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第286回 原油高で薄日が差すロシア株式市場

2012年2月24日

今日のまとめ

  1. イラン原油の禁輸措置はロシアにプラス
  2. 大統領選挙を控え投資家は様子見を決め込んでいる
  3. ロシアの消費者は比較的楽観的
  4. ロシア株式市場のバリュエーションは歴史的に低い水準

ロシアの一株当り利益成長率はたぶん上方修正される

2012年の新興国の利益成長率に関し、これまでロシアだけが低い予想に甘んじてきました。

主要新興国の2012年の一株当り利益成長率(%、コンテクスチュアル・インベストメンツ)

この理由はロシア株式市場の約40%が天然ガスならびに石油会社で占められており、原油価格が横ばいという想定下では利益予想が伸びないことが原因です。

イラン情勢緊迫でボックス圏を上放れる原油価格

ところがイラン情勢の緊迫化でWTI原油価格はこれまでのボックス圏を上放れしました。

ロシアの場合、ウラルがベンチマークですが今回禁輸措置の対象となったイラン産の原油と油質が似ているため禁輸措置が長引けば代替供給源として需要が高まる可能性があります。

ウラル原油価格(ドル、月次平均価格、バンク・オブ・ロシア)

そうなればロシアのエネルギー関連株の業績予想は上方修正が期待できます。

不透明感の中での好材料

ロシアは3月4日に大統領選挙を控えており「今は動きたくない」と考える投資家やビジネスマンが多いです。

実際、去年の秋以降、ロシアからは資本逃避の傾向が強まっています。

実業の世界でもそのような模様眺めの傾向は認められ、それは鉱工業生産高にも反映されています。

ロシアの鉱工業生産指数(前年を100として、バンク・オブ・ロシア)

ロシア人はあまり気にしていない

その一方でロシアの消費者は先行きを比較的楽観しています。

その第一の理由として失業率のトレンドが安定していることが挙げられます。

ロシアの失業率(%、バンク・オブ・ロシア)

また消費者物価指数も安定しており、これも投資家のマインドにはプラスです。

ロシアの消費者物価指数(前年を100として、バンク・オブ・ロシア)

このような背景から小売売上高は堅調に推移しています。

ロシアの小売売上高(前年を100として、バンク・オブ・ロシア)

つまり有権者の不満は少なくとも経済的な見地からは決して沸点に到達していないのです。

株式市場は割安放置されている

現在、ロシア株式市場は株価収益率で8倍以下の水準で取引されており、これは歴史的に見ても低い水準です。


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