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第129回 お金をつかおうぜ

2011年1月4日

お金をまわしてやらないと経済は動かない

経済活動は動いているお金の量とスピードだから、それらを高めてやれば経済はいくらでも元気になる。よく好景気の時など、皆が口々にお金まわりがいいというが、まさにあれだ。

日本経済をみまわすに、これほどまでに活力を失わなければならない理由なんてどこにもない。ひとえにお金の動きがいまいち高まってこないところに問題がある。

お金を動かすのは、主として個人や家計それに企業である。なにしろ、個人消費と住宅建設、あるいはそれを支える企業のビジネス活動で、国内総生産(GDP)の70%前後を占めているのだから。それに、企業の設備拡大や研究開発投資を加えると、もう経済活動のほとんどが出来上がってしまう。

そこで企業はとみるに、将来成長のための投資を積極化させているところが、ずいぶんと目立ってきた。一方で、相も変わらず国頼みでジリ貧の道をたどるばかりの企業も多いが、そういうところはどちらにしても脱落していくだけのこと。静かにしておいてあげよう。

自助意識の高い企業はどんどん前へ進み出しているのに比べると、個人や家計の方はまだまだ他力本願的な面が強い。「政治が変われば」とかのボヤっとした期待で、毎日を送っている人の多いこと。

雇用不安や失業率が高まっている? たしかに厳しい就職環境かもしれないが、日本の失業率は欧米に比べおよそ半分の低さである。また、働きたくても仕事がないとマスコミは報道するが、中小企業はじめいろいろなところの求人募集で思うように人が集まらないのも現実。

誤解を恐れずに書くと、なんだかんだいわれながらも、みなそこそこ食えている。だから、のんびり構えているわけだ。以前にも書いたが、70年代から80年代半ばまでの英国や米国の経済はひどかった。人々は食っていくためどんな仕事にでも飛びついたし、すこしでも収入を増やすため深夜の副業やら土曜日曜返上のバイトやらで必死だった。それに比べると、日本の状況は信じられないほどマシである。

ひどいひどいとはいうものの、日本経済の現状はまだそれほど悪化していない。もちろん、このままだとユデガエルの道をたどりかねないが、いまだったらいくらでも手を打てる。ジリ貧どころか、元気あふれる日本経済をつくっていける。

消費でも長期投資でもNPO活動でも構わないが、お金をつかおう

そこで、カギとなってくるのが、国民一人ひとりがもっともっとお金をつかうことである。将来が不安だからと、お金をつかわず預貯金などで抱え込んではいけない。そんなことしていると、日本経済はますます沈んでいき、将来不安が本当に現実となってしまう。

企業も積極投資にお金をつかい出したのだから、個人や家計も負けずにお金をつかおう。預貯金に眠らせているお金を引っ張り出してきて、動かしてやろう。モノを買ってもいいし株を買ってもいいが、とにかくお金を経済の現場へ放り込んでやるのだ。

どんなものの購入でも構わないが、われわれが手放したお金は受け取った人にとって収入となる。その収入は別のなにかにつかわれていくことになり、これらの繰り返しが経済活動に厚みをもたらしていく。

では、どういったところへお金をつかっていけばよいのか? 実際のところ何につかっても構わないが、せっかくなら将来価値を高める方向でお金をつかっていきたい。よく資格を取る勉強するとかいわれるが、資格にこだわらずもっと広く深く勉強したっていい。教養ばかりでなく、趣味やスポーツあるいはNPO活動にお金をつかうのだって、十分に経済の拡大につながっていく。

あるいは、われわれと一緒に長期投資のピッチを上げてもよい。円高だとかの逆風にひるむことなく頑張っている企業は一杯ある。それらを応援すべく株主になってあげるのも、日本経済の拡大にはプラスとなる。応援するという以上、応援しがいのある時の方が効果も高い。いつも言っているように、不況や株式市場が低迷している時にドカーンと株主になるべく買いを入れるのだ。企業経営者にとっても最高の支援となる。  

(2010年12月9日記)

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