第2章 投資信託の仕組み

  • 投資信託

投資信託は、投資信託委託会社(運用会社)で設定され、証券会社や銀行などの販売会社を通じて募集・販売されます。投資信託は、募集・販売業務、運用業務、保管・管理業務を、それぞれ専門の機関が役割を分担することによって、厳正で効率的な運営が行われています。

販売会社(証券会社、銀行など)

募集・販売業務を行います。
投資信託の購入や換金および分配金・償還金の支払いなどは、証券会社や銀行などの販売会社を通じて行われます。また、投資信託に関する様々なアドバイスも行っており、投資家と投資信託をつなぐ窓口となっています。

運用会社(投資信託委託会社、委託者)

運用業務を行います。
投資信託を設定し、投資家から集めた資金(信託財産)を運用します。なお、運用に際しては、常にグローバルな観点から、経済・金融情勢などに関するさまざまなデータを収集・分析し、専門家がノウハウを駆使しながら、信託銀行に対して信託財産の実質的な運用の指図を行います。

信託銀行(受託者)

保管・管理業務を行います。
信託銀行は運用会社からの運用の指図にしたがって、株式や債券などの売買や管理を行います。また、投資家から集められた資金は、運用会社と信託契約を締結した信託銀行が、信託財産として自社の財産とは区別して安全に保管・管理することによって、安全が図られるようになっています(分別管理)。

投資信託は、株式や債券など有価証券への投資によって得られた収益は、費用を差し引いたあと、原則として投資家に全て還元されます。したがって、運用成果によっては大きな利益を得ることも期待できますが、運用成果が悪ければ損失を被ることもあります。

基準価額

運用会社は、投資信託の財産的価値である基準価額を原則として毎日算出します。そのため、投資家は、日々自らが投資した投資信託の現在の価値を把握することができます。

収益分配金

投資信託の中には、定期的に運用成果の一部を投資家(受益者)に収益分配として還元するファンドもあります。収益分配金は、ファンドの決算日ごとに運用会社が決定し、原則として決算日から起算して5営業日目に販売会社を通じて支払われます。なお、収益分配金は、現金で受け取ることもできますし、販売会社と累積投資契約を結ぶことによって分配金を自動的に再投資することもできます。

償還金

ファンドの運営期間(信託期間)が定められている場合、満期(償還日)を迎えるとファンドは償還され、投資家(受益者)に償還金が支払われます。償還金は、原則として償還日から起算して5営業日目に販売会社を通じて支払われます。

追加型と単位型

投資信託は、購入時期が限定されている単位型(ユニット型)と、いつでも購入できる追加型(オープン型)の大きく2つに分けられます。
単位型投資信託は、当初の募集期間しか購入できず(運用期間中には追加設定ができず)、募集された資金が一個の独立した単位として信託・運用される投資信託です。大半の単位型投資信託は、あらかじめ信託期間が定められています。
追加型投資信託は、当初募集された信託財産の上に、資金を追加設定することで、一個の大きなファンドとして運用するものです。原則として、いつでも時価で自由に設定・解約ができることから、投資家は自らそのタイミングをみて取引することができます。当初設定後の追加設定・解約が自由、つまりファンドへの入口と出口が常に開いていることから、オープン型とも呼ばれています。追加型投資信託の場合、あらかじめ信託期間が定められているファンドもありますが、多くのファンドは無期限とされています。

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