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第342回 BRICsの3月の製造業購買担当者指数

2013年4月2日

今日のまとめ

  1. ブラジルの購買担当者指数は2カ月連続で悪化
  2. ロシアは新規輸出受注が冴えない
  3. インドの購買担当者指数も大きく悪化した
  4. 中国だけは2月に比べて指数が改善した

ブラジル

ブラジルの3月の製造業購買担当者指数は51.8でした。これは2月の52.5から悪化しました。

ブラジル製造業購買担当者指数(香港上海銀行)

新規受注は6カ月連続で拡大しました。新規輸出受注も増えてはいますが、拡大幅は小さかったです。一方、生産は4カ月連続で拡大しています。ただ拡大のペースは鈍化しています。仕入れに際してインフレ・プレッシャーが感じられています。雇用は若干拡大を見ています。

ロシア

ロシアの3月の製造業購買担当者指数は50.8でした。これは2月の52.0から悪化したことを意味します。

ロシア製造業購買担当者指数(香港上海銀行)

新規輸出受注が2カ月連続で下落したのが目をひきました。新規受注全体もペースに鈍化が見られます。これを受けて生産も減速しており、12月以来で最も弱い数字でした。製造業における雇用は5カ月連続して下落しています。全体としてモメンタムの衰えを感じさせるレポートでした。

インド

インドの3月の製造業購買担当者指数は52.0でした。これは2月の54.2から大幅に減速したことになります。

インド製造業購買担当者指数(香港上海銀行)

新規輸出受注は拡大しているものの、そのペースは緩慢でした。新規受注全体では過去16カ月で最も小さい拡大幅でした。生産は電力不足の影響もあり伸び悩んでおり、こちらも過去16カ月で最も小さい伸びを示しました。仕掛け品在庫は少し増えています。納期は延びつつありますが、これは全体に景気が良いからというよりも、停電などの阻害要因で円滑な生産が出来なかったことを反映しています。原料価格にはインフレ・プレッシャーが感じられます。

中国

中国の3月の製造業購買担当者指数は51.6でした。これは2月の50.4から改善したことになります。

中国製造業購買担当者指数(香港上海銀行)

新規輸出受注は若干の増加、新規受注全体も増加を見ています。生産は5カ月連続で増加しており、そのペースも速まっています。受注残は2カ月連続で減少しています。納期は若干延びています。仕入れコストは若干下落しました。原料の購買活動は活発化しており、完成品在庫も少し増えています。

まとめ

今月は中国を除くすべての国で指数が先月より悪化しました。新興国の景気は、それほど良くないということです。これまで旺盛にコモディティなどを消費してきた中国が、成長を抑える政策をとっていることが影を落としています。BRICs各国の株式市場は全体に精彩を欠いていますが、これは各国の景気を見ればうなずけます。


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