はわやかり投資物語その5 投資信託はどう選んだらいいの?

商品選びの基礎知識

ある日、キリギリスがコガネムシの新居を訪れました。

いい家だね、ボクもマイホームを買いたいな。

キリギリス君はいつごろ買うつもり?

頭金もないからまだまだ先だね。5年後か、10年後か…まずは頭金を貯めなきゃ。

だったら投資信託でじっくり増やしてみたら?

投資信託に向く資金

  • 数年~数十年先に使う資金(もしくは使う目的が決っていない資金)
  • ある程度の幅ならば、増えても減っても毎日の生活にさしつかえない資金

例えばこんな目的に

●結婚資金の準備をしたい ●住宅購入の頭金を貯めたい ●子どもの教育資金を蓄えたい
●ひとり暮らしを始めたい ●独立・起業を考えている ●思ったように給料が上がらない
●老後はある程度ゆとりのある暮らしをしたい ●資産を分散しておきたい ●運用デビューしたい

なるほどね。でも…正直言うと、この前「投資信託で運用デビューしよう!」と思って調べたんだけど、商品が多すぎてさ。どれがいいのかわからなくて…。

なんだよ、水くさいなぁ。相談してくれればいいのに。
確かに投信選びって、いろんな要素や聞き慣れない用語が多くて難しい印象だよね。じゃあ、ポイントを絞って解説しよう。

投信選びの際のチェックポイント

「分配型」or「再投資型」

投資信託で資産を増やすスタイルには2つあってね…

2つのスタイル

分配型 運用で得られた利益を分配金として受け取る。運用成績がよければ定期的(毎月・隔月・四半期など)に利益を得られる。
再投資型 運用で得られた利益を分配せず、再投資に回す。運用成績がよかった場合、複利効果(※)が働いて、分配型よりも効率よく資産を増やせる。
  • 複利効果…利益分も再び投資に回すと運用できる総額が増え、さらに利益を生んでいく、という効果。例えば、年利5%で20年間運用したとして、複利計算すると10万円は約26万5000円になる。

目的が「住宅ローンの頭金を貯める」なら、できるだけ効率よく資産を大きくしたほうがいいから、再投資型がおすすめだね。

「インデックス型」or「アクティブ型」

値動きのタイプも大きく分けて2つあるよ。

2つのタイプ

インデックス型 「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などの指数と連動した値動きをするのが目標
アクティブ型 「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などの指数を上回るのが目標

うーん、よくわかんないな…。

「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」って聞いたことあるだろう?

ニュースや新聞で見るよね。「日本の景気がわかる数字」っていうイメージかな。

そうだね。それらの指数と同じような値動きをすることを目標として運用するのが「インデックス型投信」と呼ばれるんだ。日本の景気がよくなれば上がり、悪くなれば下がる、と考えていいよ。もう1つは「アクティブ型投信」と言って、その指数よりも常にいい結果を目指すものなんだ。初めの1本はインデックス型の商品を選ぶ人が多いね。

アクティブ型の方がもうかりそうなのに、なんでインデックス型なの?

それはね、インデックス型の商品はたくさん販売されているけど、みんな同じ目標で運用しているから運用結果に大きな差がでないんだ。つまりハズレを引きにくいってことだね。それに、世の中の景気と同じように動くから、経済に詳しくない人でも、値動きの理由がわかりやすいんだ。手数料が低いというのもメリットだね。

投資信託の手数料

手数料ってどんなものがあるの?

手数料

購入するとき「申込手数料」 販売会社が宣伝や販売の費用として徴収する。申込手数料がかからない商品はノーロードと呼ばれる。
株式投信の場合、購入価格の0~3%程度が多い。
  • 申込手数料は販売手数料と記載する場合もあります。
保有している期間「信託報酬」 基準価額から自動的に引かれている。
株式投信の場合、純資産残高の0.7~2%(年率)程度が多い。
解約するとき「信託財産留保額」 解約時のペナルティのようなもの。かからないものもある。
基準価額の0~0.5%程度が多い。

