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第121回 為替相場の単純化-相場は相場に聞こう!

2010年2月12日

先週のレポートでは標準偏差ボラティリティ、あるいはADXという単一のトレンド指標で相場のもちあい期間(レンジ、ボックス、いってこい、など様々な表現が用いられる)とトレンド期間の判別方法について解説し、それらを認識することによって相場に対して優位性をもてる(勝つ確率を上げられる)可能性があることに言及した。

豪ドル/円(1時間足)21時間ボリンジャーバンド1σと14時間ADX

ADXを使って相場のもちあい期間とトレンド期間を認識


(出所:石原順)

この相場の認識方法は、筆者のあらゆるトレード技術の根幹にあたる部分で、読者のトレードにも有益なヒントになると信じている。

今週の相場もユーロ(ギリシャをはじめとするPIGS諸国)を巡る情報の交錯や、バーナンキFRB議長の議会証言原稿をめぐって騒がしい1週間となった。「マーケットが現在、何に注目しているか?」というマーケットテーマとその変質には筆者は十分に気を配っているが、相場参入はボリンジャーバンド1σとADXおよび標準偏差ボラティリティをみて決定している。相場の認識方法は、月足・週足・日足・1時間足などのタイムフレームを問わず、全て同一の認識手法である。

先週のレポートで「【サンプル:ドル/円相場(日足)】標準偏差ボラティリティとトレンドの判定」について述べたが、これについてもっと詳しく解説してほしいとの要望があった。それについては、2010年2月25日(木)のネット勉強会「確率からのアプローチ!為替相場の単純化」で、できるだけ簡単に説明するので、興味のある方はご参加ください。

相場のもちあい期間とトレンド期間の判定に、筆者は標準偏差ボラティリティ(オプション取引に利用)をメインに使っているが、標準偏差ボラティリティの代わりにADXを使っても問題はない。筆者は売り・買いのアウトライト(投機的)取引ではADXのほうを好んで使っている。下のチャートはユーロ/ドル(日足)の26日標準偏差ボラティリティと14日ADXの推移である。トレンドの有無の認識においては、どちらも似ていると言えるだろう。

ユーロ/ドル(日足)26日標準偏差ボラティリティ(上段)と14日ADX(中段)の推移


(出所:石原順)

以下のチャートはユーロ/ドルおよびドル/円の日足・1時間足のADXの推移である。トレンドフォロ-(順張り)はADXの上昇期におけるボリンジャー1σの飛び出し局面が、相場に勝つ確率が高い期間である。一方、ADXの低下期は逆張りがワークする可能性が高くなる。もう一度言おう。相場は確率に賭けるゲームである。

ユーロ/ドル(日足)21日ボリンジャーバンドと14日ADX


(出所:石原順)

ユーロ/ドル(1時間足)21時間ボリンジャーバンドと14時間ADX


(出所:石原順)

ドル/円(日足)

2月11日現在、標準偏差ボラティリティはピークアウトし、レンジ相場を示唆している


(出所:石原順)

ドル/円(日足)21日ボリンジャーバンドと14日ADX


(出所:石原順)

ドル/円(1時間足)21時間ボリンジャーバンドと14時間ADX


(出所:石原順)

最後にシカゴ市場の話題についてふれておこう。バーナンキFRB議長の議会証言原稿で明らかになったのは、FRBが現在3兆ドルあるMMFを800億ドル程度減らしたいと思っていることだ。バーナンキFRB議長は将来的に市場から1兆ドル程度資金を吸収したいと考えているようだ。流動性を吸収するには短期金利(FFレート)を上げる必要があるが、FRBはまず準備預金吸収手段を試すようである。あまり株にはよい話ではない。筆者は米国の出口戦略は遅れると思っているが、米10年債だけでなく、今後は短期金利の動きにも注意が必要だろう。

ファンドマネージャーに人気があるネッド・デービス・リサーチの予測は、「4-6(第2四半期)と7-9月(第3四半期)に株価が下落し、弱気相場入りする可能性すらあるが、その後再び上昇に転じる」(ブルームバーグ)となっている。筆者も年前半勝負と思っているが、どうだろうか?

豪ドルは12月の雇用者数は5万2,700人増となり、過去3年余りで最大となった。円相場は金利連動なので、この通貨は基本的に押し目買いでよいだろう。キャリー通貨として日本で人気のある南ア・ランドは「財務省と南ア準備銀行はインフレターゲットの妥当性や有効性について精査している」(金利低下要因)との声明を先月発表している。2月17日にゴーダン南アフリカ財務相が、「インフレターゲット政策についての詳細」について述べる予定となっており、相場の変動には一応注意しておきたい。

ランド/円(日足)レンジ相場が長いが…


(出所:石原順)

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