マンガでわかる相場格言

投資の世界には、古くから伝わる「相場格言」なるものがある。
人はいかにして投資で失敗し、成功するか、という本質を表した言葉たちだ。

カガワ先生が格言をひもとき、現代の相場での立ち回り方、“お作法”を伝授!

カガワ 師匠:カガワ先生

日本と世界の巨大金融機関に席を置き、投資の真髄を探求すること四半世紀。幾多の相場の荒波をくぐりぬけてきた。それでも、相場の見通しは強気派。趣味は、結婚して四半世紀の奥方とのジョギング。楽天証券経済研究所のグローバルストラテジストである。

本日の格言
人の行く裏に道あり花の山
どんな格言?
人と同じことをしてもダメ

数ある相場格言のなかでも代表的な言葉のひとつ。
「人の行く 裏に道あり 花の山」のあとには、「いずれを行くも 散らぬ間に行け」という言葉がつく。「茶聖」と呼ばれた千利休が詠んだ句という説も…。

【現代訳すると】
「きれいな花を求めて山に行くのなら、誰も行かない裏道を行ったほうがよい。
しかも、きれいな花が散らない間に行くのがよい」

【投資に世界では】
「他人と同じ売買を行っている限り、利益は得にくい。
むしろ、他人と逆の行動を素早くとることが大事」という教訓に。逆張り(トレンドに逆らって利益を狙う戦略)的な発想を象徴する格言の一つ。

【似ている相場格言】
「麦わら帽は冬に買え」(季節外れには安く買える)、
「幽霊と相場は寂しいほうに出る」(人気がない銘柄や市場にチャンスがある)。

どう投資に生かす?
下落+弱気の次にくるのは?

市場で人気が先行して株価が上昇中の銘柄には勢いがあり、“儲かりそうな気”がしやすいもの。ただ、人気銘柄に飛びついたときには、すでに株価は天井(一番高いところ)に近く、投資したとたんに人気がなくなっていく(株価が弱気に転じる)ことがある。

逆に、株価が下落してみんなが弱気になっている銘柄は、悪い材料を折り込んで株価が底値圏で低迷していることも多い。

逆張り的な発想に従うなら、底値圏にある銘柄の買い時を探るほうが利益を得やすいという考え方ができる。また、市場全体が弱気となっているときにこそ、強気で攻めるべきという発想も。

こんなときに使え!
世界的なピンチ相場はチャンス

今年6月24日に英国が国民投票でEU離脱を決めた際、「残留」という市場の予想に反した結果で、日経平均を含めて世界の株価が急落した。

ただその後、株価は回復。
振り返ると、株価が急落した場面にこそ好機(チャンス)があったのだ。
「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」との言葉もある。覚えておこう。

本日の格言
みんなが行かないところに、儲けのタネがある!