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第28回 円キャリートレードとATR(アベレージトゥルーレンジ)

2008年6月20日

マーケットの動きはノーベル賞学者のいうようにランダムであり、カオスなのかもしれない。日々の乱高下相場に振り回されないで、精神的な余裕をもってトレードを行うには何かしらの形で相場を認識する方法が必要であろう。これまでの連載で触れてきたように、筆者は円キャリートレードを行ううえで「相場の変動率」を非常に重視している。そして相場の変動率を計測する方法として使っている指標(計算式)が「ATRアベレージトゥルーレンジ)」である。現在の相場がキャリートレード(円売り)を行うのにふさわしい環境かどうかの判断は、ATRの上昇・下落の方向性によって行っている。

キャリートレードは金利をとることを目的とする以上、相場変動率の低下が必要条件となる。したがって、ATRの低下期間が円キャリートレードにとって有効な時間帯である。ATRの上昇期間でも円安トレンドが発生することはあるが、ATRの上昇期間は「急激な円高となるリスク」を孕んでおり、筆者は円キャリートレードを行っていない。相場に絶対などあり得ない。したがって、ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析もトレードで勝つ確率をあげる手段にすぎない。ATRは筆者が円キャリートレードを行ううえで、これまで優位性をもたらしてくれた指標である。この指標が楽天FXのお客様の参考になれば幸いである。

相場というのは「確率」に賭けるゲームである。相場のクセを知っていれば、投資家は勝つ確率の高い局面でポジションをとることが可能となるだろう。

ATR(アベレージトゥルーレンジ)
「当日高値-当日安値」「当日高値-前日高値」「前日終値-当日高値」の3つのうち最大の値幅(マド明けを含む最大値幅の計測)を当日の「真の値幅(トゥルーレンジ)」と呼び、この「真の値幅」の20日移動平均線がATR(アベレージトゥルーレンジ)である。いわゆるキャリー通貨と呼ばれるドル/円や豪ドル/円などのクロス円の取引は、このATRが下がる過程で円安、上がる過程で円高となるケースが多い。
豪ドル/円(日足)とATR(アベレージトゥルーレンジ)
緑のATR低下期間が円売りの有効時間帯(注:ATR上昇でも円安トレンドが発生することはある)


(出所:石原順、ブルームバーグ)

ユーロ/円(日足)とATR(アベレージトゥルーレンジ)
緑のATR低下期間が円売りの有効時間帯(注:ATR上昇でも円安トレンドが発生することはある)


(出所:石原順、ブルームバーグ)

ランド/円(日足)とATR(アベレージトゥルーレンジ)
緑のATR低下期間が円売りの有効時間帯(注:ATR上昇でも円安トレンドが発生することはある)


(出所:石原順、ブルームバーグ)

ドル/円(日足)とATR(アベレージトゥルーレンジ)
緑のATR低下期間が円売りの有効時間帯(注:ATR上昇でも円安トレンドが発生することはある)


(出所:石原順、ブルームバーグ)

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