同じ商品なら「信託報酬」と「信託財産留保額」はどこで買っても一緒だけど、販売手数料は、販売会社によって違うんだ。ネット証券は安い傾向があるよ。

手数料が高いのはイヤだもんね。

うん。ただ、信託報酬については「高い=悪い」ということではないんだ。
例えばアフリカや中東のようなデータが少ない国に投資する商品は、情報収集にも経費がかかる。つまり、運用に手間や経費が多くかかる商品は信託報酬も高くなる傾向があるんだよ。

そうか! 信託報酬が1%で値上がり率が5%の商品は利回り4%だけど、信託報酬が3%でも値上がりが10%の商品なら利回り7%だもんね。

  • 上記利回りは税抜となります。収益に対しては別途税金がかかります。

リスクとリターン

商品を決めるときは、「自分がどのくらいのリターン(利益)を狙うか」も考えよう。ただし、投資の「リターン」と「リスク」は表裏一体の関係だから、「どのくらいのリスクを許せるか」というのも同時に考えなきゃいけないんだ。キリギリス君は、年利何%くらいの運用を期待したい?

そりゃ、できるだけ多くって思うから…10%くらい?

とすると、10%減るリスクも許せる?

うーん、それはイヤかな…。じゃあ5%くらいを目標にするよ(笑)。 5%でも、運用がうまくいけば預貯金よりもいい利率だもんね。

投信は、その商品が何に投資するのかによっても大まかに分類できるよ。

国内株式、国内債券、海外株式、海外債券、国内不動産、海外不動産、ミックスアセット

例えば、ローリスクローリターンに分類される投信は、国内債券を中心に組んだものが多いかな。
ハイリスクハイリターンだと国内外の株式に投資するものも多いね。

投信の買い方の工夫1「数本にわけて買う」

ハイリスクハイリターンっていうのにも興味があるんだけど、こわいかな。

それだったら、3本買ってみたら?

えっ、いきなり?

実はボクはそうしたんだ。10万円をA投信に4万、B投信に3万、C投信に3万と分けて。1本に全額投資するより、3本に分けて投資した方が分散効果も期待できるっていう仕組みさ。それに、値動きが違うから投資の醍醐味を感じられると思うよ!

へえ、おもしろそうだね。

ちなみに、5年後にはこうなったよ。

そうか、Bは伸び悩んだけど、AとCの2本がカバーしたんだね。

そう。分散の効果だよ。
ただし、数本選ぶと言ってもインデックス型ばかり何本も買っても値動きは同じ。分散の意味がなくなってしまうから気をつけようね。

投信の買い方の工夫2「数回にわけて買う」

1本から始めるなら、1回で全額分を買い付けるよりも、時間をおいて何度かに分けて買うのがいいよ。

どうして?

投資信託は値動きがあるよね。安いときに買えればいいんだけど、そのタイミングを計るのは難しいじゃない?
実は、一定金額で数回に分けて買うと、買い付けの平均価額を下げる効果があるんだよ。

なるほど。そうか、下がったときは多めに買うんだね。

そう、基準価額が下がるとドキドキしちゃうけど、実は「買い増しのチャンス」とも言えるんだよ。

そうか、下がったからって慌てて解約する必要はないんだ。

投資信託は、短期で売買を繰り返して利益を出すのには向いていないんだ。

長期でじっくり増やすのに向いているんだね。

と、まあ、基本的なことはこんな感じかな。
じゃあ次は、実際に投資信託を選んでみよう。
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投資信託のリスクと費用について

投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、買付手数料等の費用が異なりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。

投資信託の取引にかかるリスク

主な投資対象が国内株式
組み入れた株式の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
主な投資対象が円建て公社債
金利の変動等による組み入れ債券の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
主な投資対象が株式・一般債にわたっており、かつ、円建て・外貨建ての両方にわたっているもの
組み入れた株式や債券の値動き、為替相場の変動等の影響により基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

投資信託の取引にかかる費用

各商品は、銘柄ごとに設定された買付又は換金手数料(最大税込4.40%)およびファンドの管理費用(含む信託報酬)等の諸経費をご負担いただく場合があります。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。

お買付時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「買付手数料」:ファンドによって異なります。
保有期間中に間接的にご負担いただく主な費用
「ファンドの管理費用(含む信託報酬)」:ファンドによって異なります。
ご換金時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「信託財産留保額」「換金手数料」:ファンドによって異なります。

買付・換金手数料、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。

毎月分配型・通貨選択型ファンドに関するご注意について

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