレーション下の金利上昇でも国債価格は値崩れするから、金融機関の経営や年金運用に悪影響を及ぼす。そのしわ寄せも、やはり一般生活者に押し寄せてくる。

一方、いつもの繰り返しとなるが、ここで株を買っておけば、状況はいくらでも好転させられるのだ。預貯金からより多くの資金が株買いに流れ込めば、経済活動は活性化しデフレ脱却はもちろん、スタグフレーションの芽を摘んでしまえる。同時に、株価もどんどん上昇傾向を高めていくから、いま買った株が財産づくりに大きく貢献してくれる。

(2012年5月23日記)

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