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第217回 今年3度目の利上げに踏み切ったインド

2010年7月5日

今日のまとめ

  1. 今年3回目の利上げが発表された

  2. インフレは政府のターゲットを上回っている

  3. その内容は食品から燃料へとシフトしている

  4. 経済の基調は強く株式市場はアウトパフォームしている

インド準備銀行が利上げ発表

インド準備銀行は7月2日、今月27日の定例政策会合を待たずに今年3度目の利上げに踏み切りました。これは市場予想通りです。

 
リバースレポ金利 3.75% 4%
レポ金利(貸付金利) 5.25% 5.5%

利上げの背景は物価の上昇です。5月の卸売物価指数は前年比較で+10.16%と政府のターゲットである8.5%を大幅に上回っています。因みにインド準備銀行の描いている今後のインフレのイメージは次のグラフのようになっています。

インドの卸売物価指数(%、前年同期比、2010年3月以降は予想、インド準備銀行

ガソリン価格引き上げ

今回は6月25日にガソリン価格を引き上げたことでインフレ・プレッシャーが強まったため、予防的な意味での利上げとなったわけです。インド準備銀行の声明文では「一部の食品価格にはインフレの鎮静化が見られ始めている。しかし燃料費の値上がりに警戒しなければいけない」と説明されています。

実際、年初来6月19日までの食品価格指数は+12.92%と、その前の週の+16.90%からかなり鎮静化しました。

インド経済は相変わらず強い

一方、インド経済は相変わらず強いです。輸出も好調ですし自動車販売台数などにみる内需も強いです。

先週発表された6月の製造業購買担当者指数は57.3と先月の59.0から若干減速しました。しかしこれも部品サプライヤー間での競争激化が指数下落の一因であり、需要そのものは強いというアンケート結果になっています。

インド株式市場の近況

インドの株式市場の年初来パフォーマンスは0%で、今年のBRICsの中では最も良いパフォーマンスです。

BRICsの年初来パフォーマンス(%、7月2日迄

インドは中国に比べてインフラストラクチャの整備が大幅に遅れており、過剰投資、過剰設備の心配は比較的低いです。別の言い方をすれば中国が今経験しているような輸出中心から内需中心の経済へ、或いは箱モノ建設を中心とする成長の捻出からより高付加価値の財やサービスへのシフトという産業構造の転換を強いられていないのです。その分、経済の抱えるリスクは中国より低いと言えるでしょう。


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