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2016年4月27日

第6回 マラソンと資産運用に共通する『2つのスタンス』を徹底研究

全国2000万人のランニング愛好家の皆さん、こんにちは!

マラソンと資産運用を愛するファイナンシャルプ・ランナーの白鳥光良です。

左は、私の高校時代の写真・・・ではなく、東京マラソン2016を暑苦しい学ランの仮装で3時間49分34秒にて完走した直後の一枚。右の写真は、7年連続で戴いた東京マラソンの完走メダル。本年のメダルは特にお洒落でした。

マラソンにおける2つのスタンス

マラソンの取り組み方には、2つのスタンスがあります。

  • 1つめは「もっと速く」走ることを追求するスタンス。
  • 2つめは「より楽しく」走ることを追究するスタンス。

前者は分かりやすいですよね。初マラソンは完走しただけで嬉しいものですが、2回目からは「もっと速く走りたい!」欲求が生まれるのが自然です。6時間よりも5時間、5時間よりも4時間半、4時間半よりも4時間、4時間よりも3時間半・・・と、完走タイムを短縮する達成感があります。毎年のように出るレースでは、順位が上がる喜びもあります。さらに、3時間台前半で自己ベストを更新し続ける人もいますが、タイムが頭打ちになった後は「もっと長く」(100キロ等のウルトラマラソン)走ることを追究するスタンスもあります。

後者は「風景を楽しむ」「応援を楽しむ」両パターンの楽しみ方があります。

私の記憶に深く残っている風景は「久米島」「伊豆大島」「ゴールドコースト」などのマラソンで、走りながら見たずっと続く海。また「白山・白川郷ウルトラマラソン」で世界遺産登録された白川郷の合掌造りを見上げながら走った体験も忘れられません。走りながら楽しめる風景は最高です!

また応援も楽しめますよね。地方の大会で子供からお年寄りまでの応援に心温まることは多いですし、東京マラソンも途切れない応援が素晴らしいです。私は3年前に初めて「礼服スーツ」の仮装で東京マラソンを走ったら多くの応援を受けて沿道の人たちと一緒にお祭りを盛り上げたような感覚が最高だったので、それから4年連続で冒頭のようなアホな格好をして42.195キロを駆け抜けています。

資産運用に対する2つのスタンス

資産運用の取り組み方にも、2つのスタンスがあります。

  • 1つめは「効率的な資産の増加」を追求するスタンス。
  • 2つめは「資産運用のプロセス」を楽しむスタンス。

前者は、資産運用で結果を出そうと真剣に取り組むスタンスですが、「リターンの最大化」を狙うと 第1回 個人の資産運用は、100メートル走ではない! でお伝えしたように資産全体を大きな危険に晒すことになりますし、「リスクの最小化」を追求すると当面は年0.05%(個人向け国債・変動10年の最低保証利率)程度のリターンしか期待できません。そこで、適度にリスクを取りながら長期的に株の平均リターンを取れればOKと割り切ってインデックス投信の積立投資を行うなどの方法論は、時間がないシリアスランナーの方には向いていると思います。

後者は(過剰なリスクは取らないように注意しつつも)資産運用そのものを楽しみの1つとするもの。私自身はこのスタンスが強いですが、まずは何よりも様々なマーケットが波打ちながら循環するのを眺めるのが好きです。

個別株の投資は過去20年以上にわたって「全負け」から「10倍勝ち」まで経験しましたが、その目的は楽しみながら学ぶことの占めるウェイトが高いです。

投資信託は、長期(下落局面を含む期間。現在は8年以上が目安)で「総コスト差引後の手取りで(リターンの大きさやリスクの低さで)インデックス投資よりもメリットありと判断できる実績」があるアクティブ型の投信を厳選して買って、長期の優位性が続く間は保有するのが主な方針です。勝ち負けありますが、金融危機後に1年間でリーマンショック前(2008年8月)の水準まで戻った投信を積極運用の中心にしていて助かった経験があります。投信選びも奥が深くて楽しいですよ。

あなたに合ったスタンスは・・・どっち?

ここで、マラソンと資産運用における2つのスタンス「結果を追求する」「プロセスを楽しむ」の具体例をまとめて眺めてみましょう。

図:マラソンと資産運用に共通する『2つのスタンス』の分析

  結果を追求する プロセスを楽しむ
マラソン 自己ベスト更新を狙う
レースでの順位を上げる
もっと長い距離を完走する
自らの成長を楽しむ
自然や風景を楽しむ
沿道の応援を楽しむ
資産運用 リターンの最大化 → 危険
リスクの最小化 → 運用難
妥当な線を狙うなら積立投資
様々な相場の動きを楽しむ
個別株投資を楽しみながら学ぶ
投信を選別して買うことを楽しむ

出所:筆者作成

あなた自身に合っていそうなのは、どのスタンスでしょうか?

マラソンでは、サブ4前後までは月200キロのジョギング継続でも達成できるので「自己ベスト更新を狙う」「自らの成長を楽しむ」を両建てで追求できます。しかし、そこから先の世界は(心肺に負荷をかけるスピード練習も必要になるなど)必ずしも健康に良いとは言えないので、あなたに合うスタンスを見極めて走り続けるのが良いでしょう。

個人の資産運用においては、年4%弱の税引後リターンを目指す程度の「サブ4資産運用」までは(適度な範囲のリスクを取る姿勢があれば)結果を追求するスタンスだけでも大きな問題ありません。しかし、その水準を越えたリターン(例えば10%)を目指す資金は当たり外れが大きくなり、目標が高くなるほど大ケガや故障をするリスクが高まるので、楽しむスタンスが維持できる程度に金額を抑えておくのが賢明です。特に2016年は、一見安定している米国株の大幅下落が年後半に生じるシナリオを警戒して慎重に臨みたいと個人的には感じます。

もし、ご自身の資産に関して「どのくらいの割合を積極運用すべきか?」「マイナス金利時代の資産運用はどうすべきか?」などの問いに答えが出ない場合は、ファイナンシャルプ・ランナーへのご相談をおすすめします。関心のある方は、私が代表を務める独立系FP会社のサービス一覧(以下)を覗いて頂ければ幸甚です。

住まいと保険と資産管理(東京本社)のFPサービス一覧

次回掲載予定日は5月25日(水)です!

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白鳥光良

白鳥光良

ランナー必見!マラソン愛好家のための【サブ4】資産管理・運用教室

市民ランナーは、4時間以内(サブ4)で42.195キロを安定して走る実力がつけば、一生マラソンを楽しめる。個人投資家は、年4%弱のリターンを長期的に実現できるなら、長い人生で必要なお金に困る可能性は低い。フルマラソン完走25回、お客様の総合的な資産管理のサポートを15年以上にわたって継続しているファイナンシャルプ《ランナー》が、資産運用とマラソンの両方に役立つ知恵をお伝えします。

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