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第290回 リズムを取り戻そうとするブラジル経済

2012年3月16日

今日のまとめ

  1. ブラジルは去年の夏までは物価安定が課題だった
  2. 秋以降の物価の沈静化で金利政策は成長戦略に軸足が移った
  3. 現在のところ経済活動は未だ減速している
  4. ブラジル政府は一連の輸出業者支援策を打ち出した
  5. 欧州、中国経済の減速の影響に注目

精彩に欠けるブラジル経済

このところブラジルの経済に元気がありません。

去年の前半、ブラジルはインフレに苦しみました。このため金融引締めにより物価安定を目指すことがブラジル中央銀行の主な関心事でした。

その物価は下のチャートに見られるように9月を境にピークアウトし、その後、鎮静化に向かいました。

ブラジルの消費者物価指数(%、IPCA、前年比、IBGE)

ブラジル中銀はこれを受けて7月21日から8月31日までの期間に適用された政策金利(SELICレート)12.50%を天井に、それ以降、これまでに5回に渡って利下げを実施してきました。

3月7日のCOPOM(金融政策委員会)で発表された政策金利は一気に75bpの引き下げで9.75%となっています。つまりピークから合計で275bpの利下げがあったわけです。

実態経済の動向

しかし今のところブラジル経済は未だ減速中です。下は鉱工業生産です。

ブラジルの鉱工業生産(1992年を100として、季節調整済、IBGE)

製造業設備稼働率は2月に少し反発を見ました。

ブラジルの製造業設備稼働率(%、FGV)

また事業主信頼感指数も1月から上向き始めています。

ブラジルの事業主信頼感指数(Icei、FecomercioSP and CNI)

ブラジル政府はIOF(金融取引税)の一部強化やレアル安演出の為の為替介入などを通じて輸出業者の支援に乗り出しています。

ブラジルは歴史的に欧州との貿易上のつながりが密接で、また近年では中国とも急速に貿易を拡大しています。しかしそれらの両方の地域の経済が減速していることもあって先行きは予断を許さない状況です。


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