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第155回 「中国の太陽光発電関連株の近況について」

2009年1月20日

今日のまとめ

  1. 再生可能エネルギーへの予算の割当ては意外に少なかった
  2. EPS予想はどんどん下がっている
  3. 業界ぐるみの生産調整が必要になる

オバマ大統領の就任

いよいよ1月20日にバラク・オバマが大統領に就任します。オバマはノーベル物理学賞の受賞者でローレンス・バークレー国立研究所の所長であるスティーブン・チューをエネルギー長官に任命しました。スティーブン・チューは熱心な再生可能エネルギーの支持者で、彼自身、ヘリオス・プロジェクト(太陽光利用燃料製造プロジェクト)の推進者のひとりです。

このため世界の投資家は再生可能エネルギーのストーリーに飛びついていますが、実際には投資家の期待が裏切られる危険性も高いです。事実、先日上院が承認した「経済復興プログラム」に予算計上された再生可能エネルギーへの減税・優遇項目へは200億ドルが割当てられただけで、これは市場関係者の期待を下回る金額でした。200億ドルというと相当まとまった金額のように思えるのですが、実は現在のソーラー・パネルの需要は州政府などが実施している再生可能エネルギー促進プログラムの補助金などに依存している場合が多く、州政府の予算が払底するとともに補助金が底を付くケースが続出しているのです。

またオバマ氏は「経済復興プログラム」の予算を実際に使ってゆく際も「長期に渡り給与水準の高い雇用機会を創出するやり方」で実際のプログラムを進めると公言しており、単にアジアで組まれたソーラー・パネルをそのまま買ってきて据え付けるということはやらないという意味の発言をしています。

業績予想は急激に悪化

そんな中で中国のソーラー・パネル・メーカーのリーダーであるサンテック・パワー(ティッカー:STP)には先日、大規模なレイオフの噂が飛び交い、会社側が慌てて事実を訂正する事態になりました。一部で4000人と伝えられた人員削減は「実際には800名程度だ」と会社側はコメントしました。しかしそのコメントをした際に現在のサンテック・パワーの設備稼働率が僅か50~60%に過ぎないという事実が公表され投資家の落胆を誘っています。下のグラフは過去3カ月の間に最近の主要ソーラー・パネル関連企業の2009年のEPS予想がどのように推移したかをグラフ化したものです。(去年の10月中旬の時点でのコンセンサスEPS予想を100としています。)

このグラフからわかるように最悪のカナディアン・ソーラー(ティッカー:CSIQ)の場合、EPS予想は3カ月前の予想の10分の1に減っています。サンテック・パワーも去年の10月のコンセンサスの約28%に過ぎません。ソーラーファン(SOLF)、JAソーラー(JASO)、トリナ・ソーラー(TSL)の予想数字もずいぶん下がりました。唯一、インリー(YGE)とLDKソーラー(LDK)のみが比較的小幅な削減にとどまっています。

次に各社の去年と今年のEPS予想の比較を見ます。こちらもインリーとLDKソーラーを除く全部の企業が前年比でマイナス成長になると予想されています。

株価出直りのために必要なこと

いま太陽光発電セクターに求められていることは乱立するソーラー・パネル・メーカーの生産計画の調整です。それと同時に原材料となるポリシリコンの価格がもっと下がることが必要です。去年の第3四半期の時点では未だポリシリコン価格は高止まりしたままです。


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