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第305回 インドへの直接投資を脅かす労働争議

2012年7月23日

今日のまとめ

  1. 日本人駐在員も巻き込む暴動が起きた
  2. インド進出の「先輩」企業だけにショックが大きかった
  3. インドは継続的な海外からの直接投資を必要としている
  4. インド政府が事態を早期に収拾できるかに注目

マルチ・スズキにおける労働争議

7月18日にインド屈指の製造業の拠点、マネサールにあるマルチ・スズキの自動車工場で暴動が起きました。

騒動の原因は正社員と臨時雇いの社員の賃金格差だと言われています。

この暴動で同工場の人事部長が死亡したほか、二人の日本人駐在員を含む、多くの社員や警察官が負傷したそうです。

今回の事件の重要性

インドは比較的労働争議の多い国ですが、今回の事件は幾つかの点で注目に値すると思います。

先ず、マルチ・スズキは日本の企業の中でもいち早くインドの将来性に気付いていた企業であり、インド進出の先駆者です。その分、他社よりも現地の労務管理ノウハウや経験という意味では先行していると考えられてきました。

その「先輩格」の企業でこのような大きな争議が起きたことはインド進出を考える他の企業にとって進出を躊躇させる原因になりかねません。

次にマネサールという土地柄ですが、首都デリーに比較的近く、歴史的には余り労働問題が先鋭的でなかったところです。

このため「ここで駄目なら、一体、どこが安全なのだ?」という不安を外国の経営者に与えています。

さらに今回の暴動が極めて計画的であったこと、そして暴徒の行動が残忍だったことも海外からの投資家が二の足を踏む原因になりかねません。

直接投資を必要とするインド

インドはこのところ慢性的に経常赤字となっており、その帳尻を合わせるためには外国からの直接投資の誘致は極めて優先度の高い問題となっています。

インドの経済収支(GDPの%、2010年以降は予想、IMF)

以上のような理由からマネサールにおける今回の労働争議をインド政府が早期に鎮静化させることができるかどうかが注目されます。


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