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第207回 M&Aで活気づく金鉱株セクター

2010年4月2日

今日のまとめ

  1. 中堅産金会社間で敵対買収が起こっている

  2. 第三者がM&A合戦に参戦するシナリオもありうる

  3. この買収劇でドルとゴールドの逆相関が断ち切られるかに注目

買収提案

パプア・ニューギニアに金山を所有するリヒア・ゴールド(ティッカー:LIHR)にオーストラリアのニュークレスト・マイニングが約84億ドルで買収提案しました。リヒア・ゴールドは提示価格が低すぎるとしてこれを即座に拒否しています。

今回の買収劇は中堅産金会社同士の買収劇であり、リヒア・ゴールドのCEOのポストが空席になっている間隙を突いて実行されたものです。昨日、リヒアはニュークレストからの買収提案を退けるとともに、元BHPの幹部だったグラエム・ハントを新しいCEOにスカウトすると発表し、ニュークレストに抗戦する構えを見せています。

確認埋蔵量(百万オンス、各社資料、コンテクスチュアル・インベストメンツ)

業界に与える影響

今回の買収劇がゴールドのセクターに与える影響は2つあります。
ひとつは今後玉突き式にM&Aが繰り返されるのではという思惑から他の金鉱株も一斉に動意付き始めたという点です。ニューモント・マイニングやBHPがリヒア・ゴールド買収に名乗りを上げる可能性があると見るアナリストは多いですし、今回、買収する側になっているニュークレスト・マイニングへも逆に第三者からテイクオーバーの企てがなされる可能性も指摘されています。実際、今日は他の産金会社の株も軒並み動意付きました。下はその一例で、ニューモント・マイニングの株価です。

ニューモント・マイニング(NEM)

もうひとつの影響は産金会社の経営者が積極的にM&Aに乗り出すということはゴールドそのものの見通しに関しても強気の意見を持っているのではないか? という考えが投資家に芽生え始めている点です。実際、金価格そのものもこのニュースに反応しており、これまで押し込められてきた三角保ち合いのチャート・パターンから上放れしたかのように見えます。

金鉱株の株価評価

さて、今回のリヒアに対する買収提案はリヒアの確認埋蔵量1オンス当たり約300ドルの提示価格となっています。これは他の金鉱株が現在取引されている価格に比べるとかなり高目であると考える事ができます。しかし採掘コストや政治リスクなどを考えるとこの価格は妥当だと思います。

金鉱株の時価評価(時価総額÷確認埋蔵量、オンス当たりドル、4月1日現在、コンテクスチュアル・インベストメンツ)

ドルと金の逆相関の関係が断ち切られるかに注目

去年以来、ドル安はゴールドにとって強気材料であると言われてきました。実際、ドルが安い日には金価格が上がる日が多いです。最近のユーロ安はドル高の原因となっており、従って金価格の頭は重たかったです。この逆相関の関係がいつ崩れるかは市場関係者の注目ポイントのひとつになっています。果たして今回のM&Aがきっかけとなってこの連鎖が断ち切られるかどうか、注目したいと思います。


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