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2016年2月9日

第10回 アクティブファンドを厳選すれば報われる―投資家に寄り添うピクテiTrustシリーズ

ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長 萩野琢英 × Longine投信部

ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長 萩野琢英氏に、同社のアクティブファンドシリーズiTrustのコンセプトや今後の個人投資家への取り組み、またアクティブファンドを厳選し、長期分散投資をすることの重要性についてお伺いしました。

Longine投信部より投資家に伝えたい3つのポイント

  • ピクテ投信投資顧問は、先進国の経済成長率が低下し、国債の利回りも低下する中、長期分散投資に最適なアクティブファンドを厳選する必要性があると思い、iTrustシリーズを開発。
  • 投資は、取ったリスク対比で適切なリターンが得られる商品選びを意識する必要があり、iTrustシリーズではその基準に沿った投資信託を厳選。
  • アクティブファンドは、運用の優れたファンドを十分に選択することができれば、インデックスファンドのパフォーマンスを上回る確率は断然高くなる。

iTrust - 自分たちが買いたい投資信託を厳選

Longine投信部(以下、Longine)
ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長 萩野琢英(以下、萩野)

Longine
なぜ、今、ピクテ投信投資顧問のアクティブファンドから選りすぐったパッケージであるiTrustの提供を始めるのでしょうか。
萩野
投資家を取り巻く資産運用が大きく変わったこともあり、資産運用の基本的な考え方を変えなければいけないと考えたのがそもそもです。リーマンショック以降、先進国の経済成長率が低下し、その結果国債の利回りも低下しました。資本市場の価格変動(ボラティリティ)は変わらない一方、国債の利回りが低下することで株式の期待収益率も低下してきたと言えます。私は2001年以降、弊社で商品開発に携わってきましたが、こうした資産運用の環境変化もあり、個人投資家の皆様に対して、長期分散投資に最適なアクティブファンドを改めてわかりやすくご提案すべきと考えました。iTrustに組み入れるファンドについては、自分たちならどのような商品が欲しいのか、という目線を意識して選択しました。
Longine
iTrustは、なぜインターネット専用のアクティブファンドシリーズなのでしょうか。
萩野
インターネットで投資信託を販売することで様々なコストを削減することができるからです。私が弊社に入社し、アクティブファンドのファンドマネージャーと数多く接する中で至った結論は、運用は10年単位で考えるべきというものです。MSCI 世界株価指数といった株式インデックスの現地通貨ベースのパフォーマンスを見ると、仮に高値でつかんでも10年程度の期間があれば挽回することが可能です。もし、長期でしっかり保有していただくなら、信託報酬等コストが低いに越したことはありません。弊社は長期投資をサポートするためにもインターネットで販売することが重要だと考えました。

ピクテ投信投資顧問株式会社
代表取締役社長 萩野琢英

Longine
今回は、「iTrust世界株式」[リスクと費用]、「iTrustバイオ」[リスクと費用]、「iTrustロボ」[リスクと費用]と、3つのファンドを同時に販売されますが、なぜこの3ファンドが選ばれたのでしょうか。
萩野
まず、「iTrust世界株式」ですが、世界経済が今後も成長し続けると考えるならば、世界株式は投資対象のコアとして考える必要があると思います。「iTrust世界株式」は世界の優良株を中心に投資をしており、2008年4月以降、3年ローリングの収益率は97%の期間でベンチマークのパフォーマンスを上回っています。また、先ほども指摘したように、長期で運用するためには運用に伴うコストが低いに越したことはありません。当ファンドは、商品開発を日本で行ったからこそ、世界株式のアクティブファンドにもかかわらず、信託報酬を0.86%(税抜き)でご提供できることとなりました。機関投資家向けの信託報酬の水準を意識した、個人投資家の方へも魅力的な水準をご提供できます。
Longine
過去のパフォーマンスとコストについて理解できましたが、「iTrust世界株式」は数多くある投資信託の中でどのような位置づけにあると考えればよいでしょうか。
萩野
投資に際しては、取ったリスク対比で適切なリターンが得られる、次の図が示すようなバンド(グレーの部分)の中に納まる商品選びを意識する必要があります。たとえば、バンドから上に外れ、取ったリスクの割にリターンが高かったファンドもあったわけですが、それは将来にかけて大きく下にずれ、リスクの割にリターンが低いとなる可能性もあると言うこともでき、避けるべきです。「iTrust世界株式」はこのバンドのちょうど真ん中にあり、長期投資でコアとして保有するには適当なファンドといえます。弊社はそうした王道の投資商品を出したいと考え、iTrustシリーズを開発しました。

※2005年12月末以前に日本で設定され、販売されているファンドで、純資産総額上位300ファンド(2015年12月末時点)(ETF、マネー型、公社債ファンドを除く)
※基準価額(分配金再投資後)、円ベース。
※リスクは月次リターンの標準偏差。

