現在地
ホーム > マーケット情報 > レポート&コメント > 石原順「外為市場アウトルック」 > 第12回 長期サポートラインの攻防戦

第12回 長期サポートラインの攻防戦

2008年3月14日

3月13日のドル/円相場は12年4カ月ぶりの1ドル=100円割れとなった。100円割れについていろいろ解説されているが、前回のコラムで述べた2月 29日のバーナンキFRB議長の議会証言での発言が「ドル売り・インフレ買い(原油や金など商品相場の高騰)」の決定打となっているのである。

本日のNY時間もバーナンキ米FRB議長の講演「持続的な住宅所有の促進」が予定されており注意が必要だろう。バーナンキ米FRB議長が何を発言しても、市場のバイアスは「景気後退懸念とインフレ懸念」に傾いているからだ。18日のFOMCでは利下げ幅が注目されているが、議長が推し進める金融緩和は結果的にドル安・株安にしか反応しなくなっているため、今後も苦しい舵取りとなるだろう。現在、FRBばかり金利を下げてECBは知らん顔といったチキンレースとなっているが、この構図は1987年のブラックマンデー当時と似ている。

4月2日にもバーナンキFRB議長の議会証言が予定されている。上院下院合同経済委員会にて東部時間午前9時半より議会証言予定となっており、テーマは「リセッション危機・住宅市場問題・ドル安・米景況一般について」である。市場関係者は米国経済の悪化やドル安をすんなりと認めるのではないかと疑心暗鬼になっており、その質疑応答に注目している。

ドル/円相場はテクニカル的に長期のサポートラインとなっていた101円を下抜けた。今後、終値で100円を下回ってくると97円・95円・90円といった水準までの下落余地が生じている。一方で100円という水準は値ごろ感からのドル投資も出てくるだろう。現在、ドル/円相場は長期に及ぶ三角保合いの「下抜け」か「切り返し」かの正念場に差し掛かっている。

相場は保合い離れにつくのが基本であるため、現状はドル売りでよいと考えるが、現在のドル安相場はサイクル分析ではエクステンション(延長)の領域にあり、対ユーロでは売られすぎの状態にある。こういった局面ではドルの大きな自律反発もあり得るので、実践のトレードでは動的に利食いの逆指値をおいておくか、小刻みな利食いを繰り返しながら相場についていくのがよいだろう。

ドル/円(日足)とトレンドライン


(出所:石原順、ブルームバーグ)

ドル/円(月足)とトレンドライン


(出所:石原順、ブルームバーグ)

ユーロ/ドル(日足)とトレンドライン


(出所:石原順、ブルームバーグ)

ユーロ/ドル(月足)とトレンドライン


(出所:石原順、ブルームバーグ)

本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。


はじめよう!!10万円からのお任せ運用

口座をお持ちでない方へ

まずは無料でかんたん

口座開設

口座開設中のお客様

クイック口座開設手続き中のお客様

楽天証券へ資料請求して、今すぐご利用いただけます。

楽天証券資料請求はこちら

今すぐご利用いただけます。

ポートフォリオ一覧を表示

楽天証券にログインしてご利用ください。

楽天証券へログイン

上記より楽天会員にログインしてください。

ポートフォリオ機能とは?

システム関連のお知らせ

よくあるご質問

お問い合わせランキング

Marketspeedダウンロード

Marketspeed for Macダウンロード

MarketspeedFXダウンロード

投資情報メールサービス「マーケットアロー」

 お友達紹介プログラム

お客様の声をカタチに

[PR]