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第178回 インド企業の決算は好調

2009年7月31日

今日のまとめ

  1. インド企業の決算は好調

  2. ステート・バンク・オブ・インディアはフィー収入の増加が目をひいた

  3. パトニ・コンピュータは顧客のIT予算見直しが終わったので不確実性が減った

  4. マヒンドラ&マヒンドラはSUVのマーケット・シェアの伸長が目立つ

インド企業の決算は好調

インド企業の第1四半期(4~6月期)決算がいま続々と発表されているところですが、事前予想を上回る好決算を出す企業が相次いでいます。下は今週発表された主な決算です。

銘柄名 純利益 アナリスト予想
ステート・バンク・オブ・インディア(銀行/ADRなし) 233億ルピー 200億ルピー
SAIL(製鉄業/ADRなし) 133億ルピー 118億ルピー
パトニ・コンピュータ(ITアウトソーシング/PTI) 15億ルピー 9億ルピー
インディアン・オイル(石油精製/ADRなし) 368億ルピー 175億ルピー
マヒンドラ&マヒンドラ(SUV・トラクター/ADRなし) 40億ルピー 31億ルピー
ヒーロー・ホンダ(バイク/ADRなし) 50億ルピー 45億ルピー

ステート・バンク・オブ・インディア

ステート・バンク・オブ・インディアは総資産の規模から言うとインドで一番大きな銀行ですが、第1四半期決算は主にフィー・ビジネスが好調で去年に比べて42%純利益が増えました。貸付残高は23%成長、小口預金は36%成長しています。ネット・インタレスト・マージン(貸付金利と調達金利の差)は去年の3.03%から2.3%へと減っていますがこれはプライム・レートを下げた関係だと思われます。焦げ付き比率は貸付全体の0.92%と、去年の0.85%より少し増えています。また貸し倒れ引当比率は3月末の38.72%から今期は45.15%へと引き上げられました。

パトニ・コンピュータ(PTI)

パトニ・コンピュータの決算はアナリスト・コンセンサスの28¢を大幅に上回る45¢でした。売上高はコンセンサス予想とほぼ同じの1.57億ドルでした。また来期の会社側予想(ガイダンス)は売上高、純利益ともに上方修正されています。 今期のパトニの好業績はコスト削減の努力に負う部分が大きいです。営業費用は去年同期の1.23億ドルから今期は1億ドルへと下がりました。また為替差損が減ったことも寄与しています。懸念点としては売上高が未だ低迷していることと稼働顧客数が3月末の時点での320社から194社へと激減している点です。ただ、大半の顧客においては今年のIT予算の見直しは既に終わっており、今年は現状の契約数、ならびに役務単価を維持できる見通しとなっています。役務単価そのものは年初から3%程度減少したのですが、ここが大底だと予想されます。

マヒンドラ&マヒンドラ

同社はSUV(スポーツ・タイプ多目的車)、トラクターを中心とする自動車メーカーです。第1四半期の純利益は40億ルピーと去年の16億ルピーより大幅に増えました。一方、売上高も去年に比べて29%増えています。但し今回は買収したパンジャブ・トラクターなどの新しい部門の数字が加わっているために去年と単純比較はできません。今期の営業マージンも14.35%と去年の7.75%より大幅に拡大しました。インドのSUV市場におけるマヒンドラ&マヒンドラのマーケット・シェアは去年の51%から65%へと伸長しています。懸念点としては鉄鋼価格などの材料費が高騰した場合、同社の業績に悪影響が出る可能性があることと、旱魃で農家の収入が打撃を受けた場合、トラクターの売上に響く恐れがある点です。


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