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第21回 ゴールドはトレンド発生前夜か? ゴールド・原油・日経平均のテクニカル分析

2012年2月24日

日米欧の同時金融緩和を背景にバブル相場が到来している。中央銀行の資産膨張によるバブル相場の解説は、「2月22日のセミナー動画」を参照されたい。

このバブル環境で「余剰マネーがどこに向うか?」が投資家にとって問題となるが、その行き先は「株式」・「コモディティ」・「高金利通貨」の3つであろう。これはバブル相場のいつものパターンである。

昨年後半はあれだけ低迷を続けていた日経平均(日本株)にも、バブル相場が到来している。「上がりすぎて買うのが怖い」との過熱を心配する声も多くなっているが、今のところ日経平均はトレンド相場を継続している。これは下のチャートの26日ADXと・26日標準偏差ボラティリティの推移を見れば明確である。

今回は筆者の独断と偏見による日経平均の相場認識方法を書いておこう。筆者が日経平均の強気相場・弱気相場を判定するテクニカルの1つに、18日移動平均線3%乖離(18日エンベロープ3%)がある。

「日経平均の強力な買い相場は18日移動平均線の+3%乖離の外で発生し、強力な売り相場は18日移動平均線の-3%乖離の外で発生する」というのが、筆者の日経平均を見る認識となっている。

したがって、現在の買いトレンド相場の中で、筆者が日経平均の押目買いを狙うポイントは18日移動平均+3%乖離の水準である(同時に26日ADX(赤)や26日標準偏差ボラティリティ(青)の動きを注視する必要がある)。

この先、日経平均が18日移動平均+3%乖離の水準まで下がってきて、そこで再度上げ相場に転じない場合、日経平均の買いトレンドは弱まったと判断することになる。逆に18日移動平均+3%乖離の水準で切り返して上げ相場となれば、強いトレンド相場が継続しているという認識だ。押目買いを入れる場合は、ストップ・ロス注文を置いて損失を限定しなければならない。これは必須である。

(上記の手法を使えば儲かるとか儲からないという話をしているわけではない。あくまでも日経平均の相場を認識する参考手法に過ぎないことを断っておく。)

日経平均先物(大証日足) トレンド相場(緑の枠)

上段:26日ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:13日移動平均線(赤)・21日移動平均線(青)・18日移動平均±3%乖離(茶)
9日RSI(鈍感バージョン)40-60 桃色=買い相場・水色=売り相場

日経平均株価(日足) 2011年9月~2012年2月

強力な買い相場(緑のゾーン)・強力な売り相場(黄色のゾーン)
上段:26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:18日移動平均線(赤)・18日移動平均±3%乖離(青)


(出所:石原順)

日経平均株価(日足) 2010年12月~2011年8月

強力な買い相場(緑のゾーン)・強力な売り相場(黄色のゾーン)
上段:26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:18日移動平均線(赤)・18日移動平均±3%乖離(青)


(出所:石原順)

日経平均株価(日足) 2009年12月~2010年6月

強力な買い相場(緑のゾーン)・強力な売り相場(黄色のゾーン)
上段:26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:18日移動平均線(赤)・18日移動平均±3%乖離(青)


(出所:石原順)

楽天証券のマーケットスピードには「移動平均乖離線」というテクニカル指標があり、18日の乖離線が強い相場だと103を越え、弱い相場だと97を割り込む動きとなる。

日経平均先物(大証日足)

下段:18日移動平均乖離線(赤)


(出所:楽天証券マーケットスピード)

株式市場と同様にコモディティ市場にも余剰マネーが流入しているが、イラン情勢を受けた原油相場を除くと、まだレンジ相場の域は脱していない。これは世界的に不景気だからだ。「不景気の株高」はよく見られる現象であるが、「不景気の商品高」は起こりにくい。当局が「株高賛成・商品高(インフレ)反対」であるという側面も無視できないだろう(ファンド勢は昨年の証拠金規制による損失を出した経験から、買いの腰が引けている)。

ただし、メタルと油を中心にバブル相場の萌芽は見えており、今後コモディティ全般で循環物色が起こる可能性は高い。

原油は久々のトレンド相場となっている。原油は上がりすぎると国際エネルギー機関(IEA)による備蓄放出があるだろうが、その影響は10ドル安程度だと言われている。

いずれにせよ、急落相場(下げ不安)にはストップ・ロス注文やトレール注文で対処するしかない。

今、一番面白いのがゴールド相場のチャートである。調整相場が終了し、トレンド発生前夜という状況になっている。買い方向でトレンドが発生しそうだが、ここから数日間の動きには注目したい。

原油先物(日足) トレンド相場(緑の枠)久々のトレンド相場

上段:26日ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:13日移動平均線(赤)・21日移動平均線(青)・21日ボリンジャーバンド0.6σ(茶)
9日RSI(鈍感バージョン)40-60 桃色=買い相場・水色=売り相場


(出所:石原順)

ゴールド先物(日足) トレンド相場(緑の枠) トレンド発生前夜か?

上段:14日ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:13日移動平均線(赤)・21日移動平均線(青)・21日ボリンジャーバンド0.6σ(茶)
9日RSI(鈍感バージョン)40-60 桃色=買い相場・水色=売り相場


(出所:石原順)

コーン先物(日足) トレンド相場(緑の枠) トレンドは出ていないが、いいところまで調整が進んでいる

上段:26日ADX(赤)・26日標準偏差ボラティリティ(青)
下段:13日移動平均線(赤)・21日移動平均線(青)・21日ボリンジャーバンド0.6σ(茶)
9日RSI(鈍感バージョン)40-60 桃色=買い相場・水色=売り相場


(出所:石原順)

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