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2016年5月28日

第3回 買ってみた投資信託がいきなりマイナスに(涙)どうすればよいですか?

みなさまこんにちは。家計の窓口のゆりもとひろみです。はじめて投資信託を「エイヤ!」と買ったとたん、マイナスになって呆然としてしまう。よく伺う話です。どうすればよいのか?というご質問に対して、今回は、「どう考えればよいのか」と「どう行動すればよいか」の2つに分けて回答させて頂きますね。

期待リターンとリスクの関係をご存知ですか?

はじめて資産運用をするときは、期待リターンと言って「過去の実績から見た、増える見込み」だけに目を奪われがちです。けれど、減った時にどうするかを考えておかないと、値下がりが続くと動揺してしまい、運用が楽しくなくなってしまいます。

投資信託を選ぶときは、いくら増えているのかだけではなく、「一時的にいくら減ることがあるのか」も確認が必要です。このことをリスクといいます。運用の世界で言うリスクとは、必ずしも危険という意味ではなく、価格変動の幅のことを指します。「リスクが高い商品」とは、「価格変動の激しい可能性がある商品」という意味だと考えてください。

では、期待リターンとリスクはどのような関係になっているのでしょうか?

次のイメージグラフをご覧ください。

株式会社FPフローリスト作成

例えば、ある商品が過去数十年の実績で、期待リターンが年率5%だとしますと、(本当は複利の場合が多いのですが、分かりやすく単利で考えてみますと)5年持っていると約25%、10年持っていれば約50%増やすことを目指せるという理屈になります。

一方、商品のリスクは30%だとしますと、一時的にはマイナス30%程度値下がりすることが過去時々あった、また将来もあり得るということを示しています。この価格の振れ幅に耐えるためには、リスクをリターンが上回ると見込める商品を選ぶことと、上回るまでの期間、運用を続けられる資金で始めることが大切です。

(※必ずしも長く運用していれば増えるとは限りませんが、価格の振れが上向きになるまで、待てるお金で投資することが大切です。)

いくらまで減っても耐えられますか?

次に、リスク許容度について確認してみましょう。リスク許容度とは、「いくらまでの価格変動に耐えられるか」ということです。人によって、また資産運用の目的によって変わってきます。「100万円の投資信託が80万円まで値下がりしても耐えられるが、70万円になると心安らかに生活できない」という方は、20%以内のリスクに収まっている商品を選ぶ必要があります。

また、「一時的なら資金が半分になっても平気!」という度胸のある人でも、来年子どもが進学する時の学費用資金を、変動の激しい商品に投資すべきではありません。一方、リタイヤする20年後まで使わない資金であれば、リスクを取って増やすことを目指してもよいですよね。

このように、自分の性格と資金の目的からリスク許容度を把握し、投資商品のリスクとリスク許容度がマッチしているか確認しましょう。「マイナスになってしまったけれどリスク許容度の範囲内」であれば、投資を続けてもよいでしょう。一方、自分のリスク許容度を大きく超えて下がっているのでしたら、頃合いを見て、自分に合ったドキドキし過ぎない投信に切り替えるとよい、という判断になります。

(※次の応用編として、リスクを抑えるための資産クラス分散投資という方法がありますが、またの機会にお話します。)

リスクをなるべく小さくする投資のコツ

許容できる範囲であっても、運用がマイナスであることは嬉しくありませんよね。

投資信託は評価の高いものであっても、買うタイミングで成果がかなり変わってしまいます。そこで、はじめてさんにお勧めするのは、「いっぺんに買わない」ということです。一番実践しやすいのが積立投資です。よいと思った投資信託を、毎月定額買い付けていくことです。積立設定をすると、忙しくても、株価が乱高下してクラクラしていても、自動的に積立購入をしてくれるので時間分散投資を実践することができます。

もう一つは、資金余力を残しておいて、「値下がりしたら、更に買う」という方法です。難平買い(なんぴんがい)と言いますが、はじめてさんにはちょっと難しいかもしれません。あらかじめ「○%下がったら、いくら追加で買う」とルールを決めて、下がった時に怖がらずに実践できれば効果は高いです。

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圦本弘美

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ママのための 資産運用はじめの一歩

株式会社FPフローリストのゆりもとひろみがお届けする、運用ビギナーのためのマネーコラムです。ジュニアNISAがスタートし、ママ達から運用の相談を受けることが多くなりました。「今さら聞きづらい」「そもそもから教えてほしい」というご要望にお応えして、資産運用の仕組みや活用法をお届けします。家計の未来を担うママ達の、運用デビューを応援しています!

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