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第209回 中国の3月の貿易統計

2010年4月12日

今日のまとめ

  1. 中国が過去6年で初めて貿易赤字を記録

  2. 経済構造が変わったのではない

  3. いずれ再び輸出は輸入を上回る

3月の貿易統計

中国の3月の貿易統計が発表されています。輸出は1121億ドル、輸入は1193億ドルでした。

中国の輸入と輸出(10億ドル、中国税関総局)

今回は2004年4月以来初めて中国が貿易赤字を記録したということで、折から人民元の切り上げ議論が過熱しいている中、市場関係者の話題をさらうことが予想されます。

輸入と輸出のタイムラグに注意

中国は輸出主導型経済から内需振興へと産業政策の力点を移しつつあります。そこで今回の貿易赤字はその努力の結果だという評価が、或いは出てくるのかも知れません。

でも私はそう判断するのは早計だと思っています。なぜなら中国は加工輸出型の経済なので、輸入のトレンドは常に輸出のトレンドに先行するからです。

これを説明するために輸入と輸出の前年同期比変化率のグラフを示します。

中国の輸入(赤)と輸出(青)の前年同期比変化率(%、中国税関総局)

例えば、リーマン・ショック後の、世界経済が奈落のどん底へ転落してゆく時期(グラフ中では08年10月以降)を見て下さい。輸入の落ち込みの方が輸出の落ち込みより遥かに先行しているのがわかると思います。

次にボトムを打ってから、回復する局面を見ると、やはり輸入が先ずリードして、輸出は後からついてゆく構図が鮮明に見られています。

このタイムラグの存在を理解することが貿易赤字の問題を正しく理解する上で重要だと思います。

さらに今回の景気回復サイクルで輸入が増えたのは素材などのコモディティを市況が安い局面を利用して前倒し発注、備蓄したことも影響しているはずです。

なお国別で言えば中国は台湾、日本、韓国に対しては貿易赤字になっており、米国とEUに対しては依然、貿易黒字となっています。


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