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第174回 政府の大胆な景気刺激策で息を吹き返したベトナム

2009年7月2日

今日のまとめ

  1. インフレは沈静化し、貿易収支は改善した

  2. 積極的な景気支援策を次々打ち出している

問題山積みの国から一転して好調に

去年のベトナムはハイパー・インフレ、どんどん悪化する貿易収支、通貨ドンに対する不安など、様々な問題を抱えていました。しかしそれらの問題の多くは驚くほど速いペースで改善しました。

インフレ

先ずインフレですが2007年の11月あたりを境にベトナムの物価はどんどん上がり始めました。それを見て驚いたベトナム政府は2008年の4月から政策金利を引き上げ始めます。しかし世界的な米の不作などの影響で、とりわけ食品を中心に夏までひどいインフレに見舞われました。その後、(1)金融引締めが効果を見せると同時に、(2)アメリカでのサブプライム問題が深刻化し、ベトナムの輸出する一次産品の価格が下落し、同時に衣料品などの輸出が打撃を受けたことから消費者物価も一転して沈静化しています。10月からは徐々に政策金利は引き下げられています。

ベトナムの消費者物価指数(前年同期比、GSO)

貿易収支

2008年はとりわけ上半期の貿易収支が悪かったため、通年でGDP比11.9%の経常収支の赤字となりました。このうちのある程度はガソリンなどの輸入品の高騰が原因です。世界経済の減速とともに輸出のペースも落ちたのですが、輸入の落ち込みの方がそれよりもひどかったために貿易収支はずいぶん改善しました。

ベトナムの輸入・輸出・貿易収支(百万ドル、GSO)

なおベトナムの輸出パフォーマンスはアジアの他の国に比べるとたいへん立派です。

アジア各国の輸出成長率(%、世銀)

景気刺激策

ベトナム政府は高金利で借り入れをしてしまった企業を助けるために金利補助金制度により低利の貸し出しを実施しています。これは物価が沈静化する中で企業の金利負担だけが高止まりしていると資金繰り困難に陥るからです。この低利借換えを促進するう融資は政府系金融機関経由でいまどんどん貸し出され始めています。

金利補助金制度に基づく貸し出し額(1兆ベトナム・ドン、SBV)

加えてベトナム政府はGDPの8.3%に上る景気刺激予算を組んでいます。これは中国、マレーシアに次いで大きい予算です。

景気刺激策(対GDP比率、世銀)

こうした一連の措置を受けてベトナムの経済は中国やインドと並んでプラスの成長を維持しています。

四半期GDP成長率(前年同期比、世銀)


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