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第164回 中国の大陸株式市場におけるIPO再開観測と融資成長との関係

2009年4月23日

今日のまとめ

  1. このところの急激な融資成長には危惧の声が上がっていた
  2. IPO再開をチラつかせることで株式市場の過熱をスピード調整
  3. 実態経済にお金が回ることがたいせつ

急激な融資成長

このところ中国では銀行の融資が急激に成長しています。最近発表された2009年第1四半期の人民元建て融資成長率は29.78%とここ数年では最高の水準でした。

中国の融資成長率

融資を増やすことは景気対策上不可欠なことであり、好ましいことです。問題はこの融資が政府の期待するようなターゲットにお金が行き渡る結果を生むかどうかです。

融資の増加が消費を刺激したり、資金繰りに苦しんでいる中小企業を助けたりして、それが雇用の拡大につながれば理想的なのですが、折角の融資の増加が株式投機に「直行」してしまったのでは効率の悪い政策になってしまいます。

もちろん、いきなり融資成長を絞り込んだのではぶち壊しです。そうかと言って株式市場にバブルが発生するのを放置すれば、長い目でみると中国経済にとってマイナスになります。

大陸市場におけるIPO再開の噂

そこで中国政府は「大陸市場でIPOを再開する」というシグナルを市場に送り始めました。この場合、大陸市場でのIPOとは政府系企業の株式の放出を意味します。2年前のA株市場での経験から中国の投資家には「政府がどんどん株式を放出しているときは、余り調子に乗るべきではない」という学習効果があります。

「株式市場で荒稼ぎさせてくれないのなら、しっかり本業で稼ぐしかないな」そういう態度を経営者や投資家に持ってもらいたい、そういう政府のメッセージが今回のニュースには含まれているわけです。

実態経済にお金を回そう!

それでは具体的に何がなされるべきかですが、先ず証券融資などを減らし、実業界への長期貸し付けを増やすこと、借り手の信用チェックを厳格化すること、ひいきや縁故による融資を慎み、本当に頑張っている人や成長のための資本を必要としている企業への融資を増やすことなどが望まれているのです。

少し頭を冷やして、期待値を下げよう

中国の銀行は1年のうちで第1四半期にいちばん積極的に融資を伸ばすことが知られています。その経験則をあてはめるなら、今後融資は鈍化すると考えるべきです。また今回、こういう形で大陸株に実質的な「冷やし司令」が飛んだことでもありますから、投資家は期待値を少し下げるべきだと思います。


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