銘柄レポート:エヌビディア(「B200」「GB200」を今年後半発売へ)、スーパー・マイクロ・コンピューター(200万株+追加オプション30万株の公募増資を発表)
●エヌビディアの年次テクノロジー・カンファレンス「GTC2024」がアメリカ・サンノゼで3月18日に開幕した。ジェイスン・ファンCEOの基調講演では、新アーキテクチャー「Blackwell」による「B200」「GB200」の詳細が発表された。今の主力「H100」と比較すると「B200」の推論性能は15倍、AIトレーニング性能は3倍。「B200」「GB200」は2024年後半に出荷開始の見込み。価格は不明だが「H100」「H200」よりも上昇すると思われる。楽天証券の2025年1月期、2026年1月期業績予想は変更しない。今後6~12カ月間の目標株価は、前回の1,400ドルを維持する。引き続き中長期での投資妙味を感ずる。
●スーパー・マイクロ・コンピューターは3月19日付けで、公募増資200万株と、30日以内に30万株を追加売却する追加オプションを発表した。公募価格は875ドル、手取り概算は17.5億ドル(追加オプションを除く)。資金使途は、仕入れ資金の増強、生産能力の拡大、研究開発投資の増加など。また会社側は、「B100」「B200」「GB200」搭載の新型AIサーバーを発表。楽天証券の2024年6月期、2025年6月期業績予想は変更しない。目標株価は前回の1,900ドルを維持する。引き続き中長期での投資妙味を感ずる。