出所:リッパー、ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

Longine
iTrustバイオ及びiTrustロボについては、なぜ今回iTrustシリーズとして選ばれたのでしょうか。
萩野
弊社グループは富裕層向けプライベートバンクとしての歴史が長く、お客様のニーズに基づいて投資対象をカスタマイズしたファンドを組成してきた歴史があります。弊社グループのバイオファンドは業界の中でも最も歴史が古く、1995年に運用がスタートしています。10年単位の産業の大きな潮流である「メガトレンド」を社内で定義し、産業界の専門家で構成されるアドバイザリー・ボードのアドバイスも参考にしながら、運用に当たっています。今回はその中でも、次の10年を考える際に特に魅力的なファンドを2本選択しました。
Longine
iTrust世界株式、iTrustバイオ、iTrustロボはどのように組み合わせればよいのでしょうか。
萩野
iTrust世界株式を中心資産として、iTrustバイオやiTrustロボはスパイス的な資産としてお考えください。iTrustバイオやiTrustロボは、それぞれバイオやロボ事業の比率が高い銘柄を中心に投資をしており、一般的な複数業種の株式に分散投資されたファンドよりも株価変動が大きくなります。当社の特定の事業に集中投資するファンドは、株変動特性の低い銘柄を組み入れることで安定的な運用を目指していますが、あくまでもインデックスの割高や割安を判断しながらの投資をお勧めします。
Longine
2016年に入り、世界の株式相場は大きく下落しました。個人投資家の中には、そうした状況を見て、いつ運用を始めればよいか迷っている方もいるかと思います。購入のタイミングについてのアドバイスはありますか。
萩野
現在の相場下落は、経済のファンダメンタルズから下方にかい離したアンダーシュートの可能性もあります。こういう時こそ株式の投資信託を購入する好機とも言えます。しかし、株式市場の大底は誰にも言い当てることはできないので、たとえば、2年・24か月の分散投資などをお勧めしたいと思います。マーケットの変動と上手に付き合っていくためには、購入時期の分散も有効な手段です。iTrustシリーズは、インターネットで販売することから積立投資をすることが可能です。たとえば、120万円分の投資信託を一度に購入するのではなく、毎月5万円ずつ、2年をかけて購入するアプローチが良いと思います。

アクティブファンドを選ぶ時代

Longine
iTrustシリーズは、アクティブファンドのセレクションとなりますが、一方で、最近ではインデックスファンドでも信託報酬水準の低い商品が多数登場しています。個人投資家はこうした環境の中、どのように投資信託と向き合えばよいのでしょうか。
萩野
アクティブファンドのパフォーマンスがインデックスファンドをどれくらいの割合で上回るのか、という議論がありますが、私はその背景を十分に考える必要があると思っています。結論から言えば、アクティブファンドも、運用の優れたファンドを十分に選択することができれば、インデックスファンドのパフォーマンスを上回る確率は断然高くなります。弊社グループには、選び抜いた80の運用ストラテジーがありますが、そのうち60%はベンチマークを上回っています。
Longine
日本で購入することができる投資信託は5,000本以上あり、個人投資家に対してその中からアクティブファンドを選んでくださいといってもなかなか難しいと思いますが、いかがでしょうか。
萩野
運用会社側の事情として投資信託の品揃えを充実させようとした結果、必ずしも運用の優れた投資信託ばかりが提供されていない可能性もあります。もしそうであるとすれば、アクティブファンドも玉石混交の状態と言えます。それでは、個人投資家の皆様もどのアクティブファンドを保有してよいかわからないということになると思います。そうした状況を乗り越えていただくために、今回の3本もそうですが、弊社グループが運用するアクティブファンドの中から厳選したアセットクラスやストラテジーをiTrustシリーズとして今後も展開していきたいと思います。

個人投資家への情報提供と対話そしてアシスト - iInfoの役割とは

Longine
個人投資家の悩みとして、投資信託を購入した後の情報収集をどのようにすればよいのかということも多いと思います。この点はいかがでしょうか。
萩野
弊社は今回、iInfoというお客様とダイレクトにつながり、お客様に寄り添いながら資産運用をアシストする取り組みを始めました。弊社はiTrustシリーズの受益者限定に、メールマガジンで保有ファンドに関するタイムリーな情報をご提供したり、受益者が直接当社に対して商品に関する質問を行うことができるようにしました。それだけではなく、ネット上で運用報告会を行ったり、リスクとは何かといったことから分散投資の行い方など投資の基礎知識まで動画配信などを行っていきます。
Longine
個人投資家と対話することで手ごたえはありますか。
萩野
私は弊社が主催するセミナーで直接お話をさせていただく機会も多いのですが、そういった場で資産運用に関する一見難しそうな説明をさせていただいても、懇切丁寧に説明をすれば、理解をしていただける場面を数多く経験してきました。この経験を、今後はインターネット上でもより活用し、展開していきたいと考えています。インターネットでは、直接セミナーでお会いできる方よりもさらに多くの方に視聴していただけると考えており、今後、比較的若い世代からシニアに至るまで、インターネットを通じて正しい情報をしっかり提供することで、より多くの個人投資家の皆様に資産運用の選択肢を広げてもらえればと思っています。是非、iTrustシリーズをご活用いただき、個人投資家の皆様には、これまでの資産運用とは違った、市場インデックスのパフォーマンスを突き抜ける資産運用をしていただければと思います。
Longine
本日は長時間ありがとうございました。
萩野
こちらこそありがとうございました。

本資料は情報提供を目的としており、投資等の勧誘目的で作成したものではありません。お客様ご自身で投資の最終決定をおこなってください。本資料の内容は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手・編集したものですが、その情報源の確実性まで保証するものではありません。なお、本資料の内容は、予告なしに変更することがあります。

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泉田良輔

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